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ゴルフ初心者でも簡単にできる!6つのコースマネジメント

ゴルフはミスのゲームです。

自分のミスを容認して、「いかにリスクを回避し、スコアの無駄を省き、いかに少ないスコアで上がるかを競うスポーツ」です。

あなたはこう思っていませんか?

「コースマネジメントなんて、まだ早い」

「コースマネジメントしたって、そこに打てないんだから・・」

もしあなたが100切りできていないなら、スイングやショットが悪いだけでなく、コースマネジメントができていないというもの大きな理由の一つです。

コースマネジメントといっても、そんなに難しいことじゃありません。

初心者にだって、十分できるし、初心者だからこそしっかり覚えておきたいコースマネジメントもあるのです。

青木 功
ゴルフのクラブを振ることも大切だが、それ以上に重要なのが、頭をどのように使うかだ

 

パッと読むための目次

初心者でもできる!6つのコースマネジメント

トラブルは1打損する勇気を持とう

初心者がスコアを崩す原因の一つとして、一度トラブルになると抜け出せないということがあります。

例えば、ティーショットを林の中に打ってしまった・・・
目の前には、グリーン方向に1mの隙間があり、横に戻すだけなら3mの隙間がある・・

このようなシチュエーションの場合、あなたならどうしますか?

コースマネジメントとして正解なのは、1打損してでも、横に戻すことです。

わずかな隙間を狙って、木に当たり、跳ね返ったボールは打った場所より後方へ、さらにさっきよりひどい状況に・・・なんて経験ありませんか?

しかも、一度失敗しているために、ムキになっているのか、やけになっているのか、そこからさらに同じミスを繰り返す・・なんて状況をよく見ることがあります。

これでは、スコアなんて良くなるはずがありませんよね。

急がば回れです。1打損して横に戻す勇気を持つこと。

たったこれだけですが、簡単なようで意外とできない立派なコースマネジメントです。

青木 功
うまくいくことを前提に立てたゲームプランなど妄想にすぎない。
練習ではほとんどミスも起きないショットですら、コースの上では生じるのだという認識に立って、初めてゲームプランは成立する

 

ピンを狙わない攻め方を!

例えば、ショートホールのティーショットやパー4、パー5のミドルショットでグリーンを狙う時に、あなたはピンばかり見ていませんか?

そりゃあ、プロゴルファーのように、ピンをダイレクトに狙ってベタピンにつけるなんてカッコよすぎです。

まあ、アマチュアでも、たまにそんなことが起こってしまうのがゴルフの魅力なのですが。

ただ、状況によっては、ピンをダイレクトに狙わない方がリスクが少なくなる場合があります。

例えば、ピンがグリーンの右に切ってあって、右手前にはガードバンカー、さらにOBもある・・・こんな状況でピンを狙っていくのは、無謀(むぼう)です。

多くのアマチュアゴルファーは、グリーンを狙うショットでは、オーバーすることよりも、ショートすることが多いでしょう。

さきほどの例の場合、ショートすれば、ガードバンカーに入ってしまいますよね・・

逆に、真ん中から左を狙っていって、上手く打つことができれば、グリーン左にオンしますし、例えショートしても花道からの簡単なアプローチが残ります。

このように、ミスした時に有利な方向へ打っていくことでリスクを回避するのが、コースマネジメントです。

もちろん、リスクが少なければピンを狙うのが正解ですが、常にピンばかり狙っているようでは、なかなか100切りできません。

 

藤田寛之流!セカンドショットのマネジメント

「ボギーで上がるマネジメント」として、セカンドショットでグリーンを狙う場合の注意点を藤田寛之プロが解説しています。ピンを狙わないマネジメントの考え方は100切りできないあなたでも、とても参考になるでしょう!


出典:Yamaha Golf

 

手前から攻める

これは、コースマネジメントの基本ですよね。

例えば、残り150ヤードで7番か6番か迷っているのなら、7番で打つべきです。

上手く打てばグリーンオンしますし、ショートしても手前からのアプローチが残りますね。

ゴルフは手前から。良く聞く言葉ですね。

何故、手前から攻めるのが正解かというと、グリーンは手前から奥に上っていることが多いからです。

つまり、グリーンを外した時に、オーバーしてしまうと奥から下りのアプローチが残ります。

グリーン奥からの下りのアプローチなんて、プロゴルファーでもカップに寄せることが難しいシチュエーションですよね。

逆に、ショートしてグリーン手前の花道にボールがあれば、上りのアプローチが残ります。

上りのアプローチは、比較的簡単なシチュエーションですから、もしかしたらカップに寄せることができるかもしれません。

グリーンに乗った場合も同じです。

奥から下りのパターを残すか、手前に乗って、上りのパターを残すかで、だいぶ難しさが違います。

もちろん、手前から上りのパターの方が簡単です。

ゴルフは体力よりも主として「耳と耳との間のもの」によってプレーされるゲームである。
~ ボビー・ジョーンズ ~

 

OBを打たない

初心者が、スコアアップをしたければ、OBは厳禁です。

2打罰はかなり痛いです。

「OBなんて、打ちたくて打っているんじゃない!・・・」

・・・わかります。ただ、あなたは「OBを打つべくして打っている」のです。

OBを打たないコースマネジメントとはどういうものなのでしょうか?

それには、まず、最初にしなければならないのが、ホールの全体図を確認しておくことです。

ほとんどのホールには、コース図でそのホールの特徴が描いてあるので、それを見てどこからどこまでがOBなのかを確認できます。

ティーショットを打った後に、「左ってOBがあるの?」では、コースマネジメント以前の問題ですね。

もう1つ。
あなたがスライサーならば、右がOBゾーンのホールでは、嫌な気持ちでティグランドに立つのではないでしょうか?

