「何とかして飛距離アップをしたい!」
このような悩みを持っている人はいませんか?
飛距離アップのためには、練習が大事ですが、一番手っ取り早い飛距離アップの方法は、ゴルフの道具、つまりドライバーを自分に合わせることです。
ドライバーを自分に合わせるためには、ドライバー自体を変えるという手段もありますが、ドライバーをチューニングするという方法もあります。
ドライバーチューニングの方法として昔からある手法の1つに「カウンターバランスの調整」があります。
カウンターバランスを変えるならそれほどお金もかかりませんし、上手くいけばあなたのドライバーはとても振りやすくなる可能性もあるのです。
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パッと読むための目次
クラブバランスとは
カウンターバランスをご説明する前に、クラブのバランスについて簡単にご説明します。
「クラブバランスのことは知っている」というかたは、この項目はスルーしてください。
クラブのバランス記号の意味
ゴルフクラブには、「C8」や「 D3」などの記号が書かれています。
この記号は、「クラブバランス(スウィングウェート)」と呼ばれ、クラブ全体の重さに対するヘッドの重さの比率を示すものであり、簡単に言うと、「ヘッドの効き具合」を数値化したものです。
バランスは、ヘッドの軽い方から順番にアルファベットのA〜Eの5段階に分類され、さらに各段階において0〜9の10段階に区分され、合計50段階で評価されます。
つまり、「A1」が最もヘッドが効いていない(軽く感じる)クラブで、「E9」が最もヘッドが効いている(重く感じる)クラブということになります。
クラブを違和感なく振るためには、バランスがなるべく近くなるようにセッティングすることが重要です。
市販されているクラブは、一般男性用ならC8〜 D4、一般女性用ならB8〜C4と、すでに振りやすい設計になっています
あなたが使っているすべてのクラブが「D0~D4」のように5ポイント程度の間に収まっていればまったく問題ありませんが、「アイアン」と「ドライバー」が違うメーカーである場合など、このバランスが極端に異なっていたりすると、ヘッドの効き具合が変わることにより、振りにくさやミスショットの原因となる場合があるのです。
バランスはクラブの振りやすさに影響を及ぼす
では、「A1」の最もヘッドが効いていないクラブと、「E9」が最もヘッドが効いているクラブを実際に振ってみた時にどちらの方が振りやすいのでしょうか?
もちろん「A1」のクラブですね。
つまり、
- 手元が重くて先端が軽いクラブ : 振りやすい
- 手元が軽くて先端が重いクラブ : 振りにくい
ということになります。
では、なるべく手元が重くて先端の軽いクラブ(A1に近いクラブ)が良いクラブなのかというと、実はそうではありません。
あなたの力(パワー)に対して、度を超えて振りやすい(軽く感じる)クラブは、腕でスイングを操作しやすくなるため、ミスショットを誘発するからです。
振り切れる範囲で、ヘッドが効いている(重く感じる)クラブを使った方が正しい軌道でクラブを振り降ろしやすくなります。
つまり、あまりヘッドの効いていないものよりも、ヘッドの重みを感じながらクラブを振るほうが、正しいスイングをすることができ、ミスショットの確率も減るのです。
クラブのバランスとスイングリズムの関係
クラブのバランスは、スイングリズムに大きな影響を与えます。
例えば、「長さ」と「重さ」が同じクラブであれば、バランスの軽いクラブ(ヘッドが効いていて軽く感じるクラブ)の方が早く振ることができます。
つまり、バランスの軽いクラブは、インパクト時にヘッドが戻りやすいので、スイングリズムが早い人に向いているということになります。
その逆に、ヘッドが効いていないバランスの重いクラブは、ダウンスイングでヘッドの重さを感じやすく、インパクトを迎えるタイミングをとりやすいので、スイングリズムが遅い人に向いています。
つまり、クラブのバランスは、「重い」・「軽い」のどちらが優れているということではなく、あなたの力に対して違和感のない、あなたのスイングに合っているバランスを見つけることがとても大切ということです。
バランス調整は自分でできる
ゴルフクラブのバランスは、以下の方法で調整することができます。
- ヘッドに鉛を貼る
- グリップを交換する
- シャフトの長さを変える
1のヘッドに鉛を貼る方法は、「バランスアップ」の調整です。
つまり、ヘッドに鉛を貼ることで「ヘッドの重量」が増しますので、ヘッドが効きやすくなります。(D1⇨D2などバランスは重くなります。)
2と3の調整方法は、「バランスダウン(D2⇒C9など)」の調整となります。
グリップ交換により手元の重量を増やしたり、クラブそのものの重量を増やすことで、ヘッドの効きを少なく(軽く感じるように)する調整です。
しかし、グリップ交換やリシャフトするには、お金がかかりますし、調整の結果、自分には合わなかったでは、シャレになりません。
そこで、カウンターバランスの調整が注目されているわけです。
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カウンターバランスとは?
