どんなに正しいパッティングストロークができたとしても、「ラインの読み方」が正しくなければボールはカップインしません!
今回は、グリーン上でのラインの読み方について説明しましょう。
パッと読むための目次
グリーンに上がる前にすべきこと
地形の確認
グリーンの傾斜の読み方は、グリーンに上がる前にするべきことと言われます。
しかし、ゴルフが上手い人は、ティーグランドにて、そのホールでの地形を確認しています。
そのホールの背景なども含めて、大きな地形を見ることで、グリーンの傾斜の状態を読み取れます。
グリーンの芝目は、水が流れる方向に作られます。
つまり、高い位置から低い位置へ。
なので、グリーンの右側が山で、左側が谷の場合、原則として、グリーンの傾斜や芝目は右から左に流れていると覚えておきましょう。
地形を把握したうえで、次に、グリーン面の確認を行いましょう。
グリーン面の確認
グリーンの傾斜は、グリーンに上がる前に、「グリーン全体の傾斜を確認」しておく必要があります。
なぜなら、グリーン上に上がると、目の錯覚が起きてしまうからです。
グリーンに上がる前に、まずは、グリーン全体を見て、大きな傾斜を見るようにします。
このときに、グリーンで最も低い位置はどこなのかを確認しておくことが重要なポイントです。
フォールラインの確認
このフォールライン(Fall Line)を見つけることができると、パッティングストロークは簡単に1~2打は縮まるようになります。
フォールラインの見つけ方は、いくつかありますが、簡単な方法は次のとおりです。
- グリーンの一番低いと思われる場所から、視線を低くして、グリーン面を見上げる
- 見上げたライン(仮のフォールライン)に直交する短いラインをイメージ留守
- フォールラインに直交する短いラインの右端のグリーン面と左端のグリーン面との高さを比較する
- 仮のフォールラインのどちらかが高く見える場合は、低い方に移動して、その位置から再び斜面を見上げる。
このように、グリーン面のフォールラインを意識しながら、何度か身体を移動させて、 左右の高さが同じに見える位置からの斜面が、そのグリーンでの「フォールライン」です。
フォールラインがわかるとこんなパットがカップインします!
【全米OP】ジャスティン・トーマス 真横にパットしカップイン!
実際、ラインを読んでいると、「まっすぐなラインなのか、どっちにきれるのか、どっちかわからない・・、とりあえず、まっすぐ打て」なんてことがあるのではないでしょうか?
判断に迷うラインは、ボールの転がりが弱くなったカップ付近で、「グリーン全体の傾斜の方向」や「フォールライン」に沿って、微妙に切れることが多くなります。
もちろん、芝目の影響を受けることもありますが、芝目は傾斜方向に流れるのが一般的ですし、そもそも芝目を作らないようにグリーンの芝を管理しているゴルフ場も増えてきています。
なので、どっちに切れるか判断に迷った時は、「全体像で把握した傾斜を基準にしたライン」や「フォールライン」を優先することが基本となります。
パターのラインを読む、つまりグリーンの傾斜を読むことは、ティーグランドから、グリーンに上がる前から、始まっているということです。
グリーン上でのラインの読み方
グリーンに上がる前から、グリーン全体の傾斜がわかれば、あとは、細かい情報をインプットしていきましょう。
- ボールの後方からカップまでのラインを読む
- ラインの真横からカップとボールの高低差を読む
- 反対側に回り、カップ越しにボールを見てラインを読む
- カップ周りの微妙なラインを読む
もしあなたが、ボール後方から見ただけで、すぐにパッティングに入るのであれば、かなりもったいないことをしています。
なぜなら、「3」の「カップの反対側からラインを見る」だけで、パットのスコアが2~5打縮まるからです。
面倒くさがらずに、必ず、反対側から見た(カップ越しにボールを見た)情報をインプットしてください。
特に、上りのラインと下りのラインは、ボール後方から見た時と、カップ越しに見た時では、傾斜のイメージが全然違ってきます。
ボール側から見たときと、カップ側から見たときでは、ラインが違って見えるケースが多々あります。
その場合は、カップ側から見たラインのほうが当たっていることのほうが多いです。
~中井 学~
さらに、あなた以外の人のパッティングも、目を皿のようにして、観察しましょう。
「自分のラインとは違うからいいや」っていうあなた!
