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ゴルフコンペ初参加でも大丈夫!コンペのルールや賞やハンディ算出方法を詳しく解説

会社のゴルフコンペに誘われたけど、

「ゴルフコンペのルールってあるの?」

「ゴルフコンペのハンディってどう計算するの?」

そんなゴルフコンペ初心者のあなたのために「ゴルフコンペの競技方法やルール、ハンディキャップ算出方法」などを詳しく解説します。

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パッと読むための目次

ゴルフコンペとは

ゴルフコンペとは、ゴルフコンペティションの略です。日本語に置き換えれば、ゴルフ競技会となります。

日本で多くの場合に使用されている「ゴルフコンペ」という単語は、技術や技量を競い合うプロゴルファーの試合とは異なり、親睦を高める意味合いで開催されるゴルフ競技会に使用されます。

ゲーム性を重視した独自ルールを用いることが多々有ります。

英語圏では競技会のことを「Competition」と表現するよりは「Tournament(トーナメント)」と表現する方が一般的です。

オープンコンペ

ゴルフ場やゴルフメーカーなどが開催する、誰でも参加可能なゴルフコンペをオープンコンペと言います。1名からの参加も可能な場合が多く、気軽に参加できるゴルフコンペです。

プライベートコンペ

会社や企業、飲食店や個人でゴルフコンペを主催して、招待客のみが参加できるコンペがプライベートコンペです。プライベートコンペは誰でも開催できますが、ゴルフ場によっては3組以上などの決まりがある場合があります。

 

ゴルフの競技方法は2種類

ストロークプレー

大概のゴルフコンペはストロークプレーで行われます。

18ホール全ての打数(ショット数)の合計で順位を決める競技方法です。

この打数の合計にハンディキャップを組み合わせて順位を確定するゴルフコンペが最も主流です。

 

正確に打数を数えると、打つ意思を持った空振りを含めることになります。

ただし大概のゴルフコンペではプロの試合と違いそこまで厳格なルールではない場合が多いです。

マッチプレー

2名あるいは2組のプレーヤーが1対1で対決する方法です。

1ホールごとに勝敗を決めます。打数の少なかった方が勝利となりますが、打数の差は関係ありません。よって、18ホールの合計打数が多い方の勝利もありえます。

勝ちは「アップ」引き分けは「ハーフ」負けは「ダウン」と言います。

例えば、A対Bのマッチプレーでは次のようになります。

  • 1ホール目をAが勝利:Aが1アップ(Bが1ダウン)
  • 2ホール目をBが勝利:オールスクエア
  • 3ホール目をBが勝利:Bが1アップ(Aが1ダウン)
  • 4ホール目がハーフ(引き分け):Bが1アップ(Aが1ダウン)

2ホール目の状態、また最終的に引き分けの場合をオールスクエアと言います。スコアカードには「AS」と略して描かれる場合もあります。

 

一般的なゴルフコンペ

ゴルフコンペには幹事が存在する

会社や企業などが主催するプライベートコンペには幹事がいます。

幹事はゴルフコンペ会場の選出、予約、招待客への連絡、組み合わせ作成、賞品管理など、ゴルフコンペに関わる全てに携わります。

とても大変な役回りですので、幹事にはできる限り協力をしてあげましょう。

 

招待された場合は参加人数、参加者の名前、読み方、ゴルフ経験などを幹事に伝えましょう。

質問や要望なども全て幹事に相談するのが一般的です。

 

プレーフィー以外に景品代や軽食代が発生する

ゴルフコンペには様々な賞品が用意されています。

またプレー終了後にはパーティーが用意されている場合もあります。

そのため、ゴルフコンペにはプレーフィーとは別に参加費などが設定されています。

また参加費とは別に協賛品を求められる場合もあります。事前に幹事に確認をしましょう。

 

ハンディキャップ算出方法

ハンディキャップとは

ゴルフにおけるハンディキャップとは、上級者と初心者が公平に競い合えるように考えられたものです。

数字でハンディキャップは表現しますが、数字が小さい人ほど上級者となります。

ハンディキャップ一桁のプレーアーを「シングルプレーヤー」と呼びます。

さらにハンディキャップが5以下のことを「片手シングル」などと呼びます。

 

どこでも使用できる公式ハンディキャップは、日本ゴルフ協会(JGA)の取り決めにより査定されます。

日本ゴルフ協会の会員または加盟している団体である必要があり、規定に従いスコアを出さなければ認められません。

 

ハンディキャップ計算に使用する用語解説

隠しホール

一般的なゴルフコンペでは、プロの試合と違い18ホール全ての合計打数で順位はつけません。

初心者から上級者まで、全ての人に優勝チャンスがあるようなコンペ独自の計算方法を用います。

 

