ドライバーのアドレス の仕方に疑問を持つ人は少なくありません。
あなたもこんな疑問を持っていませんんか?
- 「ドライバーのボールの位置ってどこに置くの?」
- 「ドライバーのアドレスでのフェースの向きはどうするの?」
- 「ドライバーってハンドファーストで構えるの?」
- 「ドライバーってソールしない方がいいの?」
- 「スタンスは狭い方がいいの?広い方がいいの?」
- 「アドレスの重心はつま先、かかと?左右どっちの足?」
そんなあなたの疑問にお答えします。
「ドライバーのアドレスの仕方」についてご紹介いたします。
パッと読むための目次
アドレスはとっても重要!!
辻梨恵プロのスイングです。きれいで、力みのない自然体のアドレスですね。
「アドレス」はスイングのスタート地点です。
正しいスイングをする上で、正しいアドレスは絶対に欠かすことのできない「最重要ポイント」です。
特に、100切りできないゴルファーは、スイングを矯正するよりもアドレスを矯正した方がはるかに上達の近道です。
しかし、そんな超重要なアドレスも、普段なにげなく構えている人やあまり重要視していない人など、アドレスについては結構アバウトな人が少なくありません。
いくらスイングが良くてもアドレスが悪ければ、ミスショットにつながります。
正しいアドレスは、コースでのショットの再現性やスコア自体に歴然とした差がつくほど、ものすごく重要なのです。
正しいアドレスを取ることができれば…、
- 方向性が安定する
- 弾道が安定する
つまり、方向性や弾道が安定すれば、それだけで大きなミスショットが減ってきます。
ミスショットが減ればスコアは縮まります。正しいアドレスはスコアに直結するのです。
それだけゴルフにとってアドレスは重要なのです。
多くのゴルファーは、ターゲットに正しく向いていないという事実もあるようです。
そのあたりは、『衝撃事実!!アマチュアゴルファーの約90%がターゲット方向に正しく向いていない』の記事で詳しくご説明していますので合わせてご覧ください!!
このアドレスの方向性1つでも改善することができれば、あなたは10%のゴルファーの仲間入りです。
スコアに伸び悩みを感じているあなた、なかなか100切りできないあなた…、
もしかしたら、基本のアドレスを完璧にするだけでその壁を乗り切れるかもしれません。
基本的なアドレスの作り方は万人向きではない!
レッスン書やゴルフ上達サイトには、アドレスの基本的な作り方として、次のような「手順」を紹介しています。
- 背筋を伸ばして直立姿勢で立つ
- 両手を股関節にあてがい、股関節にから上体を前傾させる
- 膝を軽く曲げる
あなたはこの手順通りで、違和感なくアドレスを作ることができましたか?
デキていれば問題ありませんが、できない人も多数いるはずです。
おそらくこのアドレスの作り方に違和感を覚える人は、前傾とヒザの曲げを同時に行う方がやりやすいのではないでしょうか?
それは「あなたのタイプ」によるものなのかもしれません。そんなあなたにはコチラの記事がお役に立つと思いますので、ぜひご覧ください。
ドライバーのアドレスのボールの位置は?
ドライバーのアドレスのボールの位置は、一般的には「左足のかかとの線上」あたりと言われます。
ボールの高低を打ち分ける場合や、ドローボールやフェードボールを打つ場合など、球筋によってドライバーのアドレスのボールの位置は変わってきますが、左足のかかと線上あたりにボールを置くことが基本になります。
左足のかかと線上にボールを置くことで、ドライバーのスイング軌道の最下点がボールの手前に来ることで、アッパーブローのスイングができます。
左足のかかと線上にボールを置けば、インパクトでシャフトのしなりを効率よく利用できることも、左足のかかと線上をおすすめする理由です。
なお、初心者ゴルファーは、スイングごとにズレが生じやすい足の位置ではなく、比較的ズレの少ない「左脇」を基準にボールの位置を決めるのもよいでしょう。
また、左足のかかと線上がしっくりこない人は、ボールの位置を身体の中心寄りにずらして振りやすい位置に置くこともおすすめです。
ボールの位置が左に寄りすぎて身体から遠くなり、フェード系の右回転のボールになってスライスの原因になる恐れがありますが、真ん中に寄る場合はドローやフック系の左回転のボールになり、スライスを防止する効果があります。
ご紹介したボールの位置はあくまでも「目安」です。あなたのスイングや打ちたいボールに応じて、「基準」からボール半個分程度のズレは問題ありません。
ドライバーのアドレスの前傾姿勢
正しいアドレスを作るためには「最適な前傾の角度」が必要不可欠です。
前傾は、ショットの弾道にも大きな影響を与えます。
一般的に、「前傾が深い」と、フックボールなど左へのミスが多くなるのに対して、「前傾が浅い(棒立ち)」と、スライスボールなど右へのミスが多くなります。
今のあなたのミスの状況に応じて、前傾姿勢を見直してみましょう。
ゴルフドライバーのアドレスのフェースの向きは?
