「素振りだけやってても、実際にボール打たなきゃ、ゴルフはうまくならないでしょ!」って、あなたは思っていませんか?
いいえ、ゴルフは、素振りだけでも、十分、上手くなります。間違いなく、上達します。
1日5分、半年間の「素振り」で、あなたのゴルフのスコアは、10打縮まることでしょう。その「ゴルフの素振りのやり方」をご紹介しましょう。
パッと読むための目次
素振りの効果について
素振りは、理想的なスイングを身につける
ゴルフの上達には多くのボールを打てばいいという考えがあります。「トラック1杯分の球を打てばシングルになれる」・・・とか。
でも、ボールを多く打つことでボールに当たるようにはなりますが、スイングプレーンが美しい理にかなったフォームにはなりません。
ボールに当てることばかりに意識が向くと、手打ちのスイングが身についてしまい、矯正することが難しくなります。
一生懸命、時間とお金をかけて、変なスイングを身につけているなんて・・・。
その点、素振りは、お金をかけずに、理想的なスイングを身につけるのに効果的な練習方法です。
実際に、球を打つより、素振りをすることの方が練習方法として効果的な場合もありあます。
ある意味ゴルフは、機械的なスイングを身につけることが、他のスポーツよりも重要で、スコア上達のためには、できるだけ常に同じスイングの形で打つことが大事です。
自分のスイングの基礎も出来ていないのに、練習場に行って球を打っても、あまり効果的な練習とは言えません。
素振りは、球を打ちません。
ボールを打つ練習と違い、素振りの場合はボールに当てる意識がないので、しっかりしたスイングを作るには適しているのです。
そして、球を打たないからこそトップからフィニッシュまで一定のリズムで振ることができます。
アドレスから、始動し、トップからフィニッシュまでのリズムを一定にするために、常に同じリズムで素振りをするとより効果的な練習になります。
素振りだけを見ると、どんな下手なゴルファーでも上手に見える
~ アンドラ・カーカルディ ~
素振りはゴルファーに必要な筋肉を作る
素振りがゴルフの上達に効果的である理由の1つに素振りをすることによってゴルフのスイングに必要な筋肉を発達させることが出来る点があります。
スイングをする時、特に飛距離を出すためには、それなりのヘッドスピードが必要になってきますよね。
ヘッドスピードを上げるためには、シャフトのしなりを上手く使うための練習をしたり、スイングを改造したりと多くの方法がありますが、基本的には、腕や、腰、足の筋肉をつけることが重要です。
でも、ウエイトトレーニングなどで筋肉をたくさんつけても、ゴルフに関してはあまり意味のないことだと思います。
筋肉ムキムキのプロゴルファーってあまりいないですよね?
特に上半身の筋肉の中でゴルフのスイングに必要なのは、硬い筋肉ではなく、柔軟性のある筋肉です。
素振りは、柔軟性のある筋肉をつけるために効果的な練習方法です。
素振りでスウィング型が作れるのではなく、正しいスウィング型を筋肉に覚えさせるのが素振りの役目。
そして、繰り返す素振りで無駄の動きを排除して行けばシンプルなスウィングは生まれよう。
~ 坂田塾塾長・坂田 信弘 ~
素振りの注意点
素振りをするときは、ボールが目の前にないので、どうしても適当な気持ちになりがちです。
芝の上などで素振りをするときは、芝とクラブが接触する部分に意識を集中して素振りを行うなど、実際のスイングと同じように素振りをすることが大切です。
また、本番のように球筋をイメージして、素振りをします。何もイメージせずにただ単に素振りをしても、実践的な練習になりません。
そして、どの素振りでも、「軸」を意識することが最も大切です。
ゴルフにおける「軸」とは、「首の後ろ側付け根の部分」です。
この部分がスイング中に動かないようにしましょう。
スイング中頭は動かしてはいけないと思っている人がいますが、頭が動いてもOKです。いや、むしろ、実際にボールを打つときでも、頭は動くものです。
10打は縮まる!ゴルフ素振りのやり方について
素振りをすることは、ゴルフの上達に重要な練習方法ですが、ただやみくもに素振りをしてもあまり意味がありません。
効果的な素振りのやり方について何点か紹介します。
自分の素振りを動画で撮影してみよう
おススメは、最初に素振りをする際に好きな選手のゴルフのスイングを真似することです。
やはり、プロゴルファーのスイングは美しく、理にかなっています。
アドレスからどのように始動して、トップはどのような位置になるのか、その時足の形はどのようになっているのか、フィニッシュはどのような形になるのか・・等を観察し、真似をすることから始めてみましょう。
そして、その後、自分のスイングを動画で撮影してみましょう。
自分のスイングとプロゴルファーのスイングは、どのように違うのかを研究し、少しずつスイングを直していくという作業を素振りでやってみることです。
自分的には美しいスイングをしていると思っていても、実際に動画などで撮影してみると全く思っていた形と違っていたりします。
素振りの段階でもです。
これが、ゴルフの難しいところですよね。
とにかく、間違ったスイングでいくら素振りをしても上達しないので、客観的に観察することが大切なのではないかと思います。
素手での素振り
「素手で素振りなんて・・・、ムリムリ!だって、手のひらに汗かくし・・」と言うあなたにこそ試してほしい素振りです!
