プロゴルファーたちがグリーン上で傾斜を読む際に行っている動作って気になりますよね?
「顔の前でパターを垂らす(吊るす)方法」や、最近では「顔の前で指を立てる方法」など、プロゴルファーが行っているグリーンの傾斜を読む方法は、いろいろあります。
今回は、そんなプロゴルファーが行うグリーンの傾斜の読み方をご紹介します。
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パッと読むための目次
プラム・ボッビング法とは?
プラムボッビングとは?
グリーンの傾斜の読み方で、有名なのは、「プラム・ボビング法」ではないでしょうか。
プラム・ボビング法とは、パターを目の前に垂直に垂らして、ラインを読む方法です。
おそらく、ゴルフをやっている人なら、一度は目にしたことのある光景かと思います。
プラム・ボッビング法の手順
やり方を簡単に説明すると、下記のような方法になります。
- ボールとカップを結んだ直線の延長線上のボールの後方に立つ
- 片手の指でパターのグリップエンドをつまみ、シャフトをブラブラさせる。ポイントは、パターをやさしくつまむようにすること。
- ボールとシャフトを合わせるようにシャフトを顔の前に持ってくる。この時に、ブラブラしているシャフトをそっと垂直に直す。
- 利き目でない方の目をつぶる
カップがシャフトの右に動いたら、右が低く、カップがシャフトの左に動いたら左が低い傾斜になっていることになります。
カップがずれなかったら、右左の傾斜はないということになります。
錯覚を起こしやすい目をつぶることによって、より正確にラインを読むことができます。
ちなみに、自分の利き目が分からないという人のために簡単な判別方法を。
- 適当に目標物を見つけて、その目標物の真ん中に垂直に立てた人差し指がくるようにセットします。
- その状態で交互に片目をつぶります。
- 片目をつぶった時に人差し指が真ん中からずれない方、若しくはずれが少ない方が効き目です。
グリーンのラインを読む要素として、一番重要なのはやはり傾斜です。
例えば、この方法で、カップが右に動いたら、右が低いつまりスライスラインとなりますが、シャフトからカップがどれだけ右に動いたかを基準にパットが打てるので、ただスライスかフックかを判定するだけでなく、アンジュレーションがどれくらいなのかの基準を示してくれます。
パターを打つ時の情報量が増え、適切なライン読みをすることが出来るのもこの方法のメリットですね。
この「プラム・ボビング法」は、アメリカツアーで『オリエンタルマジック』と称賛された青木功プロのほか、石川遼プロや谷口徹プロなど一流プロゴルファーも実践するグリーンの読み方です。
しかし、この方法は、役に立たないというプロゴルファーもいます。
測量などでは、糸に錘(おもり)つる下げることで、地軸に対して、正確な鉛直線を得ることができます。
一方、ゴルフでは、パターのシャフトが、そもそもまっすぐでないので、正確な鉛直線が得られないというのがその理由のようです。
あなたに合うか合わないかは、実際に試してみてからでも遅くはないでしょう。
エイムポイント・エクスプレスリードとは?
「エイムポイント・エクスプレスリード(AimPoint Express Read)」とは、アダム・スコットなど多くのトッププロが採用し、一躍有名になったグリーンの傾斜を読む方法です。
【エイムポイント・エクスプレスリードで、グリーンの傾斜を読むアダム・スコット】
ロレックス女子世界ゴルフランキング1位にもなったリディア・コーも エイムポイント・エクスプレスリードを実践し、グリーンの傾斜を読んでいます。
出典:AimPoint Golf Asia
エイム・ポイントとは
エイム・ポイント理論は、アメリカのパッティング・コーチで、MBA(経営学修士)も取得しているマーク・スウィーニー氏によって開発されたグリーンの傾斜の読み方の理論です。
エイム・ポイントは、足の裏で感じたグリーン上の傾斜を「7段階」に分け、それを指の本数割り当て、打ち出す「目標(AimPoint)」を設定する方法で、すべてのゴルファーが使えるように数値化したものです。
グリーンが速い時は、指を近づけるなど、グリーンの速さに応じて、目と指の距離を変えるのが特徴です。
エイムポイントは、もともと、器具や専用のチャートなどを使うことでグリーのン傾斜を読む方法でしたが、現在では、器具を使わずに、簡易に行えるエイムポイント・エクスプレスリードが主流となっています。
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エイムポイント・エクスプレスリードの手順
エイムポイントでは、体を使うことで、グリーン傾斜の情報を集め、ボールの狙い場所(AimPoint)を決定していきます。
エイムポイントの簡単な手順は次のとおりです。
STEP1:傾斜の確認
- カップに正対して立つ
- 右左の足のどちらに重力がかかっているかを感じとり、傾斜を確認
- 右から左、または左から右の傾斜を、0(フラット)~5(急勾配)の5段階に数値化します。(※本家のエイムポイントは傾斜の区分は7段階)
STEP2:曲がり幅と目標の確認
ボールの位置に戻り、STEP1で確認したグリーン傾斜の段階分だけ顔の前に指を立てます。
【エイムポイント・エクスプレスリードでスライスラインを読む例】
例えば、左から右への傾斜(スライスライン)が「2段階」であれば、2本の指を立てます。
そして、立てた指をカップに重ね、カップの左のふちに、一番右の指を合わせます。
この時の一番左側の指が指し示す位置が、ボールの打ちだし位置となります。
(上記例は、スライスラインのエイムポイント・エクスプレスリードのやり方です。フックラインの時はその逆で、一番の左の指をカップの右のふちに合わせます。)
次の動画では、指を立ててエイムポイントを示す方法が紹介されています。(3:09当たりから)
出典: Holden Golf World
もしあなたがエイムポイントに興味をもったのならば、エイムポイントの研修がこちらで実施されていますので、参加されてみてはいかがでしょうか。
(参考リンク:DYG STUDIO)
また、エイミングを詳しく記した書籍もあります。こちらの本は一読の価値ありです!
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以上「プロゴルファーが実践するグリーンの読み方」についてご紹介しました。
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