ゴルフドライバーのアドレスのフェースの向きは、打ち出されるボールに深く関係してきますのでとても重要です。
ボールを真っ直ぐに飛ばすためには、アドレスでのドライバーのフェースの向きは、狙う方向にスクエアに構えるのが一般的です!
ただし、ドライバーには、「フックフェースのドライバー」というものがあります。
フックフェースのドライバーとは、フェースの向きが最初から目標よりも左を向くように設計されたドライバーのことです。
もともとドライバーは、フェースが開きやすい構造です。通常は、インパクトでフェースが開くとスライスボールになりますので、どうしてもドライバーはスライスになりやすいクラブなのです。
それを解消するために、開発されたのが、フックフェースのドライバー!
フックフェースのドライバーは、そのままアドレスすると、フェースが目標より左を向くので違和感がありますが、フェースの向きは左に向いたままでアドレスするのが正解です。
スライスを嫌がって、ストレートフェースのドライバーのフェースの向きを、目標方向より左に向けた構えたり、その逆に、フックフェースのドライバーのフェースの向きを、教科書通りに、目標方向に向けてしまうと、ドライバーの性能を活かせないどころか、ミスショットの原因となるので注意が必要です。
ドライバーのアドレスの手の位置は?
ドライバーのアドレスでは、身体の各部分である肩や腕、太ももなどの力を抜いて構えることが大切です。
身体の力を抜いてアドレスをすると、手の位置は自然に太ももに近づきます。
逆に腕に力が入ると、手の位置が太ももから離れて腕とクラブが一直線のような状態になり、トップからインパクトにかけて腕を戻す時に、元の位置に腕を持ってくることが不可能になります。
手の位置が太ももの近くであれば、腕をアドレスの時と同じ位置に戻せるので、正確にクラブヘッドをボールにヒットすることができます。
ただし、あまり手の位置を太ももに近づけ過ぎますと窮屈なスイングになります。
ハンドファーストは、ボールをダウンブローにとらえるための構え方です。なので、ハンドファーストは基本的にはアイアンの構え方になります。
ドライバーのインパクトは、クラブヘッドがボールに対してアッパーブローに当たります。最下点から少し上がりかけた時点でボールをとらえるイメージですね。
ドライバーでハンドファーストのアドレスをすると、ひっかけやチーピンがでる場合や、振り遅れのためにスライスが出るなどミスショットが出やすくなるので、ドライバーではハンドファーストには構えません
グリップが体の中心から右ももの前にあたりになるようなハンドレイトすぎるアドレスも、右手グリップとシャフトとクラブヘッドが一直線になり、右手首が伸びてしまう間違ったアドレスです。
ドライバーのアドレスの重心は?
- 「アドレスの重心ってつま先?足裏全体?」
- 「アドレスでの重心って、右足寄りにした方がいいの?左右均等がいいの?」
ドライバーのアドレスの重心については、悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
重心が前に傾きすぎるとダフりやすくなりますし、重心が「かかと」寄りにかかり過ぎるとトップが出やすくなるなど、アドレスでの重心の位置が正しくないと、ミスの原因になりますので、正しい重心の位置を理解することはとても重要です。
前後の重心の位置
まず、ドライバーのアドレスでの前後の重心ですが、大きく2つに分かれます。
タイガーウッズやアニカソレンスタムのように「足裏全体に均等にかける」というタイプ
中嶋常幸プロのように「親指の付け根(拇指球の部分)に重心をかける」タイプ
どちらかが正解で、どちらかが間違いというものではありません。一番大切なことは、あなたにとって、どこに重心をかけるとスムーズにスイングできるのかといことです。
悩んでいる人は、2つの重心位置を試して、あなたにとってスムーズにスイングできる位置に重心を置くことです。
左右の重心の位置
続いて、左右の重心の位置についてです。
これも大きく分けて2つの考え方があります。
1つは、「左右の重心は均等に乗せる」というタイプ
両足に同じくらいの体重を乗せたアドレスが基本とし、イメージとしては、スタンスをしている真ん中あたりに重心がくることになります。
そして、もう1つは、「左足より、右足に多くの重心を乗せる」というタイプ
それぞれの足の体重配分は、「左足:右足=4:6」というイメージです。
上田桃子や有村智恵を育てたティーチングプロの坂田信弘プロはこう指導しています。
坂田信弘プロは、「重心をセンターに置く意識が強い人は、トップでは、左足に重心が乗ってしまい、右サイドが伸びあがってしまう」と指摘しています。
いわゆる「ギッタンバッコン」のスイングですね。
それを防ごうとして右に体重移動すると、今度は右に動きすぎてスウェーがでると・・・。
その場で体を回すことだけ意識すれば、自然に正しい回転になります。
アドレスで、すでにトップの位置に体重を乗せておいた方がやさしいから、右足体重を勧めているわけです。
坂田信弘プロは、ドライバーのアドレスに限らず、アイアンのアドレスでも右足体重を勧めています。