いえいえ、すべての方向からカップに打たれるボールはあなたのパッティングラインを教えてくれます。
反対側かパットした人のボールがカップ周辺で大きく右に切れれば、あなたのパットはカップ周辺で左に切れるということ
右側からパットした人のボールが打ちきれずに思いのほかショートしたならば、あなたのパットはかなり右に流れていくスライスラインになるということ
グリーン上は、どのパットもあなたのパットの参考になるということです。
プロライン、アマラインとは?
パターのライン読み方は、「プロライン」で読んだ方が良いといわれています。
プロラインとは、簡単に言うと「ラインを大きく読むということ」です。
例えば、グリーンの傾斜が右→左、つまりフックラインであったとします。
この右から左にきれるフックラインを大きめに読んで、カップの外側をボールが通過してオーバーする外し方がプロラインです。
これに対して、ラインを小さめに読んで、上記の例だとカップの手前で左に切れてショートするような外し方をアマラインと言います。
【フックラインでのプロラインとアマライン】
プロラインでライン読みをすることをおススメする理由は2点あります。
1つは、カップに届かなければ、カップインすることはないということです。
アマラインに切れるボールは、カップからどんどん離れていきます。
プロラインのボールは、カップに近づいていきます。たとえカップを外しても、お先にの距離に止まります。
2つ目は、返しが入りやすいという点です。
オーバーしても一度通過しているラインですので、ファーストパットを外したとしても、次に打つパターのラインはわかっているということになります。
この外した後の簡単さもラインをプロラインで読むことのメリットと言えるでしょう。
これに対して、アマラインでショートして外すと、再びラインを予想して返しのパットを入れなければなりません。
多くのアマチュアはラインの読み方が浅い ~ 江連 忠 ~
ティーチングプロである江連プロは、多くのアマチュアゴルファーは、実際の曲り幅のラインに対して、「曲がる想定が少ないライン取りをしている」と指摘しています。
プロゴルファーが3パットをほとんどしないのもプロラインでラインを読んでいるからかもしれません
もしあなたが、アマラインに大きく読み違えることが多いのであれば、プロラインを意識してパットしてみることをおススメめします。
一方で、ティーチングプロの中井学さんは「アマラインに打つ」ことを指導しています。
アマラインで打て ~ 中井 学 ~
その理由は、プロラインに打った場合でカップを外した場合は、次のパットは、難しい「下りのラインが残る」ということです。
仮に、アマラインに打って、カップ手前で切れて、カップから大きく遠ざかったとしても、次のパットは、「上りのライン」が残ることになります。
つまり、上りのラインを残すほうが、カップインする可能性は高くなるので、アマラインに打った方が、3パットの危険性は少なくなるというものです。
江連忠プロの「プロラインに打て」という指導と、中井学プロの「アマラインに打て」という指導は、いったいどちらを信じればいいのでしょうか?
それは、あなたのパッティングラインの読み方のミスの傾向を知るということが先決です。
あなたのライン読みのミスの傾向として、カップよりだいぶ手前から大きく切れて、上りのセカンドパットの距離が残りすぎるならば、プロラインを意識しましょう。
逆に、あなたが、読みすぎて、大きくプロラインに外して、下りのラインが残って3パットする傾向にあるならば、アマラインを狙うことで、パットスコアは縮まるでしょう。
どちらのラインを狙うのかは、あなたのミスの傾向しだいということですね。
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以上「パターラインの読み方4つの方法」でした。
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