パターはゴルフスコアを決める大事な要素です。
「パット イズ マネーと言われるプロゴルファーは、当然のことでしょう。
パターが上手くなるうえで、大事な3か条は・・・、
狙った方向に構えられているか?、まっすぐに打ち出せているか?という「方向性」、「距離感」と「ライン(傾斜・芝目)を読む力」になります。
今回紹介するプロゴルファーの練習方法は、主に「方向性」と「距離感を」鍛える練習になります。
プロゴルファーも実践するパター練習方法なので、あなたのスコアアップには間違いない練習となるでしょう。
パッと読むための目次
松山英樹流!パッティング練習法
2016年10月、日本オープンで優勝して以降、HSBCチャンピオンズでPGAツアー3勝目、三井住友VISA太平洋マスターズ優勝、ヒーローワールドチャレンジ優勝、そして2017年に入っても、2017年2月ウェイストマネージメントフェニックスオープンを連覇している松山英樹の好調のきっかけとなったのが「パッティング技術の向上」です。
その好調を支えているパッティングにおいて、練習で取り入れているのが、「デイブペルツ パッティングチューター」
【デイブ・ペルツ・パッティングチューターを使ってパッティングの練習をする松山英樹プロ(ヒーローワールドチャレンジ時)】
Last player on the practice green holds a 7-stroke lead at #HeroWorldChallenge . #pgatour #HidekiMatsuyama pic.twitter.com/x6kzR0kmpC
— PGA TOUR Media (@PGATOURmedia) 2016年12月3日
プロゴルファーの岩田寛に紹介されたという「デイブペルツ・パッティングチューター」とは、メタルのプレート上にボールをセットし、2つの小さい鉄球の間を通過させるようにパッティングすることで、「パターのフェイスをスクエアにし、ストロークを矯正する」というパター練習器具です。
左手と右手、それぞれ10回ショートパットをするという練習法、ぜひあなたも普段のパッティング練習に取り入れてみては?
田原紘流!パッティング練習法
レッスンの神様”田原紘プロ”がおススメするパター練習方法が「2コインパッティング」
このパター練習には、ボールは必要ありません。コイン(硬貨)を2枚用意します。
練習方法は、いつもボールを置く位置に、コインを2枚重ねておきます。
ボールを打たずにコインを打つパター練習です。
いつも通りにパッティングストロークを行い、「上の1枚だけ」を打ち抜きます。
ストローク中に、身体が上下動すると、上の1枚にも当たらないか、2枚とも打ち抜いてしまいます。
この練習を行うことで、自然と、「インパクトでの集中力」がつき、「体の上下動がなくなり、ストロークが安定する」ようになります。
岡本綾子流!パッティング練習法
「世界の綾子」こと岡本綾子プロが行っていたパター練習法が「一升瓶パッティング」
このパター練習は、一升瓶をカップに見立てて、その一升瓶に当てるだけです。
一升瓶の直径(10.4cm)とカップの幅(10.8cm)はほぼ同じです。
一升瓶に当てたボールがまっすぐはねかえってくるようなボールが打てれば、カップど真ん中に打てていることになります。
この練習の効果は、強めのパットが打てるようになることです。
立っている一升瓶を目標にすることで、地面にあるカップより、目線が高くなります。 目線が高くなるということは、目線が地面にあるカップより遠くに向くということ。
つまり、目標に対して、自然と強めのパットが打てるということです。
パットをいつもショートする人、特に、ショートパットを打ちきれないという人には、ぜひおススメしたいパター練習です。
江連忠流!パッティング練習法
片山晋呉や上田桃子など超一流ゴルファーのティーチングプロである江連忠プロがおススメする練習法が「バランスディスク・パッティング」
この練習法は、バランスディスクを2つ使用します。
やり方は、カンタンです。
それぞれの足をバランスディスクに乗せ、通常のパッティング練習を行います。
(※バランスディスクは、スポーツショップなどで購入できます。)
このパター練習の効果は、その名のとおり、バランス感覚が身に付きます。
バランスボールに乗って何球かパッティングした後に、バランスディスクなしで、通常どおりパッティングしてみてください。その安定感に驚くと思います。
バランスを保つために、下半身を踏ん張るため、下半身強化も図れます。
矢野東式パッティング練習法
矢野東プロが、その著書「矢野東イズム~スタイリッシュゴルフ」にて、おススメするのが「頭を壁につけながら行うパター練習」です。
壁に頭をくっつけて、ボールを打ってみよう。
そうすると、自然にボールの位置が目の真下になるはずだ。
これを繰り返す。
すると、ボールと自分の位置関係も身につけられるし、壁があるからまっすぐストロークすることもできる。
頭をくっつけたままだから、ヘッドアップすることもない。いいことずくめだ。
~矢野 東~
簡単にできるうえ、非常に理にかなったパター練習法です。
ボールを打たずに、素振りだけでも効果があるでしょう。
耳でパットせよ。
いくら頭は固定されていても、瞳孔がボールのあとを追っただけで頭が動いたのと同じ結果を招くものだ。
~ジャック・ホワイト~
藤田寛之流!パッティング練習法
このパター練習法は、パットの名手・藤田寛之プロも実践するパター練習法が「フォロースルーパッティング」
この練習は、パターのアドレスから、テイクバックを取らずに、フォローだけでボールを転がします。
