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あまり耳にしないアイアンの別名
ゴルフクラブのウッドには、ドライバーやスプーンなどの別名があることは有名です。
実は、アイアンにも別名があります。
- 1番アイアン:ドライビングアイアン
- 2番アイアン:ミッドアイアン
- 3番アイアン:ミッドマッシー
- 4番アイアン:マッシーアイアン
- 5番アイアン:マッシー
- 6番アイアン:スペードマッシー
- 7番アイアン:マッシーニブリック
- 8番アイアン:ピッチングニブリック
- 9番アイアン:ニブリック
あまり耳にしたことないかと思いますが、アイアンにもこのような名前がついています。
その中でも、たま~に、聞く言葉が「マッシー」と「ニブリック」という言葉でしょうか。
マッシー(Mashie)
「マッシー」は「こん棒」という意味を持つ言葉です。
まさにゴルフクラブの形状そのままを言い表した言葉です。
6番アイアンの「スペードマッシー」の「スペード」は、シャベルのような形の農具の意味を持ちます。
よって、「スペードマッシー」はシャベルの形のこん棒という意味になります。
6番アイアンの形状がそのように感じ取られていたということです。
ニブリック
「ニブリック」は、スコットランド語で「潰れた鼻」という意味になります。
アイアンは番号が大きくなるにつれてクラブフェースが開いていきます。
そのクラブフェースが、潰れた鼻に見えたことから、「ニブリック」と呼ばれるようになりました。
「ニブリック」が呼び名に使われているのが7番アイアン以降なのも、納得の理由です。
ウェッジの名前の由来
ウェッジとは英語で「くさび型」を表す言葉です。
これはウェッジ自体の形状がくさび型に似ているため、このように呼ばれるようになりました。
そして、各ウェッジそれぞれにも意味合いがあります。
ピッチングウェッジ(PW)
ピッチングウェッジはアイアンで言えば10番アイアンに相当します。
ロフト角度は44~48°が一般的になります。
名前の由来は「ピッチング」なので「投げる」という意味です。
ウェッジの中で最も飛距離が稼げるので、遠くまで投げるという意味が付いたのかもしれません。
アプローチウェッジ(AW)
アプローチウェッジは、ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間のクラブになります。
アイアンで言うと11番アイアンにあたります。
ピッチングウェッジとサンドウェッジが主流になった後、間のロフト角として誕生したアプローチウェッジは、比較的新しいゴルフクラブです。
アプローチウェッジという名称は、多数派の名称であり、必ずしもメーカーによってはアプローチウェッジとは言いません。
アプローチウェッジという、いかにもアプローチ専用クラブのような名称も、近年誕生したからです。
ちなみに、1980年代の中ごろは、ウェッジといえばサンドウェッジ(SW)とピッチングウェッジ(PW)だけでしたが、その2本の間に新しいピッチングサンド(PS)というウェッジを入れたのは、日本のプロゴルファーのジャンボ尾崎が最初でした。
この「ピッチングサンド」が今のアプローチウェッジとなっています。
その始まりはジャンボ尾崎だったのですね。
サンドウェッジ(SW)
サンドウェッジはアイアンで言えば12番アイアンです。
バンカーや深いラフから脱出するために開発されたゴルフクラブです。
クラブ名称の由来もサンド(砂)から来ています。近い距離にあるボールを狙うのに適し、高いボールを打つ事ができます。
ちなみに、サンドウェッジは、1930年代に名手ジーン・サラゼンによって発明されました。
バンカーが苦手だったジーン・サラゼンは、離陸しようとする飛行機の尾翼を見て、サンドウェッジを閃いたそうです。
ロブウェッジ(LW)
ロブウェッジはアイアンで言えば13番アイアンです。
最もロフト角が寝たクラブで、ロブショットを打つために作られました。
ロブショットはボールをふわりと上げるアプローチショットです。
ロブとは「弧を描く」という意味です。
まさしく弧を描くようなショットを打つ事ができますが、飛距離や方向性を調整するのに技術が必要なため、初心者向けではありません。
パターの名前の由来
パターは14本目のゴルフクラブです。
名前の由来は、まさしくパットから来ています。
パットは英語で「置く」という意味です。
パターは置くように打つのが正しい打ち方という訳です。
ショットする(打つ)のではなく、転がすことこそがパットの極意です。
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