ゴルフボールにはいろいろ種類があります。
ゴルフボール1個あたり高いものでは800円するものもあれば、150円くらいで買えるゴルフボールものもあります。
ゴルフはボールの種類を自分で選べるスポーツですが、いったいどんな基準でゴルフボールを選べばいいのでしょうか。
「すぐにOBでなくしちゃうから、安いボールでいいや…」
いえいえ、ゴルフボールはスコアアップのためにも重要なアイテムです。
ゴルフボールは種類によって性能のかなり異なってきますから、自分に合ったボールを使うことがスコアアップにもつながるのです。
そこで今回はどのようにゴルフボールを選ぶべきかのヒントになる動画をご紹介します。
ディスタンス系のボールとスピン系のボールではどれくらい飛距離の差が出るのかなど、実証実験によるデータ分析もしている面白い動画ですので、一見の価値はありますよ。
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パッと読むための目次
ゴルフボールの歴史
ゴルフが生まれた頃は木の棒で石ころや木の球を転がしていたと言われています。
その後、羽を牛革で包んだボールが使われていた時代がしばらく続きました。
このタイプのボールは作るのが大変でかなり高価なものだったそうです。
ボールに変革が起きたのが1840年代に登場した天然樹脂を成形して大量生産できるガッティボールでした。
そして1898年には芯に糸ゴムを巻き付けたハスケルボールが登場し、巻きボールとして進化を続けて長い間使われました。
その後の高分子化学研究の発達によって1966年にはワンピースのソリッドボールが開発されると1970年以降はツーピースボールからスリーピース、フォーピースと進化したソリッドボールが登場し、現在に至ります。
現在のソリッドボールには、おおまかには「ディスタンス系」と「スピン系」の2種類があります。
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ゴルフボールの選び方動画
ディスタンス系、スピン系のゴルフボールにはそれぞれどんな特徴があるのでしょう。こちらの動画をご確認下さい。
ディスタンス系は中心部のコアが柔らかくて、表面のカバーが固いボール。
一方、スピン系は中心部のコアが固くて、表面のカバーが柔らかいボールです。
それぞれのボールをたけちゃんが試打しました。
ゴルフボールの違いでドライバーの飛距離はどうなる?
まずは、ドライバーで打ってみました。
たけちゃんはフェードヒッターでスピン量は多いとのこと。打った感触としてはディスタンス系の方がコアも柔らかいので打感も柔らかく感じるそうです。
では、距離が欲しい人はやはりその名のごとくディスタンス系が良いのでしょうか?
たけちゃんの回答は、ディスタンス系の方がスピン量は減るのでスライサーは距離が出やすくなるは確かだということです。
しかしフッカーの場合は、スピン量が減ると余計にフックしすぎたり、もともとスピン量が少ない人は球がドロップして飛距離がでないケースがあるのです。
人によって違いがあるので、すべての人がディスタンス系ボールを使えば飛距離がでるとは限らないということなります。
数値で見てみると、たけちゃんの試打ではディスタンス系のスピン量の平均値が3155なのに対してスピン系は3260でした。
距離はディスタンス系の平均値が237ヤード、スピン系は238ヤードでした。
たけちゃんのショットでは意外と差が出なかったようです。
ゴルフボールの違いでアプローチはどうなる?
次に、ウェッジでの50ヤードにアプローチを試してみました。
ウェッジショットにおいてはスピン系の方が柔らかく感じるとのこと。それは表面が柔らかさを感じやすいからです。
一方、ディスタンス系は固くカツカツッと感じて、球離れの良さを感じます。
アプローチでのボールの良し悪しは好みによる部分も大きいと考えていいです。ちなみに、たけちゃんの好みはスピン系だそうです。
試打したデータとしては、ディスタンス系のスピン量の平均値が4920なのに対して、スピン系は6968とはっきり差がでました。
また、打ち出し角を見てみると、ディスタンス系の平均値が40.1度なのに対して、スピン系は34.4度と明らかにディスタンス系のボールの方が高いボールになります。
アプローチでは、ディスタンス系のボールは高さで調節するのに対して、スピン系は低く出してスピンで止める打ち方であるということが言えるのです。
自分に合ったゴルフボールを選ぼう!
ゴルフボールを選ぶポイントは、一般論ではアベレージゴルファーはディスタンス系、上級者はスピン系と言われています。
しかし、ヘッドスピードやスピン量によっても違うので、自分のスイング数値を知った上でベストのボールを選びましょう。
ゴルフボールを自分で選べるスポーツはゴルフくらいです。いろいろ試して自分にピッタリのボールを選んでくださいね。
>>あなたに合ったゴルフボールは【そのボールでは100切りできない!初心者のためのゴルフボールの選び方】
でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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まとめ
以上「ディスタンス系とスピン系のゴルフボールの選び方」をご紹介いたしました。
スピン量や打感などボールの種類によって違ってきます。一概にどれが優れているということではないので、いかに自分の好みに合ったボールを見つけるかということが大切になります。
ボールをあれこれ試してみるのも楽しいものです。特にアプローチでの差は実感しやすいので、実際に試してみて打ち出しの高さやスピン量を実感してみることをお勧めします。
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