なぜなら、手のひらに汗をかく自覚がある人ほど、グリップを握る力加減を間違えている可能性があるからです。
グリップは、強く握れば握るほど、スムーズなスイングができなくなります。
かといって、今度は、ゆるゆるにグリップを握ってしまうと、インパクトで余計な力が入り、スイング中に握る力加減が変わってしまいます。
どちらも、正しいグリッププレッシャーではありません。
これを自動的に解消してしまうのが、グローブをはめずに行う素手での素振りなのです。
素手の素振りを50回から100回続けてみてください。
クラブを振っているうちに、両手をどう握り、どのくらいの力加減で握れば一定の動きで、かつスムーズに振れるかが、体で実感できます。
結果的に、効率のいいスイングの感覚が、体に馴染んでくるのです
~ティーチングプロ 中井学~
さらに、中井プロは、「握りの圧力をキープできる最大に強さでスイングする」と言っています。
つまり、強くもなく、ゆるゆるでもなくグリップを握ることで、スイング中に握りの強さを変えない、それを自然と体感することができるのも、素手での素振りが効果的なのです。
手のひらに汗をかくあなたは、軽く振ることから始めてみましょう。きっと、あなたに最適な握り方とグリッププレッシャーが身につき、スムーズに振れるようになるでしょう。
水平素振り
「水平素振り」とは、野球のバットを振るように、直立して、クラブを真横に振る素振りです。
この水平素振りで、腕を横に振れば、理想的なトップオブスイングやフィニッシュのフォームが勝手につくられるのです。
【水平素振りのやり方】
- 両足を肩幅くらいに開き、直立の姿勢で、クラブを胸の前に構える
- アドレスと同じように左腕は伸ばし、右ひじを軽く曲げ、クラブヘッドは顔の正面
- その状態から胸を右に90度回し、それにつられるように両腕を真横に振る
- 右ひじはたたみながら、左手甲が真上を向くように両腕を右側に旋回させる
- 今度は胸を左に180度回転しますが、クラブが正面に戻ってきた時には最初の構えと同じ位置にクラブヘッドが戻るようにする。このとき、左腕が伸びて右ひじが軽く曲がった状態を再現する
- インパクト通過後、今度は左ひじをたたみながら、右手の甲が真上を向くように両腕を左側に旋回させる
この水平素振りで、腕を真横に振る動きだけでなく、バックスイングとフォロースルーで両腕を入れ替える「正しいアームローテーション」が体感できるようになります。
この水平素振りを行いながら、前傾していけば、ゴルフのスイングになるのです。
ゴルフのスイングに両手を肩よりも高く上げる動きは存在しない
アドレスでの前傾姿勢をつくっているから縦に振っているように見えるが、腕は真横に振るのが正解
~中井学~
左手素振り
左手素振りは遠心力を最大限に引き出すため、ヘッドスピードを上げるために効果的な素振りです。
腕を速く振ろうとすればするほど、ヘッドスピードは上がらない
~中井 学~
今のドライバーは「シャフトが長い」、「ヘッドが大きい」、それでいて「重量が軽い」という特性を持つので、ヘッドスピードを上げるには、「いかにクラブの遠心力を引き出すか」にかかっています。
「作用点」となるクラブヘッドと「支点」の距離が長いほど、遠心力が引き出されます。
そのためには、スイングアークを大きくする必要があります。
多くのアマチュアゴルファーは、ヘッドスピードをアップしようとして、腕を早く振ることばかり意識してしまいますが、それでは、スイングの支点がグリップエンドとなり、スイングアークが小さくなり、最大の遠心力を得ることはできません。
このスイングアークの支点を作用点からなるべく遠くに意識するためには、左手素振りが効果的です。
この左手素振りは、左の二の腕を左胸に軽く乗せ、左脇の締まりを感じなが、バックスイングで、左ひじを曲げないように行います。
左腕が左肩甲骨から始まっているイメージを持つことで、さらに、「支点」を肩の付け根とすることができます。
アドレスからインパクト左脇の締まりを意識し、スイング中、左腕の長さを変えないようにして、フォローでは左胸を大きく張り、大きなアークで、フィニッシュへ振りぬきましょう。
左腕素振りは、体幹を使ってクラブヘッドの遠心力を有効活用する感覚をつかめる素振りです。
また、左わきにヘッドカバーなどを挟んで、この左手素振りを行えば、ゴルフ初心者に多いフォローで左ひじが引ける悪癖も矯正されます。