パッティングにおいて大切なことは、インパクトからフォローにかけてのヘッドの動き。
つまり、このパター練習は、フォローでヘッドを「低くまっすぐ」ラインに出していくストロークを体感することが、この練習の目的であると藤田プロは言っています
インパクトに集中でき、ライン上に押し出すイメージを持つことで、ラインから外れない転がりのいいボールを打てるようになります。
ラウンド本番では、テイクバックを取らないスイングは、ルール違反となります。
石川遼流!パッティング練習法
このパター練習は、石川遼プロも実践する「ストレートトゥストレート練習」です。
プロゴルファーにとっても「まっすぐ引き出まっすぐ打ち出す」基本を大切にしています。
この「まっすぐ引き出まっすぐ打ち出す」ことを身につけるために最適な方法が、ツアースティックを使ったパター練習法です。
ツアースティックがない場合は、クラブのシャフトを利用する方法でもいいでしょう。
石川遼プロほか多数のプロゴルファーが実践している練習法です。
プロゴルファーは、常に基本を大事に練習し、そしてその練習を繰り返しているのです。
あなたがパターを苦手とするなら、まずは基本の練習から始めてみてください。
練習方法は簡単です。
ツアースティックを2本用意し、グリーン上に、その2本を平行にセットします。
ツアースティックを置く幅は、パターヘッドの大きさより少し広めの幅にします。
この幅は、狭くするほど難しくなりますが、その分、練習効果が高まります。
このスティックのラインに沿って「まっすぐ引き出まっすぐ打ち出す」パター練習を繰り返します。
イントゥインの軌道になると、パターヘッドがツアースティックにぶつかるため、エラー修正がカンタンに行える練習法です。
「まっすぐ引き出まっすぐ打ち出す」ためには、軸をぶらさず、手打ちにならないようにストロークすること。
パッティングストローク中に、ツアースティックにパターヘッドが当たらないようにすることで、自然と、ストレートトゥストレートのストロークが身に付くでしょう。
自宅でのパターマットの上でもできるパター練習方法です。
上田桃子式!パッティング練習法
上田桃子プロがおススメするパター練習法が「10円玉上乗せストローク」です。
この練習では10円玉を使います。(50円でも100円でも大丈夫です)
この10円玉をパターヘッドの上に乗せ、この10円玉を落とさないように、パッティングを行います。
インパクトでは、衝撃で10円玉が落ちてしまうことがあるのですが、インパクトで落ちる分には問題ありません。
一番問題なのは、テイクバックで10円玉が落ちてしまうことです。
テイクバックで10円玉が落ちてしまう原因は、身体と腕が一緒に動いておらず、腕だけが先行しているからです。
つまり、身体の動きとパターヘッドの動きが合っていないということ。
手だけで打っているうちは、10円玉は落ちてしまいます。
手ではなく、身体でパッティングできるようになると、テイクバックで10円玉は落ちることはなくなります。
「10円玉はテイクバックで落とさず、インパクトで落とす」
ヘッドの重みを感じて打てば、ストロークが安定します、転がりが良くなり、距離感もあいやすくなります。
自宅での素振りでもできるパター練習なので、ぜひお試しください。
タイガーウッズ式パッティング練習法
タイガーウッズがラウンド前に実践するパター練習法です。
ティーを2本用意し、パターのアドレス時に置いたパター位置に、パターヘッドの大きさに合わせてヘッドの上下の位置にティーを指します。
そのティーの間を通るように、パターヘッドを動かしながら、ボールを打ちます。
インパクト時にヘッドの動きがズレると、ティーに当たってしまうため、インパクト時のヘッドの動きがつかめるようになります。
石川遼式パッティング練習法が「ストローク全体のヘッドの動きを体感する練習」であるとするならば、タイガーウッズ式練習法は「インパクト時のヘッドの動きを体感する練習」と言えます。
自宅でのパターマットで練習するときなど、ティーを指すことができないときは、ティーの代わりに硬貨を積み上げて2つのゲートを作り、その間をパターヘッドが通過するような練習も同じ効果が得られるでしょう。
青木功流!パッティング練習法
「世界のAOKI」が実践するパター練習方法が「寸止めパッティング」
カップインさせる練習は、多少強く打っても入りますが、カップの手前の淵に寸止めするのは大変難しいパッティングです。
少しでも強すぎるとカップインしてしまい、逆に弱ければカップの淵への寸止めができません。まずはカップから1メートルくらいの距離から始めてみましょう。
常にカップの淵に寸止めで、チョンと触ればカップインというギリギリを狙います。
もちろん、左右へのズレもダメです。カップの真ん中に寸止めしてください。
1メートルの距離で、連続してできるようになったら、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。
この微妙な強弱が、パターの距離感を鍛えるのにうってつけの練習法です。カップインを狙うよりも、よっぽど難しい練習です。
プロゴルファーはこのくらい繊細なパターの強弱を練習しているのですね。
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以上「プロゴルファーが実践するパター練習法」でした。
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パットにおいて、テイクバックのストロークは関係ないと僕は思います。