ゴルフはアドレスが命です。間違ったアドレスからはナイスショットは生まれません。
だから正しいアドレスを身に着け、何度も何度もアドレスを確認する必要があります。
今回は「完璧なアドレス」をとるための9つのポイントをお教えします!
パッと読むための目次
間違ったアドレスからナイスショットは生まれない理由
ミスショットが出ると、多くのゴルファーは、素振りをしながらこう振り返ります。
「フェースが開いたな」、「肩の回転が浅く、手打ちになった」、「インパクトで左脇があいてしまった」・・・
ゴルフにおいて、正しいスイングを覚えることこそが、ゴルフ上達への近道となると考えている証拠です。
意識的にコントロールできるアドレスには見向きもせずに、意識的にコントロール不可能なスイング部分に、全神経を注いでいるのがアマチュアゴルファーなのです。
また、帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはこう言っています。
「ナイスショットの要因の5割はイメージ、4割はセットアップであり、1割はスイングである」
~ジャック・ニクラウス~
あなたが気にしているスイングは、ナイスショットを打つための1割にすぎないということです。
ゴルフは、スイングよりセットアップ、つまり、グリップとアドレスで8割がたナイスショットになるかどうかが決まるということ!
アドレスは、「スイングのスタート地点」とも言われており、このスタート地点が間違っていると、とんでもないゴールに向かうことになります。
再現性の高いスイングをするためには、毎回同じアドレスからスイングを始動させることが重要です。
アドレスが正しければ、自然と理想的なスイングをすることができるようになり、その結果、ナイスショットが打てるようになります。
間違ったグリップ、間違ったアドレスを取ってるうちは、いつまでたっても100切りできません。
ゴルフが上手いか下手かは、グリップの握り方とアドレスを見ればわかってしまうほど、ゴルフにおいて最も重要なのは、このアドレスです。
あなたが上手いといわれるゴルファーになるために、「正しいアドレスを取るための注意すべき上半身の8つのポイント」をご紹介します。
Point1:アドレスの前傾のポイント
Point2:ゴルフのアドレスの目線のポイント
Point3:ゴルフ アドレス 手の位置のポイント
Point4:ゴルフのアドレスの肘のポイント
Point5:ゴルフのアドレス 脇のポイント
アドレスの時の脇の締め方
多くの100切りできないゴルファーは、アドレスでの脇があまくなっています。つまり、脇が締まっていないということ。
ボールから離れて立つ傾向の人は、なおさら、脇が開いてしまっています。
確かに、アドレスで両脇がまったく締まらない状態では、手打ちになりやすく、スイング軌道もバラバラになりやすいので、安定したスイングができなくなります。
なので、アドレスの時は、力を入れ過ぎない程度に、軽く脇を締めるのが基本となります。
ただ、脇を締めるといっても、そんなに難しく考えることはありません。
アドレスの時に適度に脇を締める方法は、簡単です。
グリップを握った後に、一度クラブを体の正面まで持ちあげます。
ちょうど、剣道のメンを打つイメージですね。その正面でグリップした手を、ただ下ろすだけです。
クラブが上から下りてくると同時に両腕も上から下りてきますので、胸が押される感じになります。
両脇で胸を挟みこむのではなく、両腕が上から下りてくることで自然に脇が締まる状態になるので、それだけで、脇の締りを体感できます。
※この方法は、藤田寛之プロが「曲げないティショットの打ち方」の中でも教える「スクウェアなアドレスの作り方」でも教えている方法です。
出典:Yamaha Golf
また、アドレスで猫背の人は、脇を締めるという意識よりも、胸を張るイメージを持つだけで、自然と脇が締まることもあります。
アドレスでの脇の締め方で注意することは、これくらいです。
それでは、「スイング中もずっと脇を締めるべき?」なのでしょうか?
バックスイングの脇の締め方
よく「脇を締めて!」なんてレッスンを聞きます。
タオルなどを脇に挟んで、スイングしている人も良く見かけます。
確かに、脇を開けてスイングしてしまっては、クラブが正しい軌道を通ってくれません。
でも、ただ、単純に脇を締めればいいかというと、今度はヘッドが走らないのでボールが飛ばなくなってしまいます。
では、スイング中、脇はどうすればいいのでしょうか?