※フォロー以降、フィニッシュでヘッドカバーが落ちるのが正しい動きです。
野球素振り
「野球素振り」とは、テイクバックからトップにかけて右足に体重を乗せていくと同時に、左足を浮かせて、右足に全体重を乗せ、ダウンスイングの開始を左足の着地から始める素振りです。
メジャーリーガーのイチロー選手のようなスイングといえばイメージがわきやすいでしょうか。
左足の着地が「トン」、その後に1テンポ遅れて「ブン」と振る。
この時間差を作ることがこの素振りの目的です。
時間差ができるということは、しっかり、上半身と下半身の捻転差ができるということです。
この浮かせた左足が「トン」とついてから、腰、腕が順番に下りてくる「ブン」のイメージがつかめれば、左足に体重移動しながら、腰が先行するため、アウトサイドインの軌道は出なくなります。
この野球素振りは、頭が動きやすいデメリットがあります。
野球素振りをするときも、しっかり、トップの位置から頭を残す(ビハインドザボール)のイメージを持ちましょう。
竹ぼうきを使った素振り
昔からある効果的な練習方法です。
用意するものは、竹ぼうきのみです。
振ってみるとわかるのですが、竹ぼうきは重くて長いので風の抵抗をかなり受けます。
ですから、手だけで振っても振れないので、自然と体全体を使って振ることになります。
この竹ぼうき素振りをすることで、左から右への体重移動の仕方、体全体で振る動き、ゆったりとしたスイングを体感することができます。
特に体重移動などは、口頭で説明されてもわかりにくいですよね。
言葉で説明されたことを、実際に形にすることはとても難しい作業です。
竹ぼうき素振りの最大のメリットは体感できることです。
竹ぼうき素振りをすることで、ゴルフのスイングに必要な動きを体で感じることができるはずです。
よく手打ちだと指摘される人、体重移動が良く分らないという人に効果的な素振りです。
でも、竹ぼうきって・・・あまり見かけないですよね。
そんなあなたには、クラブを2~3本持って、素振りをするといいでしょう。
クラブが本数が増える分だけ重くなり、手だけでなく身体全体でスイングしないと、上手く振れません。
特に腹筋を意識して素振りを行うことで、筋力が鍛えられるとともにスイング軸もしっかりしてきます。
重いグラブで素振りをすると、グリップとリストの力を強めるばかりでなく、スインで最も大切な正い体重の移動、フットワーク、腰の回転、リズムなどを自然に会得するとともに、自分の悪いクセまで知らぬまに矯正または予防する効能がある
~ ジーン・サラゼン ~
マットのティーを使う素振り
練習場でもボールを打つ間に、「素振り」を入れる人の方が、ただボールを打ち続ける人よりもゴルフの上達は早くなります。
練習場での素振りは、マットのティーを使って行うこともできます。
クラブは、アイアンでもウッドでもどちらでも構いません。
クラブでティーを叩きながら、素振りを行います。
ティーを叩くことで、インパクトに集中でき、そして、飛んでくボールを見る必要がないので、ヘッドアップの矯正にもなります。
また、トップからフォロー、フィニッシュまで振り切った後に、フィニッシュからトップまで巻き戻すように振る”連続素振り”も、とても有効な素振りです。
ティーを往復ビンタのように、クラブで叩くことで、スイング軌道が一定になります。
女子プロゴルファーのイ・ボミ選手は、ジュニア時代から1日500回の素振りを日課にしてきたそうです。
賞金女王もゴルフを始めたころは、ボールを打たせてもらえなかったそうです。
韓国ゴルフ界でも、「素振り」はそれほど重要ということでしょう。
コーチがなかなかボールを打たせてくれなかったんです。
ゴルフを始めた最初の1ヶ月はひたすら素振りだけでしたし、ようやくボールを打てるようになっても、1球打つ前に必ず5回は素振りするように義務付けられました。
ただ、今となってはそれが良かったと思います。
正しいフォームを身に付ける礎となったし、何よりもボールを打てることの大切さを身に染みて学びましたから・・。
~ イ・ボミ ~
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以上「スコアアップにつながる素振りのやり方」でした。
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