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価格を左右するのは研究費用
ゴルフクラブの価格はピンキリです。
ドライバー1本で10万円以上するものもあれば、ハーフセット(14本のフルセットの半分の7本前後の本数で組合わされたクラブセット)で5万円なんていう低価格なゴルフクラブも存在します。
そんなゴルフクラブの価格を最も左右するのが研究費用です。
高額なクラブは長所がはっきりと見受けられる
とにかく飛距離が稼げる、絶対に曲がらない球筋が出せる、フワッピタッとグリーンで止まる、インパクトの瞬間の気持ちの良い打感、こういったはっきりとした特徴が初心者でも感じ取れるようなクラブは、大抵は高額なクラブのはずです。
高額な理由こそが、研究費用なのです。
有名ブランドのクラブは、2年に一度モデルチェンジをするのが通例です。
つまり、その2年間は新しいモデルの性能をひたすらに研究しているというわけです。
研究する内容は、そのクラブが持つ特徴や長所により異なりますが、ゴルフ初心者でも簡単に結果を残せるようなクラブにするために多くの時間を費やしています。
また反対に、ゴルフ上級者やプロゴルファーが使用するようなスペックのゴルフクラブの研究も行います。
研究する議題はゴルフクラブのブランドにより異なるため、同じメーカーの中でも様々な研究が続けられているということです。
低額なクラブは型にはめた大量生産
高額なクラブは研究費に多くの時間を費やしますが、反対に低額のクラブは決められた型に流し込む大量生産型のクラブなのです。
もちろん、高額なクラブも型を作成してクラブを作ります。
ただ、この型を作るのに先ほど述べたように様々な研究を重ねて作成します。
低額なクラブの方は、こうやって高額なクラブのために作成された型のお古を使用している場合もあります。
何年も前の旧モデルの使用済の型であれば、安いクラブを大量に作成することが可能となります。
ゴルフクラブの材料費
一番価格に影響するのは研究費ですが、次に大切なのは材料費です。
高級食材を使用するレストランの料理が高額なように、高級素材を使用するクラブも高級素材で作成すになります。
チタンやタングステン(超合金)は高額素材
高い研究費用をかけて開発された高額なクラブは、その研究結果をいかんなく発揮するために材料にもこだわります。
例えば飛距離を求める際によく使用されるのがチタンです。
反対にスピン量を求めるのであれば、タングステン(超合金)がよく使用されています。
これらはどういう比率で調合されるのかといったことも重要になります。
低額クラブの材料はステンレス
お安いクラブの材料として有名なのがステンレスです。
ステンレスのデメリットは、反発力が不足するため飛距離がダウンする点です。
ただもちろん、力相応ということもありますので、ゴルフを始めたばかりの人には十分とも言えます。
また、ステンレスのクラブは打感が良くありません。
インパクトの際の爽快感は少し劣ってしまうかもしれません。
ブランド
最後にブランドです。
テレビに映るプロゴルファー達が使用しているクラブは、間違いなく世界的に有名な一流ゴルフブランドのゴルフクラブです。
これらはもちろん最高の研究費用をかけ進化を遂げ、最高の素材を使用した一流のクラブです。
そして、歴史と人気を兼ね備えたゴルフブランドが製作販売しているのです。
ゴルフだけに限りませんが、洋服なバッグ、車、時計など、なんでもブランド力というハクが付くことは間違いありません。
ただし、このブランド力だけでクラブを選ぶということも危険です。
自分の実力と目指すところを踏まえ、またゴルフ経験者やインストラクターなどの意見に耳を傾けながら、クラブ選択をするのが良いでしょう。
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