左右の脇をスイング中に開けたり、締めたりするのが正しい動きです
~ティーチングプロ 井上 透~
井上プロは、テークバックからトップにかけては、左脇を開け、右わきを締めると。
逆に、インパクトからフォローにかけては、逆に左脇を締めて右わきは開けると。
さらには、トップで開けた左脇を、インパクトで締めることで、クラブヘッドを加速させ、ヘッド速度を生み出すと言っています。
Point6:ゴルフのアドレスの肩のポイント
Point7:ゴルフのアドレスのボールとの距離について
ゴルフのアドレスのときに、身体とボールの距離をどのくらいにするかは、ショットの成否に深くかかわっていますので、とても大切なことです。
身体とボールの距離が近い場合や遠い場合は、色々なミスショットにつながります。
アドレスでボールと身体が近い場合、遠い場合のミス
身体の近くでクラブを振ることができれば、ヘッドスピードは上げやすくなります。
フィギュアスケートの選手が回転速度を速めるために、身体に腕を近づけるののと同じです。
でも、ボールと身体の距離が近ければいいというものでもなく、極端に近すぎる場合は、トップやシャンクなどのミスが出やすくなります。
そして、そのミスを避けるため、本能的に、インパクトで、上体を起こしたり、左サイドを引いたりして、インパクトスペースを無意識に作ろうとします。
その結果、打点が安定せずに、クラブのトゥー(先端)寄りに当たることもあります。
その逆に、ボールと身体が遠い場合は、離れたボールにヒットしようとして、上体が突っ込むようなスイングになりがちです。
そのため、スイング軌道がズレ、近い場合と同じように、シャンクが出たりします。
どちらの場合も、インパクトでの調整が必要になり、打点は安定せず、同じようなミスを繰り返すのです。
ゴルフのアドレスのボールとの距離は?
では、アドレスにおけるボールと距離はどれくらいが正しいのでしょうか?
正しいボールとの距離は、あなたを基準に構えるのではなく、クラブを基準に構えるのが正解です。
「・・・?」って感じのあなたは、次の画像をご覧ください。
もし、あなたのアドレスが、ボールに対してクラブをこのように構えている(フラットに構えている状態)ならば、
- ボールとの距離が離れている
- クラブに対して身長が低い(ライ角が合っていない)
- ハンドダウンに構えすぎている
というような原因が考えられます。
次に、下の画像をご覧ください
もし、あなたのアドレスで、ボールに対してクラブを上の画像のように構えている(アップライトに構えている状態)ならば、
- ボールとの距離が近すぎる
- クラブに対して身長が高い(ライ角が合っていない)
- ハンドアップに構えすぎている
というような原因が考えられます。
つまり、「アドレスにおける体とボールとの正しい距離の取り方」というのは、
- ボールに対してクラブフェースを正しくセットする
- その正しくセットされたグリップ位置でグリップを握る
- そのグリップ位置に体を合わせる
ということです。
では、「ボールを正しくクラブフェースに正しくセットする」とはどういうことでしょうか?
下の画像は、「正しいセット」でしょうか?
いいえ、上記のフェースのセットは、「正しいセット」とはいえません。
多くの人は勘違いしていますが、この状態では、インパクトでの「トゥダウン現象」により、ボールは右方向に飛びやすく、スライスが出やすくなります。
「トゥダウン現象」とは、スイングの遠心力によって、クラブヘッドの先端(トゥ側)が下がる現象のことです。
シャフトが長いほど、遠心力がかかるため、トゥダウンが最も起こるのはドライバーですが、アイアンでも、トゥダウンは起こります。
インパクトにおいて、トゥが下がるということは、「アップライトな状態」になっているということ。
つまり、右方向に飛びやすく、スライスになりやすいということです。
もちろん、インパクトで、トゥーが下がれば、トゥ側だけダフることになります。トゥ側がひっかかれば、フェースが開き、ますますスライスしやすくなってしまいます。
このように、アドレスでソール側の全部をピタリとつけ、平らにセットしてしまうと、トゥダウンによるミスが起きやすくなるのです。
インパクトでのトゥダウン現象を見越して、あらかじめ、トゥ側を浮かせるようにクラブをセットするのが正しいアドレスになります。次の画像のような感じです。
トゥをどれくらい浮かせれば良いのかについては、一般的には、硬化2枚分などとも言われますが、あなたの持ち球によっても変わってきます。
あなたのミスが左へのひっかけが多いならば、トゥを浮かせすぎると、ますますひっかけやすくなります。あなたなりの調整が必要となります。
Point8:ゴルフのアドレスの腕(手首)とクラブの角度は?
