「とにかくアイアンが苦手」「球が上がらない」「番手なりの飛距離が出ない」
こういった悩みを抱えるゴルファーは多いのではないでしょうか。
今回はそんなアイアンに苦手意識を持っているゴルファーに、その苦手意識を克服してもらいたいと思います。
今のあなたのアイアンの飛距離に対する考え方や実際のスイングの注意点をご紹介するほか、使用しているクラブを変えて苦手意識を克服する方法までご説明していますのでぜひ参考にしてください。
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パッと読むための目次
一般的なアイアンの飛距離とは?
アイアンに苦手意識を持つ人の多くは、アイアンの飛距離不足を感じています。
もちろんアイアンショット方向性が重要ですが、最低限必要な飛距離があることも事実です。
ただ多くのアマチュアゴルファーは、アイアンショットの飛距離を過大評価している傾向にあります。
つまり、「自分はもっと飛ぶはずだ…」と。
アイアンショットの飛距離を知る上での目安は、ドライバーの飛距離です。
ドライバーの飛距離の半分が9番アイアンの飛距離となります。
ドライバーの飛距離が230ヤードなら、9番アイアンの飛距離は115ヤードです。
それ以上9番アインの飛距離が出る人は、「アイアンを振りすぎ」なのです。
振りすぎ(強振)であれば、ダフリやトップなどのミスショットが出やすくなるのは当然です。
まずはあなたの適正なアイアンショットの飛距離を把握し、振りすぎであるかどうかを把握してみてください。
実は、このようにアイアンショットに飛距離を求めすぎる傾向にあるゴルファーは、アイアンのミスも多い傾向にあります。
「アイアンは狙うもので飛ばすものではない」と認識を改めるだけで、アイアンショットの成功率が上がるゴルファーもかなり多いのです。
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「アイアンが苦手」を克服するための4つの注意点
あなたの飛距離が適正であること(クラブを振りすぎていないこと)を前提として、「アイアンが苦手」を克服するための注意点をご説明いたします。
1つ目の注意点:スイング軌道
一つ目の注意点はスイング軌道です。アウトサイドイン軌道のスイングは、飛距離をロスする要因となります。
アウトサイドイン軌道とは、ダウンスイングの際に目標地点より外側からクラブが下りてきます。その後、インパクト後から振り抜き時にクラブヘッドが内側を通り抜ける軌道になります。このアウトサイドイン軌道の場合、ボールがスライス回転になるため、ボールの吹き上がりやスライスによる曲がりというミスが多発します。結果的に飛距離ロスにつながります。
また、アウトサイドイン軌道のスイングの場合、上手にクラブフェースを返すことが出来ても、左に低いチーピン弾道(曲がり幅の激しいフックボール)になります。結果的にボールが上がらずに飛距離を稼ぐことが出来ません。
2つ目の注意点:ダウンブロー
二つ目の注意点はダウンブローが行えているかです。ダウンブローとは、スイングする際にクラブヘッドが上から下に下降する軌道の最中でインパクトを行うことです。ゴルフを始めたばかりの人の中には、インパクトはスイング軌道の最下点で行うと勘違いをしている人がいます。アイアンの正しいインパクトの位置は、最下店のちょっと手前になります。
このダウンブローが出来ていないと、救いうちや払い打ちになり飛距離ロスをしてしまいます。自分がダウンブローに打ち込めているかをチェックする5項目です。
- 切り返しの際に腰が先行しているか?
- 切り返しでコックが解けてしまっていないか?
- ハーフウェイダウン(トップからダウンスイングの半分ほどの位置)までタメを維持できているか?
- インパクトの際の体重は左足にのっていて、頭はボールより後ろに残せているか?
- ボールより前の芝を取れているか?
この5つがしっかりと行えていれば、ダウンブローに打ち込めています。
3つ目の注意点:シャフトのフレックス
三つ目の注意点はシャフトのフレックスです。フレックスとはシャフトの硬度のことです。アルファベット表記が一般的で、柔らかいほうからR(レギュラー)・S(スティッフ)・X(エキストラスティッフ)などとなります。
自分の適性ではないシャフトのフレックスを使用すると、飛距離ロスにつながります。適正よりも固いシャフトではしなりが生まれずに飛距離が出ませんし、柔らかすぎるシャフトは弾道が曲がることが多くなり飛距離ロスになります。
適正シャフトを決めるポイントはヘッドスピードです。
通常ヘッドスピードは、ドライバーを基準として図るものですが、一般的な7番アイアンを基準としたシャフトの適性は次の通りです。
- ヘッドスピード36~38m/s:スチールSシャフト
- ヘッドスピード33~35m/s:軽量スチールSシャフト
- ヘッドスピード30~32m/s:カーボンSシャフト/軽量スチールRシャフト
- ヘッドスピード27~29m/s:カーボンRシャフト
ヘッドスピードはクラブフィッティングで無料診断が可能です。アイアンが苦手な人は一度チェックしてみてください。
4つ目の注意点:ネックやヘッドの特性
四つ目の注意点は、ネックやクラブヘッドの特性です。アイアンのネック形状は大きく分けると、「グースネック」と「ストレートネック」に分けることができます。
グースネックは「重心角」が大きいので、球がつかまりやすい、振り遅れなどによるミスを軽減してくれるので、スライサー向きといえます。
一方、ストレートネックは操作性が良いため、球をコントロールしやすいというメリットがあります。コースの状況に応じて、ドローやフェードなど球の打ち分けができます。
また、クラブヘッドのソール(底)部分の厚さによっても扱いやすさは大きく変わってきます。
ソールが厚めのアイアンは、重心が低くなるので、球が上がりやすく、ミスに強いアイアンといえます。テーラーメイドやキャロウェイといったブランドのアイアンは、このタイプのモデルを多く扱っています。
一方、ソールが薄くスクエアなアイアンは、操作性が上がります。フェースを開いたり、閉じたりして球筋をコントロールしたいゴルファーは、こちらのアイアンを好みます。ミズノやタイトリストが多く扱っています。
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まとめ
以上「アイアンの苦手を克服」するための4つの注意点をご紹介いたしました。
スイング自体もそうですが、アイアンはクラブを見直すだけでかなりショットが変わります。まずはご自分のクラブについて把握することが大切です。
注意点を1つ1つクリアしていくことによって、あなたのゴルフのステージも1段ずつ上がっていくことでしょう!!
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