ドライバーのアドレスでの「前後の重心」は、「指の付け根」か「足裏均等」に、「左右の重心」は、「左右均等」か「右足寄り」に、あなたのスイングがスムーズにできる位置に置くということになります。
ドライバーのスタンス幅
スタンス幅とは、アドレス時の両足の間隔(両足の間の幅)のことをいいます。
ドライバーのスタンス幅は、「広くした方がいいのか?狭くした方がいいのか?」これも悩むところです。
スタンスの幅は「この幅でなければならない」といったような明確な基準はないので、「あなたが最も安定する立ちやすい幅」がベストです。
多くのレッスン書や上達サイトでは…、
- あなたの足の3足分
- あなた自身の一歩分の歩幅
などを、ドライバーのスタンス幅の目安として紹介しているものもあります。
しかしながら、「スタンス幅をどの程度にするか」を考えるにあたっては、そのメリットとデメリットを理解しておく必要があります。
スタンスを広くするメリットは、大きく体重移動を行うことで、スイングアークを大きくし、飛距離を出せることです。
その分、正確性はかけるため、ミスショットが多くなることがデメリットです。
ダイナミックな動きで、最大限の飛距離を出す石川遼プロは、ワイドスタンスです。
その逆に、スタンスを狭くするメリットは、コンパクトなスイングで正確なショットを打つことができます。
左右の体重移動は少なめで、その場での回転運動によって飛ばすため、多少、飛距離が落ちてしまうのが、デメリットです。
正確なコントロールで、フェアウェイキープ率を高める藤田寛之プロは、狭めのスタンスです。
出典:ワッグル ON LINE
ただ、テイクバックやフォローでうまく「股関節に乗る」ことができない人は、スタンスを狭くすることで、その感覚をつかめるようになります。
ワイドスタンスではうまく使えなった股関節が、スタンスを狭くすることで、下半身が使えるようになり飛距離が伸びるということもあります。
実際に、ワイドスタンスが特徴だった木戸愛プロは、スタンスを狭めて飛距離を伸ばしています。
ワイドスタンスだったわたしは、スタンスを狭くすることで股関節の正しい使い方を学びました。
試合でのドライバーのスタンス幅も、いままでより靴1足ぶんほど狭くして打っています。
~木戸 愛~
ワイドスタンスは体の柔軟性なども必要となりますし、身体への影響も大きいスイングですので、腰痛などを持った人は、避けた方がいいでしょう。
ラウンドでは、OBのない左右が広いホールでは、ワイドスタンスでダイナミックにスイングし、比較的タイトなホールでは、スタンス幅を狭めたコントロール重視のスイングをするという方法もいいかもしれませんね。
ゴルフドライバーのアドレスでソールはする?しない?
ゴルフドライバーのアドレスでソールをするかしないかは、意見が分かれることだと思います。
ソールをしない場合は、アドレスと同じ位置にドライバーヘッドが戻ってきやすいので、クラブヘッドがクリーンにボールにヒットする確率が高くなるという意見もあります。
また、ソールをしないで少し浮かして構えた方が、大きなドライバーのクラブヘッドを地面に擦るよりもバックスイングがしやすいという考えもあります。
一方、ヘッドをソールしない場合はヘッドを浮かすことに気を取られるので、アドレスではソールをすべきであるという意見もあります。
また、ソールをした方がどっしりとした安定感があり、ドライバーを打つ時の精神状態を和らげる効果があるという考えもあります。
クラブをできる限りゆるく握ろうとしたくて、ソールを地面にくっつけてしまっているのでしょうか。
これ、あまりよくない習慣です。
プロゴルファーで、クラブを地面に押しつける人はまずいません。
~ 米山みどり ~
「浮かす事でヘッドの重みを感じることができる」というのが、米山プロの教えですが、特に、ゴルフ初心者は、ソールしないことで、力が入り過ぎる傾向にあります。
まずは、あなたのフィーリングでソールをするかしないか決め、ショットがある程度安定してきたところで、米山プロの指導のとおり、ソールをしない選択もOKでしょう。
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以上「ドライバーのアドレスの仕方」をご紹介しました。
まとめますと…、
- ボールの位置は左足かかと線上が基本とし、左右にずらして球筋の違いを確認していく
- ドライバーのフェースの向きはターゲットに向けるのを基本とし、フックフェースのドライバーは目標より左を向ける
- 手の位置は、前傾してダラーンと垂らした位置で。ハンドファーストでは構えない
- アドレスの重心は、「前後の重心」は「指の付け根」か「足裏均等」に、「左右の重心」は「左右均等」か「右足寄り」に置くこと
- ドライバーはソールをしないことを基本とし、力が入りすぎてしまう人はソールをする
これらドライバーのアドレスの基本を踏まえたうえで、プレショットルーティンを行います。
ドライバーのアドレスの基本+プレショットルーティン=「ドライバーのアドレスの仕方」となります!
「プレショットルーティン」についてはこちらにまとめていますので、あわせてご覧ください。
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