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ゴルフのアイアンにも「呼び名」があった!

 

パッと読むための目次

あまり耳にしないアイアンの別名

ゴルフクラブのウッドには、ドライバーやスプーンなどの別名があることは有名です。

ゴルフクラブ!ウッドの「名称」の由来を徹底調査!

2018年5月17日

実は、アイアンにも別名があります。

  • 1番アイアン:ドライビングアイアン
  • 2番アイアン:ミッドアイアン
  • 3番アイアン:ミッドマッシー
  • 4番アイアン:マッシーアイアン
  • 5番アイアン:マッシー
  • 6番アイアン:スペードマッシー
  • 7番アイアン:マッシーニブリック
  • 8番アイアン:ピッチングニブリック
  • 9番アイアン:ニブリック

あまり耳にしたことないかと思いますが、アイアンにもこのような名前がついています。

その中でも、たま~に、聞く言葉が「マッシー」と「ニブリック」という言葉でしょうか。

 

マッシー(Mashie)

「マッシー」は「こん棒」という意味を持つ言葉です。

まさにゴルフクラブの形状そのままを言い表した言葉です。

6番アイアンの「スペードマッシー」の「スペード」は、シャベルのような形の農具の意味を持ちます。

よって、「スペードマッシー」はシャベルの形のこん棒という意味になります。

6番アイアンの形状がそのように感じ取られていたということです。

 

ニブリック

「ニブリック」は、スコットランド語で「潰れた鼻」という意味になります。

アイアンは番号が大きくなるにつれてクラブフェースが開いていきます。

そのクラブフェースが、潰れた鼻に見えたことから、「ニブリック」と呼ばれるようになりました。

「ニブリック」が呼び名に使われているのが7番アイアン以降なのも、納得の理由です。

 

ウェッジの名前の由来

ウェッジとは英語で「くさび型」を表す言葉です。

これはウェッジ自体の形状がくさび型に似ているため、このように呼ばれるようになりました。

そして、各ウェッジそれぞれにも意味合いがあります。

 

ピッチングウェッジ(PW)

ピッチングウェッジはアイアンで言えば10番アイアンに相当します。

ロフト角度は44~48°が一般的になります。

名前の由来は「ピッチング」なので「投げる」という意味です。

ウェッジの中で最も飛距離が稼げるので、遠くまで投げるという意味が付いたのかもしれません。

 

アプローチウェッジ(AW)

アプローチウェッジは、ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間のクラブになります。

アイアンで言うと11番アイアンにあたります。

ピッチングウェッジとサンドウェッジが主流になった後、間のロフト角として誕生したアプローチウェッジは、比較的新しいゴルフクラブです。

アプローチウェッジという名称は、多数派の名称であり、必ずしもメーカーによってはアプローチウェッジとは言いません。

アプローチウェッジという、いかにもアプローチ専用クラブのような名称も、近年誕生したからです。

ちなみに、1980年代の中ごろは、ウェッジといえばサンドウェッジ(SW)とピッチングウェッジ(PW)だけでしたが、その2本の間に新しいピッチングサンド(PS)というウェッジを入れたのは、日本のプロゴルファーのジャンボ尾崎が最初でした。

この「ピッチングサンド」が今のアプローチウェッジとなっています。

その始まりはジャンボ尾崎だったのですね。

画像: 飛ばし屋でウェッジ使用頻度が高いのでSWを2本入れていた

 

サンドウェッジ(SW)

サンドウェッジはアイアンで言えば12番アイアンです。

バンカーや深いラフから脱出するために開発されたゴルフクラブです。

クラブ名称の由来もサンド(砂)から来ています。近い距離にあるボールを狙うのに適し、高いボールを打つ事ができます。

ちなみに、サンドウェッジは、1930年代に名手ジーン・サラゼンによって発明されました。

バンカーが苦手だったジーン・サラゼンは、離陸しようとする飛行機の尾翼を見て、サンドウェッジを閃いたそうです。

 

ロブウェッジ(LW)

ロブウェッジはアイアンで言えば13番アイアンです。

最もロフト角が寝たクラブで、ロブショットを打つために作られました。

ロブショットはボールをふわりと上げるアプローチショットです。

ロブとは「弧を描く」という意味です。

まさしく弧を描くようなショットを打つ事ができますが、飛距離や方向性を調整するのに技術が必要なため、初心者向けではありません。

 

パターの名前の由来

パターは14本目のゴルフクラブです。

名前の由来は、まさしくパットから来ています。

パットは英語で「置く」という意味です。

パターは置くように打つのが正しい打ち方という訳です。

ショットする(打つ)のではなく、転がすことこそがパットの極意です。

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