反対に、あなたがフッカーならば、左サイドが危険地帯のホールはとても気持ち悪くはないですか?

ティーショットでOBを打たないコツは、「ティーアップの場所と狙う場所」です。

フッカーは、ティーグランドの左端にティーアップして、右のラフあたりを狙えば、仮に30~40ヤードも大きく曲がるフックボールが出ても、左の危険ゾーンまで行くことはありません。

仮にまっすぐのナイスショットが出ても、右のラフです。

スライサーは逆です。右のOBが怖いと思ったら、ティーグランドの一番右端に立ち、左サイドを狙って打つ。たった、これだけです。

左サイドに狙いを定めているにもかかわらず、色気を出してフェアウェイセンターに意識が行くと、ボールを押し出してしまい、「右の危険エリアに一直線」という結果になるので、狙いは徹底することが大切です。

常にフェアウェイの真ん中を狙うのではなく、コースを見てOBにならない方向、つまり広い方へ打っていく。

これが、簡単なようでアマチュアゴルファーが意外とできていないコースマネジメントです。
このコースマネジメントができるようになるだけで、スコアが縮まるのに・・・。

だから、ぜひお試しください。

先のことを考えろ。ゴルフは次のショットのためにどうするかを考えるゲームである。
~ ビリー・キャスパー ~

 

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ドライバーを封印する

OBを打たないコースマネジメントとして、「狭いホールではドライバーを使わない」という選択肢もあることを頭に入れておきましょう。

ドライバーを封印するというのも1つのマネジメントです。

100切りするのに、最低限必要なクラブは、フェアウェイウッド・7アイアン・PW・SW・パターです。

150ヤードを乗せることができるなら、ハンディー9の実力をもっている。
~レッスンの神様 田原 紘プロ~

単純に言えば、「ハンディキャップ9とは、パー72のコースを81で回ること」です。
※厳密なハンディキャップ算出方法は異なります。

18ホールを2パット平均で上がったとすると、合計36パット

つまり、ショット数は45回で回れば、スコア81ということになります。

日本全国のゴルフ場の平均的な長さは、6703ヤード。

この6703ヤードをショット数の45で割ってみると、1打につき約150ヤード!

つまり、150ヤードがしっかり打てれば、ハンディキャップ9のゴルフができるということ

これが、「田原紘プロ流シングルゴルファーになる考え方」です。

どんなスイングで打ってもいいし、クラブは何番を使ってもいい。
1ラウンド81以内でまわればいい。
ゴルフは飛距離を競うゲームでもなければ、スイングの美しさを争うショーでもない。
ティ
ーショットはドライバー、バンカーはサンドウェッジという決まりもない。
~ 田原 紘 ~

つまり、100切りするのに、ドライバーは必要ないということです。

ドライバーを使うメリットは、「飛距離」にありますが、それはあくまでちゃんと飛んだ場合。

ティーショットを300ヤード飛ばしてもバーディを取れる確証はありませんが、OBを打てば、「ダボ」はほぼ確定です。

ドライバーは攻めのクラブではなく、守りのクラブだということを認識してください。

また、「ドライバー持たないと馬鹿にされるんで・・・」というあなた!

 ゴルフの上達を阻むもの、要するに虚栄
~ 中部銀次郎 ~

伝説のアマチュアゴルファー中部銀次郎さんは、虚栄つまり、見栄がゴルフを下手にすると言っています。

みんなに馬鹿にされるからとティーショットでナイスショットの出る確率の低いドライバーを持つより、確実に前に進むクラブを持つ方がスコアは確実に縮まるのです。

あなたにとって、技術的に難しく、ミスが出る確率の高いクラブを選ぶことは、コースマネジメントとして正しくありません。

ティーショットに限らず、確実に前に進むクラブを選ぶことが、初心者に正しいコースマネジメントと言えます。

 

アプローチは徹底的に転がす

ランニングアプローチはボールの転がして寄せるアプローチで、ゴルフ初心者にとって一番簡単なアプローチ方法です。

そんな簡単なランニングアプローチですが、ウェッジで狙い通りの距離感を出すのは難しく、初心者はシャンク(アイアンのネックでボールを打ってしまう事)などのミスショットが多発します。

そんなミスを減らし、安定したランニングアプローチを打つには、「チッパー」がおススメです。

チッパーとは、グリーン周りからの短い距離用に作られたクラブで、転がすことに特化したクラブです。

ランニングアプローチに使用するのに向いています。

ウェッジよりもチッパーを利用する方が簡単でピンに寄る確率も高まります。

初心者のコースマネジメントを考えた場合、アプローチは、チッパーを使用することをおススメします。

ゴルフのアプローチのミスが激減!チッパーの使い方3つのポイント

2017年1月29日

【動画で学ぶ】確実に寄る!ランニングアプローチ6つのコツ

2017年1月31日

 

藤田寛之流!コースマネジメント

90切りするためのマネジメントですが、100切りにも共通する重要なマネジメントになります!


出典:Yamaha Golf

 

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以上「初心者にもできるコースマネジメント」についてご紹介しました。

仮に、プロゴルファーのキャディーがあなたのキャディーとなり、ラウンドしたならば、今のあなたのスイングレベルでも、100切りはできるでしょう。

その理由あ『ラウンドでの考え方』がまったく違うからです。

ゴルフはどのレベルでも『コースマネージメント』は必要です。

「コース戦略の考え方」を知っているか知らないかだけで、10打はスコアが変わってくるでしょう。

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