ゴルフ4スタンス理論で、あなたのタイプはどのタイプ?
この判別が間違っていると、正しいゴール(上達)に向かいません。
ゴルフ4スタンス理論のタイプ別の特徴に入る前に、もう一度チェックしてみましょう。
パッと読むための目次
ゴルフ4スタンス理論 Aタイプの特徴
A1タイプってどんなタイプ?
A1タイプは、足裏のつま先・両手足内側に体重がかかるタイプです。
さらには、手のひらよりも指先でバランスを取ります。
また、A1タイプは「クロスタイプ」です。
クロスタイプとは、身幅の中で、大きく体重移動しながら、身体を斜めに使い、左から右、右から左へと身体の入れ替えを行うタイプです。
「クロスタイプ」が体を回転させるには、アルファベットの「X」のように、体幹をクロスさせながら、斜め方向に伸び縮みすることで、カラダを回転しやすくなります。
A1タイプとB2タイプがこのクロスタイプに当たります。
つま先重心のAタイプは、カラダの前面の「鳩尾(みぞおち)」と「両ひざ」を結ぶ三角形を意識することで、どっしりとした体軸と下半身の安定感を得ることができます。
さらに、内側重心の1タイプは、手足の内側でバランスをとります。
1タイプは、人差し指が「利き指」となることも特徴の1つです。
A1タイプのプロゴルファー
A1タイプの男子プロゴルファーには、松山英樹、片山晋呉、石川遼などなど、
女子プロゴルファーには、古閑美保、 上田桃子、 木戸愛などがいます。
かつて、片山晋呉や上田桃子、古閑美保のティーチングプロを務めた江連忠プロもA1タイプのゴルファーです。
教える人間と教わる人間が同じタイプでないと、上手くならないどころか、無理な身体の使い方によってケガの原因になることもあるようです。
アダム・スコットやカリー・ウェブなども、A1タイプに属すると言われています。
このA1タイプのスイングの特徴は、「伸びやか」かつ「しなやか」で、「シンプル」という点です。
一連のスイング動作の中で、身体を伸び上がらせるという特性があるので、「スゥー」とか「サァー」というように、上昇しながらその流れが続いてくというイメージといえば、Aタイプの人には、理解できると思います。
A1タイプの最大の特徴は、「テイクバックの時間=タメを作る時間」ということです。
面白いことに、多くのA1タイプのボールプレイヤーに「この共通の動き」が見られます。
- メジャーリーガーのイチロー選手の振り子打法
- テニスプレーヤーのジョコビッチ選手のフォアハンドストローク
- バレーボールの木村沙織選手のスパイク・・・などなど
この人たちの動きを見れば、「スゥー」と「しなやかに」ひく「テイクバックの時間」を確認できるでしょう。
そして、A1タイプは、テイクバックとフォロースルーの2回、身体が「伸びやかに上昇する時間」がありますが、クロスタイプでもあるA1タイプは、重心を左右に移動するため、体幹が「Uの字」に動いているように見えるのも、特徴です。
A1タイプのあなたは、同じA1タイプの選手のフォームを参考にすることで、アドレスやスイングのイメージがつかめるでしょう。
ただ、A1タイプの身体の特徴や使い方がわかっただけでは、どういった点に注意して、ゴルフの練習をすればいいのかわからないと思います。
A1タイプは、どのような練習方法が合っているのかを具体的に見ていきましょう。
A2タイプってどんなタイプ?