ゴルフコンペの計算用に選出されるホールのことを隠しホールと言います。

どのホールを計算に用いるのか、プレーヤーは競技終了後まで知ることができないため、隠しホールと呼ばれています。

隠しホールを事前に知ってしまうと、わざと隠しホールで悪いスコアを出す人が現れるためです。

隠しホールが悪いスコアでも、それ以外のホールが良いスコアであればハンディキャップが多くなるため高順位になる確率が高くなります。

グロススコア

ゴルフコンペの計算では、実際の18ホールの合計スコアをグロススコアと呼びます。

プロゴルファーの試合は、このグロススコアで順位が決定します。

ネットスコア

ネットスコアとは、グロススコア(実打数)からハンディキャップを引いた数字です。

多くのゴルフコンペでは、このネットスコアで順位を確定します。

グロススコアではなくネットスコアを使用するのは、男女の違いや年齢の違い、技量の違いに関係なくゴルフコンペの優勝が狙えるようにするためです。

 

ハンディキャップ計算方法

ゴルフコンペの順位は、グロススコア(実打数)からハンディキャップを引いたネットスコアで確定します。

このハンディキャップの計算方法は、2種類が存在します。

大概のゴルフコンペではどのような計算方法で競い合うかを事前に公表していますので、確認してみましょう。

ペリア方式

  • 隠しホール

隠しホールは全部で6ホールです。アウトコースのパー3、パー4、パー5、インコースのパー3、パー4、パー5の6つとなります。

  • 算出方法

選出された6つの隠しホールの打数の合計を算出し、その合計を3倍にして72を引き、0.8をかけます。

例えば隠しホールの合計が「28」の場合はこのようになります。

  • 28×3=84
  • 84−72=12
  • 12×0.8=9.6

四捨五入でハンディキャップ「10」

  • ペリア方式の特徴

ペリア方式で計算するハンディキャップは、やや運頼みとなる場合があります。

隠しホールが6ホールのため、運悪く悪いスコアを出す、また運良く良いスコアを出す確率が高くなります。

結果的に技量が順に影響する場合が多いと言われ、近年では新ペリア方式が主流となってきています。

 

新ペリア方式

  • 隠しホール

隠しホールは全部で12ホールです。アウトコースに6つ、インコースに6つ、パーの合計が48になるように選出されます。

  • 算出方法

選出された12個の隠しホールの打数の合計を算出し、その合計を1.5倍にして72を引き、0.8をかけます。

例えば隠しホールの合計が「53」の場合はこのようになります。

  • 53×1.5=79.5
  • 79.5−72=7.5
  • 7.5×0.8=6

ハンディキャップは「6」となります。

  • 新ペリア方式の特徴

ペリア方式よりも隠しホールの数が多いため、運任せではなく公平だという意見が多い競技方法です。近年では最も主流のゴルフコンペ計算法です。

 

ハンディキャップ計算例

OUT A B C D   IN A B C D
HOLE PAR   HOLE PAR
1 4 5 5 4 4 10 4 5 7 5 4
2 4 7 6 4 6 11 5 7 7 4 4
3 5 4 6 4 5 12 3 4 5 3 4
4 4 10 5 5 6 13 4 5 4 3 5
5 3 4 4 4 4 14 4 5 4 6 5
6 4 7 6 4 5 15 4 6 5 4 4
7 3 6 3 3 6 16 3 4 4 4 3
8 5 9 6 5 4 17 5 7 6 5 4
9 4 6 5 5 4 18 4 5 6 5 3
OUT 36 58 46 38 44 IN 36 48 48 39 36
TOTAL 72 106 94 77 80

仮にこのような結果が出たとしましょう。

グロススコアで順位をだすと、C→D→B→Aなりますが、「ぺリア方式」と「新ぺリア方式」の場合、順位はどうなるのでしょうか。

ぺリア方式での計算例

ペリア方式で計算すると・・・、

隠しホールがアウトコースの3・4・5番と、インコースの16・17・18だったとしましょう。

  1. 4+10+4+4+7+5=34
  2. 34×3-72=30
  3. 30×0.8=24
  4. 106-24=82

Aネットスコア「82」

  1. 6+5+4+4+6+6=31
  2. 31×3-72=21
  3. 21×0.8=17
  4. 94−17=77

Bネットスコア「77」

  1. 4+5+4+4+5+5=27
  2. 27×3-72=9
  3. 9×0.8=7
  4. 77−7=70

Cネットスコア「70」

  1. 5+6+4+3+4+3=25
  2. 25×3-72=3
  3. 3×0.8=2
  4. 80-2=78

Dネットスコア「78」

つまり、ぺリア方式で算出したハンディキャップを差し引いたネットスコアでは、C→B→D→Aの順位になります。

 

