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フェースバランスタイプとノンフェースバランスタイプとは?
自分のパターを机の上にヘッドだけ机の外に出るようにして置いてみましょう。
2本の指の上でもOKです。
この時にフェイスが真上を向くのがフェースバランスタイプです。
フェイスが下を向くのがノンフェースバランスタイプです。
このフェイスが真下を向いているのか、斜めを向いているのかも重要で、この角度がヘッドの効き具合になります。
フェースバランスタイプの特徴
フェイスに角度がついてないタイプです。
パターのストロークを真っすぐ引いて真っすぐ打つタイプのパッティングスタイルのゴルファーに向いているフェイスです。
ノンフェースバランスタイプの特徴
アイアンと同じような感覚でフェイスの回転を入れながら打つことが必要なタイプです。
45°~90°くらいまで様々な角度があります。
角度が深くなるにつれ繊細なタッチが必要になります。
つまり、角度が深くなるほど難しくなるということですね。
パターを打つ際に自分の感性を重視したい人におすすめと言えます。
あなたに合うのはフェースバランス?ノンフェースバランス?
理論的には、フェースバランスタイプが簡単にパターを打つことができそうです。
特に手首を固定して肩のストロークだけで打ちたいストローク派のパッティングスタイルのゴルファーには、フェースバランスタイプか、角度の緩いノンフェースバランスタイプを選ぶと良いのではないかと思います。
インパクト重視の感性を大事にするタイプのゴルファーはノンフェースバランスタイプが合っていると言えます。
でも、ストロークで打つにしても、感性は大事です。
感性を磨くために、ストローク派でもノンフェースバランスタイプを使うというのも、良いのではないでしょうか。
フェースバランスの真実 実は定説は嘘?
上記で説明したように、フェースバランスタイプは、真っすぐ引いて真っすぐ打つのに適していて、ノンフェースバランスタイプはイントゥインの軌道で感性を重視した人に合っているというのが、一般論です。
しかし、そうではないという説もあります。
フェースバランスは真っ直ぐ、ノンフェースバランスはインサイドインは間違い?
「フェースバランスタイプは、真っすぐ引くのに適していて、ノンフェースバランスタイプは、インサイドインの軌道で打つのに適している。」と言われています。
これは、
- フェースバランスはフェースをスクエアに保ちやすいため
- ノンフェースバランスは自然とフェースが開こうとするため
という理由からきていますが、それは間違いであるという説もあります。
その理由として、フェースバランスタイプとノンフェースバランスタイプの一番の違いは、重心距離が0mmか0mm以上かという点にあり、「フェースバランスの場合は、この重心距離が0mm」で、「ノンフェースバランスの場合は、重心距離が0mm以上」になるということです。
・・・・??
わかりやすく言いますと、ヘッドがものスゴ~く長いパターをイメージしてみてください、つまり、重心距離が長いほど、パターのヘッドを回転させづらくなりますよね?
逆に、パターヘッドがものすご~く小さくて短い場合、つまり、重心距離が短いほど、パターヘッドは回転しやすくなりますよね?
つまり、つまり、↑↑こんな感じの(重心距離が0mの)パターなら、ヘッドを回転しやすいってことです。当たり前ですが。
重心距離の短いほうがフェース面を変化させやすくなり、
重心距離が長い方が、物理的には、フェース面が変化しにくくなります。また、
重心距離の短いほうがフェース面の向きを感じにくくなり、
重心距離が長い方が、フェース面の向きを感じやすくなる、
ということになります。~「元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談日記」より引用~
つまり、この理屈から言うと
「フェースをスクエアに保ちやすい」といわれているフェースバランスの方がフェース面が変化しやすい。
「フェースが開こうとするためインサイドインの軌道で打ちやすい」といわれるノンフェースバランスの方がフェース面が変化しにくい。
ということになります。
なので、
感覚が優れたゴルファーほどフェースバランスが良く、逆にクラブ任せで安定したストロークをしたいゴルファーほど、ノンフェースバランスのパターが合っているということになりますね。
定説と真逆の考え方になりますね。
実際はどうなのか?
一般的にはフェースバランスタイプに多いのは、マレット型パター、ネオマレット型パターです。
比較的、真っすぐ引きやすいタイプですね。
ノンフェースバランスタイプに多いのは、ピン型パターやL字型パターです。
比較的、フェイスの開閉を使って打つタイプですね。
比べれば、明らかにフェースバランスタイプの方が真っすぐ引いて真っすぐ打ちやすいのですが、それはフェースバランスによるというよりも、ヘッドの形状によるものかもしれません。
フェース後方への重心の長さ、つまり「重心深度」が与える影響はまた別の話となります。
~「元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談日記」より引用~
マレット型やネオマレット型は、重心距離は短くても、ヘッドが後ろに広がっているため、重心の深度が深くなることで、慣性モーメントは大きくなります。つまり、フェースの開閉はしづらくなるということ。
実際には、フェースバランス、ノンフェースバランスは、あまり気にしなくても良いかもしれませんね。
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