A2タイプの特徴は、足裏のつま先、両足の外側に体重がかかるタイプです。
また、A2タイプは「パラレルタイプ」でもあります。
パラレルタイプとは、体幹の連動が同じ側であるタイプですね。
どいうことかというと、「A1」「B2」のクロスタイプは、身体を斜めに使います。
つまり、クロスタイプは、体幹の対角線上の肩と腰が連動するため、身体を左右を動かすことを得意にしています。
一方、「A2」「B1」のパラレルタイプは、体幹の同じ側の肩と腰が連動するため、身体を前後に動かすことを得意にしています。
つまり、背骨を中心に、左右を入れ替えて、その場でクルンと回って打つのが、このパラレルタイプの特徴です。
「つま先重心のAタイプ」は、「A1」「A2」ともに、「みぞおち」「両ひざ」と「足底」で軸を作りますが、パラレルタイプ(A2)は、体幹の後ろ側(背中側)を意識するとバランスを保ちやすくなるという特徴も持っています。(クロスタイプのA1は身体の前側を意識します)
また、「外側重心の2タイプ」のゴルファーは、手足の外側でバランスをとるのが特徴です。手の指では、中指と薬指が中心となってバランスをとります。
A2タイプのプロゴルファー
A2タイプの男子プロゴルファーには、中嶋常幸、松村道央、宮里優作プロなどなど、
女子プロゴルファーには、宮里藍、申智愛、全美貞などがいます。
タイガー・ウッズ やアニカ・ソレンスタムなども、A2タイプと言われています。
A2タイプに共通するのは、体重移動はほとんどなく、その場でクルッと回るようなスイングです。
体重移動が少なく、クセのない、シンプルで、美しいスイングのゴルファーが多いのも、このA2タイプです。
ゴルファーならだれもが憧れるスイングなので、タイガー・ウッズのスイングが多くのお手本として、レッスン書で解説されているのも納得できますね。
ただ、お手本のようなスイングであっても、あなたがA2タイプでないならば、このスイングを真似ることによって、ゴルフの上達を遅らせることになるばかりか、カラダにあっていないスイングの影響で、ケガの原因にもなりますので注意が必要です。
前重心のAタイプの特徴である「しなやかさ」はもちろんのこと、瞬間的に「パッ」、「サッ」と、素早く切り替え動作が行えるのも、パラレルタイプであるA2タイプの大きな特徴です。
そして、Bタイプの人は、「いったん、ひざを曲げてからでないとジャンプできない」のに対し、Aタイプの人は、「その場で瞬間的に体を伸び上がらせることができる」特性を持っています。
A2タイプであるテニスプレーヤーの錦織圭選手の「エアK」は、カラダを沈み込ませないで、その場で「パッ」とジャンプし、進行方向の前重心に軸を作りながら、体幹を瞬間的に入れ替え、体をスピンさせていることが確認できるでしょう。
この「瞬間的な動作ができる」ということは、結果的に「タメがないように見える」のですが、その分、「フォローが大きくなる」という特性を持っているのが、A2タイプです。
ただ、A2タイプの身体の特徴や使い方がわかっただけでは、ゴルフに活かすのも難しいでしょう。
A2タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのか?
また、あなたには、どのような練習方法が合っているのか?
具体的に見ていきましょう。
ゴルフ4スタンス理論 Bタイプの特徴
B1タイプってどんなタイプ?
B1タイプは、「かかと側」、「両足の内側」に体重がかかるタイプです
また、「B1タイプ」は、パラレルタイプでもあります。
「A2」「B1」に共通するパラレルタイプとは、体幹の同じ側の肩と腰が連動するため、身体を前後に動かすことを得意としています。
つまり、背骨を軸として、左右を入れ替えるように、その場でクルンと回転して打つのが、このパラレルタイプの特徴です。
「かかと重心」の「Bタイプ」は、「B1」「B2」ともに、「首の付け根の裏」と「両股関節の裏」「足底(かかと)」で、軸を作りますが、パラレルタイプ(B1)は、体幹の後ろ側に「軸」を意識すると安定感を保ちやすくなるという特徴も持っています。
また、「内側重心の1型タイプ」のゴルファーは、手のひら部分や、さらに、両手足の内側でバランスをとるのが特徴です。
手の指では、差し指と中指が中心となってバランスをとります。
B1タイプのプロゴルファー
B1タイプの男子プロゴルファーは、青木功、藤田寛之、横田真一、深堀圭一郎などなど、
女子プロゴルファーは、岡本綾子、有村智恵、 不動裕理などが、B1タイプとなります。
ジム・フューリク や、セルヒオ・ガルシア 、ローリー・マキロイ、ジョン・デーリーなども「B1タイプ」と言われています。
個性的なスイングのプロゴルファーが多いような気がしますね。
Bタイプは、カラダの使い方に特徴がある分、個性的なスイングになります。
なので、いわゆる「レッスン書」どおりのレッスンを受けていたのでは、ゴルフの上達を遅らせることになるばかりか、あなたのカラダにあっていないスイングによって、ケガの原因にもなりますので注意が必要です。
Bタイプはカラダを「グッ」と、沈み込ませ(体幹を縮める)、カラダの中に貯めたパワーを瞬時に放出するという「力強さ」と「素早さ」を備えた特性を持っています。
ただ、瞬間的にパワーを放出するからと言って、インパクトの一瞬だけにパワーを出すわけではありません。
では、いったい、B1タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのでしょうか?