新ぺリア方式での計算例

次に、新ペリア方式で計算すると・・、

隠しホールがアウトコースの3・4・5・7・8・9番と、インコースの10・11・12・16・17・18だったとしましょう。

  1. 4+10+4+6+9+6+5+7+4+4+7+5=71
  2. 71×1.5−72=35
  3. 35×0.8=28
  4. 106−28=78

Aネットスコア「78」

  1. 6+5+4+3+6+5+7+7+5+4+6+6=64
  2. 64×1.5−72=24
  3. 24×0.8=19
  4. 94−19=75

Bネットスコア「75」

  1. 4+5+4+3+5+5+5+4+3+4+5+5=52
  2. 52×1.5−72=6
  3. 6×0.8=5
  4. 77−5=72

Cネットスコア「72」

  1. 5+6+4+6+4+4+4+4+4+3+4+3=51
  2. 51×1.5−72=5
  3. 5×0.8=4
  4. 80−4=76

Dネットスコア「76」

つまり、新ぺリア方式で算出したハンディキャップを差し引いたネットスコアでは、C→B→D→Aの順位になります。

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ゴルフコンペに使用されることの多いルール

スルーザグリーン6インチプレース

ゴルフ本来のルールはあるがままです。

ひどい傾斜でも、木の根に捕まっても、どんな状況でも「あるがまま」の状態でショットしなければならないのが、本来のゴルフのルールです。

しかし、アマチュアゴルファーがこんなことをしてはちっとも前に進まないため、独自のルール(ローカルルール)が設けられています。

その1つが「スルーザグリーンオール6インチプレース」です。

スルーザグリーン

スルーザグリーンとは、第一打のティーアップした場所から最後のグリーンまでの間で、バンカーなどのハザード(ゴルフコースにある障害地)を除く場所を言います。

通常、スルーザグリーン内ではボールに触れることは禁止されています。

しかしアマチュアゴルファーには、別のローカルルールが用意されています。それこそが6インチプレースです。

6インチプレース

ボールの止まったところから6インチ(約15センチ)以内であれば、ピンに近づかないように移動することが可能になります。

木の根元や石の上などに止まってしまった場合、アマチュアゴルファーに脱出が難しいために作られたローカルルールです。何よりもゴルフを楽しむことを優先した考え方です。

 

OK

グリーン上でのパッティングの際に、カップの極めて近いところまでボールが近づいたら同伴プレーヤーが「OK」と言います。

この行為により、このプレーヤーは最後の1打を省力することができます。

OKはプレーの遅れを防止するために作られたローカルルールです。最後の一打が確実に入ると思われる距離になった際に使用します。

OKが提要される距離とは?

OKの距離ですが、一般的には30〜50センチ程度です。ワングリップ以内とも表現します。コンペごとに基準を設けている場合もありますので確認してみましょう。

OKを嫌う人もいる

接待ゴルフなどの際には、同伴者と事前にOKについて話し合いましょう。カップインする音を聞くのを楽しみにしている人がいる場合もあります。

 

ダブルパー

ダブルパーとは規定打数の2倍打ってしまったということです。パー4ならば8打になります。

ペリア方式でコンペを開催する場合、ダブルパーがスコアの上限となる場合もあります。

 

ギブアップ

ストロークプレーであれば、そのホールのホールアウトを諦めることをギブアップと言います。マッチプレーであれば、そのホールの負けを宣言することです。

ストロークプレーのギブアップは規定打数の3倍

規定打数の3倍を打ってしまうとギブアップとなります。パー4であれば12打になります。

ゴルフを始めたばかりの初心者がいる場合は、ギブアップの打数についてもコンペで決められていることがあるので確認しましょう。

ギブアップしたくないという気持ちはわかりますが、進行の遅れに繋がりコンペ全体に迷惑をかけてしまいます。

またギブアップの規定打数に達しない場合でも、前の組みとかなり空いてしまった場合、同伴プレーヤーをかなり待たせていると感じた場合はギグアップを宣言しても良いでしょう。

公式競技では認められない

ギブアップはあくまでローカルルールです。

正式競技では認められておりません。プロゴルファーの試合などは、絶対にホールアウトをしなければなりません。

 

前進4打

ティーショット(ティーグラウンドから打つ第一打目)がOB(プレー禁止区域に入ること)をしてしまった場合に、コースの途中に設置された特設ティーから4打目を打つことです。

