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【効果絶大】ゴルフはポストショットルーティンで上手くなる!!

「良いリズムでショットを打ちたいと思っているのに、どうしてもリズムが不安定…」

このような悩みを持っている人はいませんか?

ゴルフのスイングにおいて「いいリズム」で打つということは、かなり大切です。

ボクもそうでしたが、ゴルフを始めたころは、リズムが不安定で、打ち急ぎのミスも多かったですし、打つたびにスイングのリズムが変わっていたのでショットが不安定でした。

ゴルフのリズムを安定させるコツの1つに「いつも同じルーティンで打つ」という方法がありますが、あなたは「ポストショットルーティン」という言葉をご存知でしょうか?

ルーティンが、一般的にショットを打つ前の動作を示すのに対して、ポストショットルーティンとは、ショットを打った後の動作を示します。

ショットを打った後の動作をいつも一定にすることで、

  • 次のショットにスムーズ入ることができる
  • 集中力のオン・オフができる
  • スイングのリズムが良くなるのでショットが安定する

というメリットがあります。

ということで、今回は「ポストショットルーティン」について説明したいと思います。

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パッと読むための目次

ポストショットルーティンを取り入れている人は少ない?

ルーティンという言葉は、ゴルフをやっている人ならほとんどの人は知っている言葉だと思います。

アマチュアゴルファーもルーティーンを取り入れている人は比較的多いですが、そのルーティンは、ショットを打つ前の動作である「プレショットルーティン」です。

ショットを打った後の動作であるポストショットルーティンを取り入れているアマチュアゴルファーはかなりの少数派ではないでしょうか?

ここで2人のゴルファーを紹介します。

ゴルファーAさん

  • ミスショット後に、がっくりと、うなだれて歩く
  • ミスショットをすると「今日は全然ダメだ」と言う

ゴルファーBさん

  • ミスショット後であっても、気持ちを切り替えて背筋をピンと伸ばし歩く
  • ミスショットをしても「面白くなってきた」とピンチを楽しむ

あなたはどちらのゴルファーがいいスコアを出せると思いますか?

そうです。

プレショットリーティン」は確実にあなたのゴルフを上達させますが、ショット後の決められた動作(ポストショットルーティン)を取り入れることには大きな意味があるのです。

>>ゴルフが確実に上達するプレショットルーティンは「ゴルフのスコアが確実に5打縮まる!イボミから学ぶプレショットルーティン」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

ゴルフのスコアが確実に5打縮まる!イボミから学ぶプレショットルーティン

2017年1月28日

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ポストショットルーティンのやり方

ショットのリズムを整えるために効果があるポストショットルーティン。

ショットを打った後にいつも同じ動作をするということですが、どのようなに行うのでしょうか。

具体的に説明していきたいと思います。

 

ポストショット・ルーティンのやり方

「ポストショット・ルーティン」のやり方は、次のとおりです。

  1. フィニッシュの状態でショットの結果を観る。
  2. ナイスショットだったら、その「いいイメージ」を自分の中で繰り返し、脳裏に焼き付ける
  3. ミスショットだったら、そのミスの原因を手短かに反省し、軽く素振りをして、ナイスショットのイメージを焼き付ける
  4. ショット終了後は次のショットに向けてすべてを忘れる

 

ポストショットルーティンで注意すべきこと

次のショットに向けた行動をとる

ポストショットルーティンの目的の1つは、次打につなげることです。

そのためには、ショットを打った後は、結果がどうであれ、背筋を伸ばして歩き出すことが大切です。

ミスショットを打った後は、うなだれてしまう気持もわかりますが、背中を丸めて歩くよりも背筋を伸ばして前を向いて歩くことでメンタルが安定するというメリットがあります。

 

スイング解析しない

ミスショットの原因を反省するときに絶対やってはいけないことは、「スイングの技術的な部分を解析する」ということです。

ラウンドでは、ミスショットの原因をスイングの技術的な部分に求めていると、どんどん自分を追い詰めることになります。ですから、スイング分析は今すぐ止めましょう。

ラウンド中にスイングを直すことは不可能ですし、ラウンド中にやるべきことに集中することができなくなります。

では、ミスショット後の原因として目を向けるべきことはどのようなことなのでしょうか?

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ポストショットルーティンで原因究明すべきこと

ラウンドでミスショットが起こる原因には次の3つと言われています。

 

戦略(Strategy)

あなたがたてた戦略、つまり思い描いたコースマネジメントによっておこるミスです。

コースマネジメントが間違っていた…、コースマネジメントに従って完全に行動できなかった…、または戦略自体を疎(おろそ)かにして適当に打ってしまったなどはミスショットが起こりやすくなります。

戦略すら立てない、戦略が間違っているならなおさらですが、「立てた戦略」を信じることができなければミスにつながります。

ミスショットを繰り返さないためには、練習でもできないような戦略やイメージがわかない戦略よりは、確実に前進できる安心安全な保守的な戦略を選ぶべきです。

 

ターゲットに正対するアドレス(Aim)

「アマチュアゴルファーの9割は目標の右を向いている」と言われています。

ターゲットラインに対して、正しいアドレスが取れているかは、ナイスショットを打つうえではかなり重要なポイントとなってきます。

「イメージしたターゲット」と「実際の向き」のズレを常に確認する意識が必要となります。

ティーイングエリア(2019年のルール改正で「ティーインググランド」から「ティーイングエリア」に名称変更となりました)がフェアウェイに対してまっすぐ向いているとは限らないように、ラウンド中は、「錯覚」によりターゲットと違う方向を向かされることも少なくありません。

 