「手首の角度」とは、腕とクラブのシャフトが作る角度のことです。
この「手首の角度」がアドレスをとるたびに違っていたのでは、いいショットは望めません。
スタート地点が間違っているのですから、そこから始まるスイング軌道がバラバラになるのは当然の話です。
100切りできない人や非力な女性に多いのが、この手首の角度が全くないアドレス。
つまり、腕とシャフトが一直線になって、手首の角度がなく(180度)、伸びている状態です。
その手首が伸びた状態のグリップでは、自然にコックをすることはできません。
なので、テークバックがとても不自然になります。
アドレス時に、手首の角度があると、自然な形でコックができ、スムーズなバックスイングができるのです。
この手首の角度は、どれくらいが理想なのでしょうか?
この手首の角度は、ボールに近づきハンドアップ気味に構える人とボールから離れハンドダウン気味に構える人では、変わってきます。
また、ドライバーやアイアンでもわずかに違いますので、一概に言えませんが、
腕(手首)とクラブのシャフトが作る角度は、「120度~140度くらい」が理想的と言われています。
出典:ALBA
この角度がもっとも、力が入り、スムーズなスイングができる角度となります。
ただ、「120~140度言われても、イメージがわかない」というあなたは、あなたにとって理想的な手首の角度を体感できる方法があります。
クラブの先に少し重たい袋をひっかけて、ぶら下げてみるのです。
買い物袋でも、通勤用のバックでもなんでもかまいません。
アイアンのクラブの先端にひっかけて、持ち上げてみるのです。
その時に、腕と手首の角度がついてない(180度)と手首が痛くなります。
その重さに耐えるように、腕と手首の角度をつけるはずです。
その手首の角度があなたにとって一番力が入る角度となります。
その手首の角度を保ったまま、前傾をとれば、あなたにとって完璧な手首の角度になります
簡単にチェックできる方法ですので、ぜひお試しください。
Point9:ゴルフのアドレスの下半身
ゴルフのアドレスにおいて、特に下半身については、いろいろな悩みが聞かれます。
スタンス幅はどれくらいがいいのか?
ひざってどれくらい曲げればいいの?
重心の位置ってつま先?それともかかと?
プロゴルファーやシングルゴルファーのアドレスは、下半身をどっしりさせて、上体の力が抜け、リラックスした構えをしています。
一方、ビギナーやアベレージクラスのゴルファーのアドレスを見ると、ボールを遠くに飛ばしたいという本能から肩や腕には力が入り、その逆に下半身は不安定になっている人が圧倒的に多いのです。
ゴルフのアドレスは、「自然体がベスト」と言われていますが、この「自然体」というのが、なかなかイメージできないのです。
実は、この「自然体」を簡単に作り上げる方法があります。
ズバリ「バランスのとれた綺麗なアドレスを作る方法!」をお教えしましょう。
疑問解決!アイアンショットのアドレス
知って得するお得な情報をメルマガにて無料配信中
以上「アドレス9つのポイント」についてご紹介しました。
このほかにも、「知って得する」ゴルフ情報やゴルフ上達法をメルマガにて無料配信中です。
【無料プレゼント実施中】
メルマガ登録してくれたあなたには、期間限定で次の無料プレゼントを差し上げています。
- ゴルファー専用筋トレ完全マニュアル「飛距離革命 GOLFER’S BODY METHOD」
- あなたのゴルフが生まれ変わる30の質問
登録後もお金は一切かかりません。3分程度で読める「無料メルマガ」の詳細はこちら↓↓↓から!
テイクバックの初動時は意識下のコントロール可能な動きですが、トップから切り返したあたりから意識下の動きでなくなります。無意識の反射神経で動く動作です。