これを一般的に前進4打と言います。

正式ルールでは打ち直し

正式なルールでは、ティーショットがOBした場合は同じ場所から1打罰をして(第3打目として)の打ち直しとなります。

前進4打はプレースピードアップのため

本来であれば打ち直しとなりますが、前進4打はその打ち直しをしたという設定で続きの4打目を打ちます。これはアマチュアゴルファーのスピードアップのために設けられているローカルルールです。

ゴルフコースによっては前進3打もあります。前進4打や前進3打を絶対に行わなければならない(打ち直し禁止)打ち直し禁止の場合もあります。

 

ゴルフコンペで設けられる特別賞

ベストグロス賞

ベストグロス賞は略してベスグロと言われます。最もグロススコア(総打数)が良い人に送られます。

多くのゴルフコンペでは初心者から上級者までに優勝チャンスを与えるため、ペリア方式や新ペリア方式といったコンペ特有の計算方法で順位を確定します。よって、本来であれば一番スコアの良いベストグロス賞ですが、優勝者とは異なる場合がほとんどです。

ドラコン賞

ドラコンとはドライビングコンテストの略です。ドライバーを使ってどれだけ遠くまで飛ばせるか、飛距離を競い合うことをドラコンと言います。

現在ではドラコン競技も多く開催されています。スコアではなく飛距離のみを追求した大会です。

ゴルフコンペでドラコン賞を設ける場合は、ドラコンホールが事前に決められています。大抵の場合はロングホール(パー5)で行います。2つ以上のドラコンホールが設定されている場合もあります。

ドラコンはフェアウェイに乗ったボールのみが有効で、ラフやバンカーに入った場合は無効となります。ゴルフコンペでは専用のフラッグを使用し、誰が最も遠くのフェアウェイに飛ばせたかを競い合います。

ニアピン賞

ピンの一番近くに止まったボールをニアピンと言います。ゴルフコンペの場合はショートホール(パー3)をニアピンホールと設定して行います。2つ以上のホールが設定されている場合もあります。

ティーショットが最もピンの近くに行った人がニアピン賞を受賞します。これもドラコン同様に専用のフラッグを使用して行います。

ブービー賞・ブービーメーカー賞

ネットスコアでゴルフコンペは順位をつけますが、そのネットスコアの最下位の人がブービーメーカー賞です。そして下から2番目がブービー賞となります。

多くのゴルフコンペでは、ブービーメーカー賞よりもブービー賞の方が良い賞品を送られる傾向になります。わざと大叩きをして最下位になることは容易ですが、下から2番目になるのは難しいためです。

バーディー賞・イーグル賞

バーディーの数が一番多い人に送られるのがバーディー賞、イーグルの数が一番多い人に送られるのがイーグル賞です。

これらの賞が設けられているゴルフコンペは、参加者に上級者(スコア80台)が多いゴルフコンペです。それくらいのスコアを出す人でなければバーディーやイーグルを出すことが難しいためです。

また、ベスグロ賞と被る可能性のある賞なので、幹事としてバーディー賞・イーグル賞を設ける場合は参加者のレベルをよく確認しましょう。

大波賞・小波賞

アウトコースとインコースの差が最も多い人に大波賞、反対に差が最も少ない人に小波賞が送られます。大波賞は前半よりも後半の方が良くないという条件を併せ持つ場合もあります。小波賞も前半よりも後半が良い場合という条件がつく場合もあります。

初心者でも受賞の可能性が高い賞なので、賞をバラつかせたい時にオススメの特別賞です。

飛び賞

ゴルフコンペの幹事にとっては最も簡単に作れる特別賞です。キリの良い順位やゾロ目、ラッキーセブンなどの順位に贈られる賞です。招待客に満遍なく賞を贈りたい場合などに手軽に設置できる特別賞です。

大叩き賞

1ホールで最も多く叩いてしまった人に送られます。初心者に受賞チャンスがある賞です。

若葉賞

ゴルフ経験が最も短い人に送られます。ゴルフをこれから楽しんでもらうためにも、初心者に受賞チャンスのある特別賞は欠かせません。

最多OB賞・池ぽちゃ賞

一番多くOBを出した人に送られるのが最多OB賞、一番池ぽちゃした人に送られるのが池ぽちゃ賞です。これらの賞を用意する場合は、プレー前に告知するのを忘れないようにしましょう。OBや池ぽちゃの数を数える必要性があるためです。

パートナー賞

かなり大人数のコンペでは、パートナー賞があります。優勝者と同組、ブービーメーカーと同組などといった形で送られます。優勝者と同じ組の場合は、エンゼル賞とも呼ばれます。

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2017年4月26日

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