信じること(Trust)

あなたが立てた戦略(コースマネジメント)、あなたがとったアドレスを信じ、「決断」してプレイすることで、ミスショットは激減します。

「このクラブじゃ大きすぎるかな」

「ちょっと向いている方向が違っているかな」

このような状況の時に「ま、いっか」で打ってしまうアマチュアゴルファーは少なくありません。

すべてのショットを打つときに、しっかりと「決断」することはとても大切なことです。

元プロゴルファーの宮里藍選手は「決断」の名手です。

宮里藍選手のプレーの源となる「ビジョン54」のゴルフ理論の基本となる概念には、『シンクボックス』、『デシジョンライン』、『プレーボックス』という教えがあります。

 

シンクボックス

『シンクボックス』とは、think(=考えること)を行う場所のことをいい、『シンクボックス』という箱の中に自分自身が入っているイメージで、ショットの準備をします。

具体的には、ライの状況、距離、地形、風、グリーンの傾斜などの情報を基に、どのクラブで、どれくらいの強さで、どのようなショットを打つのかを決めます。

 

プレーボックス

『プレーボックス』 とは、Play(=実際にショットやパットを行うこと)を行う場所のことをいい、『プレーボックス』という箱の中に自分自身が入っているイメージで、決めたことを“ただ単に”実行します。

 

デシジョンライン

そして、その『シンクボックス』と『プレーボックス』の境界線が『デシジョンライン』です。

デシジョンとはDecision(=決断する)という意味です。

『シンクボックス』で決断したことは、このデシジョンラインを越えたら、いっさい振り返らずに、『シンクボックス』で決断したことを迷いなく『プレーボックス』で実践するだけです。

この「ボックス」や「ライン」は実際のラウンドでは架空のものですが、「ボックス」や「ライン」を、特に「デシジョンライン」をしっかりと意識して『プレーボックス』に入いるようにすることで、自分のショット、自分の戦略、自分のアドレスを信じることができるようになります。

 

以上、3つが一つでもうまくいかないとミスショットになります。

実はラウンドでのミスショットの原因は、スイングのメカニカルな部分よりも、上記3つの問題が大きいのです。

これは、すべてのレベルのプレイヤーに通じる話です。

ですから、ミスショット後のポストショットルーティンで、ミスの原因として目を向けるべきことは、次のとおりとなります。

  • 「戦略(コースマネジメント)」ができていなかったからなのか
  • 目標に対して正しい「アドレス」が取れていなかったからなのか
  • 迷いがあってしっかり「決断」ができておらず、自分がやるべきことを信じていなかったからなのか

これらを反省材料として、次のショットに臨んでください。

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ポストショットルーティンの具体例

ショットのあとのポストショットルーティンが大事であるということはご理解いただけたと思いますが、ここで、ポストショットルーティンの具体例をご紹介いたします。

 

事実:ティーショットが右OBとなった

ティーショットが右に大きくスライスし、OBゾーンまで飛んでしまったとします。

この時のポストショットルーティンで行うべきことは…

  • 狙った場所は適切であったのか
  • アドレスが右を向いていなかったか
  • 決断がしっかりでき、迷いなく打てていたか
  • 自分を信じ、最後まで振り切っていたか

などを確認し、最後に軽くいいリズムでスイングをし、ナイスショットをイメージし、ミスショットをいいイメージに塗り替えておきます。

この時にやってはいけないことは…

  • スイングがアウトサイドインになっていたのはないか
  • フェースが開いてしまったか
  • 右肩が下がってしまったか

などなど、ラウンド中のスイング分析は「百害あって一利なし」です。

反省したあとは、ミスショットは忘れて、次打に備えて、胸を張って歩き出しましょう。

次のショットでは、自分のショット、コース戦略、決断、自分を信じることに再度フォーカスします。

 

事実:今日一のナイスショットを打てた!!

ナイスショットやナイスアプローチ、ナイスパットがでたときは、その状況をフィードバックします。

ナイスショットであれば、スイングリズムや手に残った打感、飛んでいく弾道からボールが落ちてフェアウェイ真ん中を転がっていくシーンを、素振りをしながら頭の中で再現します。

ナイスアプローチであれば、スイングリズムやフィーリング、グリーンに落ちたボールがピンに絡んでいくシーンを素振りをしながら頭の中で再現します。

ナイスパットであれば、パッティングのリズムやボールの転がり、カップに近づくまたは吸い込まれるシーンを素振りをしながら頭の中で再現します。

このようなポストショットルーティンを繰り返すことで、あなたの脳内のメモリーバンクに「いいイメージ」がどんどん貯まっていきます。

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まとめ

スイングのリズムを安定させるためには、プレショットルーティンも大事ですが、ショットを打った後のポストショットルーティンも大切であるという話でした。

ショットの後の行動を意識することで、ゴルフ全体のリズムが良くなるという考え方です。

ポストショットルーティンの目的は、

  • ナイスショットを記憶すること
  • ミスショットの反省をすること
  • いつまでも悪いショットを自分の中に引きずらないようにすること
  • 次のショットに集中する準備をすること

ショットの始めに「プレショットルーティン」で今のショットに集中し、ショットの終わりを「ポスト・ショット・ルーティン」できちんと決めることで、次のショットにつなげることができるようになります。

アマチュアゴルファーでは、あまり意識している人は少ないかもしれませんが、多くのメリットがあります。

まずはゴルフ練習場で、プレショットルーティンと合わせて、戦略、向き、決断の反省をするポストショットルーティンの練習をしてみてください。

そして、ぜひ、ポストショットルーティンをコースで試して、体感してみてください。

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