カウンターバランスとは、昔からあるゴルフクラブのチューニング方法で、クラブヘッドの反対側であるグリップ側に重りをつけて重くする(バランスをダウンさせる)という手法です。
カウンターとは反作用という意味で、グリップ側を重くすることで反作用を得ることによって振りやすくなるという理屈です。
前述のとおり、ゴルフクラブにはスイングバランスというものがあり、グリップやシャフト、クラブヘッドの重さが調整されており、一般的には、男性用で C8 ~ D5 という記号で表されるものですね。
通常、男子プロゴルファーであれば「D2」が基準となると言われていますが、池田勇太プロなどは、C5など軽いバランスのものを試すこともあるようです。
ではグリップ側を重くするためにどうしたらよいのでしょうか?
従来のやり方は、グリップを重いものに変えるという方法でしたが、最近ではグリップエンドに錘(おもり)を取り付けるだけの簡単な方法でバランスを変えることもできるようになりました。
カウンターバランスで飛距離アップできる?
カウンターバランスで飛距離アップできるかという点については一概には言えませんが、カウンターバランスにすることで、上手くその人のスイングにはまれば、飛距離アップできる可能性は大いにあると考えます。
特に、チーピンなどの左への引っかけのミスが多いゴルファーが、カウンターバランスにすることで“手元を支点にしたスイング”ができるようになるため、ミスを軽減する効果があるようです。
手元を支点にすることで
- 手打ちを防止することができる
- アーリーリリースを改善することができる
- タメを作ることができるようになる
このような効果を得ることができる可能性があります。
このようなカウンターバランスの効果により、スイングが改善されれば当然、ヘッドスピードが上がりますから飛距離アップにつながるといえるでしょう。
簡単にカウンターバランスにできるアイテム
カウンターバランスにするために最も簡単で安価な方法は、グリップ付近にウエイトを貼るという方法です。
カウンターバランスにするためのおすすめアイテムをご紹介いたします。
「重くて振れない」、「難しくて打てない」、こんな時迷わずにカウンターバランスを試してみると、不思議なくらい重く感じない、意外と簡単に振れると実感できる代物です。
お値段は500円程度で購入できるので、新しいクラブに買い替える前に、一度試してみる価値はあるのではないでしょうか
ライト G-43 バランス ダウン
こちらはねじ式でグリップエンドにコインタイプのウエイトをねじ込むタイプです。
合わない場合は、取り外せばいいだけです。
価格もかなりお手頃です。
ライト バランスアップ 5g G-37
参考までに、ヘッドの効きをよくする(ヘッドが重く感じる)バランスアップ調整を目的としたものもご紹介しておきます。
昔ながらのシールタイプの鉛ですね。
鉛に「BALANCE UP」と黄色い文字で書いてあるのがオシャレです。
まとめ
ゴルファーのスイングは、人それぞれでありその人に適したスイングバランスというものがあります。
スイングバランスを変える簡単な方法として昔から重宝されてきたのがカウンターバランスです。
イメージ的にはヘッドを軽くするようなイメージで良いかと思います。
カウンターバランスにすることで以下のような効果に期待ができます。
- 手打ちを防止することができる
- アーリーリリースを改善することができる
- タメを作ることができるようになる
これにより結果的にヘッドスピードが上がれば、飛距離はアップしますよね。
グリップエンドに錘を取り付けるだけで簡単に出来ますので、ぜひ、試してみて下さい!
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