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なぜ?女子プロゴルファーが一般男性より飛距離が出る3つの理由

一般男性ゴルファーよりも腕力では劣る女子プロゴルファーたち。

腕力どころか、ヘッドスピードだって、一般男性ゴルファーより劣る女子プロゴルファーがいる中、なぜ一般男性ゴルファーより女子プロゴルファーは飛距離が出るのでしょうか?

今回は、女子プロゴルファーがアマチュア男子より飛距離がでる理由に迫ります!

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パッと読むための目次

女子プロゴルファーのドライバーショット平均飛距離ってどれくらい?

女子プロゴルファーのドライバーショットの平均飛距離ってどれくらいなのでしょうか?

テレビなどを見ていると、結構飛んでいるという印象がありませんか?

ロングホールで、2オンを狙う女子プロゴルファーもいたりしていますよね。

アマチュアゴルファーでロングホールを2オンできる人って本当に限られたいわゆる「飛ばし屋」と呼ばれるような人たちだけですから、それだけ女子プロゴルファーが飛んでいると言うことになります。

女子プロゴルファーの平均飛距離ランキングを見てみると・・

 

1位

葭葉ルミ 約258ヤード
2位 穴井詩 約254ヤード
3位 山城奈々 約252ヤード
4位 川岸史果 約251ヤード
5位 テレサ・ルー 約250ヤード
6位 比嘉真美子 約248ヤード
7位 渡邉彩香 約248ヤード
8位 成田美寿々 約246ヤード
9位 柏原明日架 約245ヤード
10位 大城さつき

約243ヤード

 

結構飛距離が出ていますね。

この飛距離は、マックスの距離ではなく、平均飛距離です。

平均飛距離でこれだけの飛距離が出せると言うと、イメージ的には、筋肉ゴリゴリのマッチョという感じですが・・そんなことはないですよね。

 

女子プロゴルファー全体の平均飛距離は、237.1ヤードです。

それに対して、アマチュア男性ゴルファーの平均飛距離は、208.2ヤード。

その差約30ヤード。

女子プロゴルファーの方が大分飛んでいます。

ということは、よっぽど女子プロゴルファーのヘッドスピードは速いのだろうと思いますせんか?

でも、ヘッドスピードって、クラブの使い方のような技術の部分で、ある程度上げることはできるとは思いますが、基本的には基礎体力などの筋力が重要ですよね。

いくら、プロと言っても女性と男性の体力差は大きいので、女子プロゴルファーが一般男性ゴルファーよりもヘッドスピードが速いとは思えないのですが、実際のところどうなのでしょうか?

 

女子プロゴルファーの平均ヘッドスピードは?

女子プロゴルファーの平均ヘッドスピードは、40m/sです。

えっ?

と思った人は多いのではないでしょうか?

 

そんなに速くないですよね。

そして、一般男性ゴルファーの平均ヘッドスピードも40m/sなのです。

そう、女子プロゴルファーの平均ヘッドスピードと一般男性ゴルファーの平均ヘッドスピードはほぼ同じなのです。

しかも、これは平均のヘッドスピードです。

中には、ヘッドスピード37m/sという女子プロゴルファーもいますが、しっかりとトーナメントツアーを戦っています。

でも、女子プロゴルファーと一般男性ゴルファーの平均飛距離は、約30ヤード違います。

30ヤードって結構な差です!

この結果を見ると、「飛距離 = ヘッドスピードではない」ということが良くわかりますね。

 

一般男性ゴルファーと同じヘッドスピードの女子プロゴルファーが飛ばせる理由

ミート率

やはり一般男性ゴルファーと女子プロゴルファーとの大きな違いはミート率です。

簡単な飛距離の計算方法は、

ボール初速 × 4=飛距離
ミート率 = ボール初速 ÷ ヘッドスピード

でしたね。

ということは、ボールの初速が大きい数字になれば飛距離は伸びると言うことになります。

式を変形すると、ボール初速=ミート率×ヘッドスピードになりますね。

ヘッドスピードが同じでもミート率が高い数字ならば、ボールの初速は上がり、飛距離が伸びると言うことです。

アマチュアゴルファーのミート率が1.3くらいであるのに対して、女子プロゴルファーは1.5に近い数字のミート率であるとされています。

※ミート率の最大値は1.5です。

ミート率が悪いと自覚がある人に一度試してほしいのが、「クラブを短く握る」という方法です。

基本的には、クラブが長いほど芯に当てることが難しくなります。

短く持つと多少遠心力がなくなるので、正直ヘッドスピード自体は落ちるかもしれませんが、ヘッドの操作がしやすくなるはずです。

しっかりと、芯に当てることが出来れば、ミート率が上がりますので若干ヘッドスピードが落ちたとしても、飛距離は変わらないか伸びるかだと思いますよ。

クラブを短く握るというのは、心理的な効果もあるようで、トーナメントツアーなどに出場するプロゴルファーですらクラブを短く握っている人もいるくらいです。

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低スピン

女子プロゴルファーのトーナメントで、実際の女子プロゴルファーのドライバーショットを間近で見たことがあるかたは、ドライバーショットの球筋が、明らかにアマチュアゴルファーとは違うと感じることでしょう。

見てわかるくらいの低スピンのドライバーショットです。

 

女子プロゴルファーのドライバーショットの飛距離が一般男性ゴルファーよりも飛ぶのは、低スピンのボールが打てているからです。

あるデータによると、女子プロゴルファーのドライバーショットのスピン量が2500回転であったのに対して、一般男性ゴルファーのドライバーショットはスピン量が4000回転だったとされていました。

バックスピン量が多いとボールは吹き上がりやすくなります。

吹き上がった球は、飛距離が出ません。

高く上がってそのまま下に落ちてしまうようなイメージですね。

ランも出ませんし、飛距離は大幅にロスします。

 

バックスピン量が多くなってしまう理由は色々ありますが、ひとつ挙げるとすれば、スイング軌道の違いです。

多くのアマチュアゴルファーは、上から打ち込んでしまいがちです。

これが、バックスピン量の増加につながります。

一方、女子プロゴルファーの多くは、しっかりと横から払い打つようなスイング軌道になっています。

これが、適正な打ちだし角とスピン量につながっています。

 

女子プロゴルファーはしなりを使うのが上手い

ここまでは、女子プロゴルファーはヘッドスピードの割に飛ぶという視点で書いてきましたが、女子プロゴルファーはヘッドスピードを上げるのも上手いです。

簡単に言うと筋力がなくても技術があればヘッドスピードは上がるということです。

技術と言う面でひとつ言うと、女子プロゴルファーはクラブのしなりを上手く使って打っているなと思います。

トップでシャフトをしならせて、そのしなりをインパクトで一気に解放することでヘッドスピードを上げています。

イメージ的には釣りのキャストのようなイメージですね。

最初から、力んでいると「しなり」は使えません。

一般男性ゴルファーは、この力みによってヘッドスピードを落としてしまっているのに対して、女子プロゴルファーは力まず、シャフトのしなりを上手く使えている。

この違いが「飛距離の差に出る」のです。

 

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以上「女子プロが一般男性より飛距離が出る3つの理由」でした。

 

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