また、B1タイプのあなたには、どのような練習方法が合っているのでしょうか?
4スタンス理論では、「Bタイプは型にとらわれなくていい」と言われる「B1タイプ」を具体的に見ていきましょう。
B2タイプってどんなタイプ?
4スタンス理論の4つのタイプの中でも、B2タイプは、日本人に一番多いタイプであると言われています。
B2タイプは、「かかと・両足外側」に体重がかかるタイプです。
手の指では、「中指」と「薬指」で バランスをとるのが特徴です。
また、B2タイプは、クロスタイプでもあります。
クロスタイプは、身幅の中で、大きく体重移動しながら、体幹を対角線上に斜めに使い、左から右、右から左へと身体の入れ替えを行いながら、スイングするタイプです。
「クロスタイプ」が体を回転させるには、体幹(「左肩と右腰」・「右肩と左腰」)を斜め方向に伸び縮みするイメージを持つことで、カラダを回転しやすくなります。
B2タイプとA1タイプがこのクロスタイプに当たります。
かかと重心のBタイプは、「首の付け根」「カラダ前面の股関節」「足裏」に軸を作りますが、クロスタイプ(B2)は、両肩と両股関節を結んだ四角形、つまり「体幹そのもの」を意識すると、安定感を保ちやすくなるという特徴も持っています。
B2タイプのプロゴルファーは?
B2タイプの男子プロゴルファーは、池田勇太、尾崎将司、丸山茂樹、坂田信弘、などなど
女子プロゴルファーは、、横峯さくら、諸見里しのぶなどがB2タイプです。
ジャック・ニクラスやフィル・ミケルソン、フレッド・カプルスなどがB2タイプと言われています。
これらの人たちに共通するのは、一般的でオーソドックスなスイングというよりは、スイングが大きくダイナミックで、力強く、個性の強いスイングをするゴルファーが多いような気がします。
Bタイプは、常に後ろ足に重心を作り、体幹部の動作として運動域が大きいので、「ダイナミック」というイメージが強くなるのです。さらに、クロスタイプでもあるB2タイプは、A1タイプと同様、テイクバックとフォロースルーをしっかり取る動きが入ります。
「グーン」と身体を沈み込ませながら、しっかりと後ろ重心に乗り込む時間を作り、大きなテイクバックをとるのが、B2タイプの特徴です。
プロ野球界では、松井秀樹選手や大谷翔平選手など、大きくダイナミックなテイクバックをとり、後ろに重心を残しながら打つバッティングフォームは、B2タイプの特徴です。
横峯さくら選手のスイングなどは、まさに「B2タイプ」と言えるでしょう。
そんなB2タイプのあなたのスイングの特徴とはどういったものなのでしょうか?
また、B2タイプのあなたには、どのような練習方法が合っているのでしょうか?
4スタンス理論では、「Bタイプは型にとらわれなくていい」と言われる「B2タイプ」を具体的に見ていきましょう。
ゴルフ4スタンス理論のタイプ診断におすすめの本
4スタンス理論を意識したゴルフの練習では、タイプ分けが原点になりますので、必ず正確に判定しましょう!
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ゴルフの一般的なセオリーが当てはまらないのがB1タイプ。
僕もB1ですが、ひじやひざは大きく動くし、フォローは小さくていい。
スウィングがきたないって言われても、気にしなくていいんです。
きれいに見えるのはほぼAタイプの選手。B1は今まで言われてきたセオリーの多くが当てはまらないんです。
だから、練習法も今までのものが合わないケースが多いんです。