パッと読むための目次
芝目とは?
芝が生えている方向を芝目と言います。
ゴルフのグリーン上では芝目をよむことがとても大切になります。
ボールが転がる方向に生えていれば「順目」、反対に自分に向かって生えていれば「逆目」となります。
順目はボールが転がる方向に芝が生えているのだから、当然スピードが出やすくなりオーバー(目的地点をボールが超えること)の確率が高くなります。
反対に、逆目はボールが転がる方向とは逆方向に芝が生えているので、芝の抵抗でボールのスピードが落ちショート(目的地点までボールが届かないこと)する確率が上がります。
これから5つの「芝目の読み方」を紹介します。
すべてやらなければいけないということはありません。
自分の好きな方法で芝目をよめれば問題ないので、参考にしていただければと思います。
グリーンの芝目の読み方5つのポイント
カップの真上から見る
グリーンにある「カップの淵で芝目をチェックする方法」です。
カップの淵は芝目の方向が見やすいため、芝目をよむにはピッタリです。
ゴルフをはじめたばかりの初心者は、まずはカップの上から芝目をよむ癖をつけましょう。
花道やカート置き場の位置から考える
芝目はプレーヤーが歩くことで影響を受けることもあります。
多くのプレーヤーが歩く場所の芝ほど影響を受けやすくなります。
例えば、花道付近の芝目はカップに向かっていることが多くなります。
多くのプレーヤーがグリーンに入る際、花道付近からグリーンにのるため芝目がその方向になりやすいのです。
反対にグリーンわきのカート置き場(自動でカートが止まるところなど)付近は、多くのプレーヤーがグリーンを退出するラインです。
そのため、カート置き場(カート道路)に向かって芝が生えていることが多いのです。
このように、たくさんのプレーヤーがプレーするグリーン周りほど、プレーヤーの歩くラインによる影響で芝目が変わります。
そこで、プレーヤーが動くラインから芝目を予測して判断する方法が、この「花道やカート置き場の位置から考える」という芝目をよむ方法になります。
山を探す
芝は水と肥料で育ちます。
水は高いところから低いところに流れてきます。
この水の流れと同じように、芝の生え方も高いところから低いところに向かうという習性があります。
この芝の生えてくる方向の修正を生かして芝目をよむ方法が「山を探す」方法です。
日本のゴルフ場は山が近くにあることが多いかと思います。そんなゴルフ場の近くにある山を見つけたなら、この山から遠ざかる方向に向かって芝目があるという考え方です。
静岡県や山梨県といった富士山の近くにあるゴルフ場では、「富士山から順目」という言葉があります。
同様に海沿いのゴルフコースでは「海から逆目」と言います。
このように、ゴルフ場周辺の高低差から芝目をよむのも一つの方法です。
グリーンエッジで判断する
短く刈り込まれたグリーン上の芝よりも、少し長めのグリーンエッジの芝のほうが芝目は読みやすくなります。
芝目をよむポイントはグリーンエッジ付近をきめて芝目をよむのも良い方法です。
芝の色を見る
グリーンに上がる前に、できればグリーン面より低い位置からグリーン全体を見ます。
その際に見えるグリーンの色に注目です。
濃い緑色に見えたなら、その立ち位置からカップに向かっては逆目になります。
反対に薄いグリーン(白っぽい)なら、その立ち位置からは順目になります。
これは、太陽の光による反射を利用した芝目の読み方です。
順目の場合、太陽の光が芝に当たり反射してちょうど光が目に飛び込んでくるような状態になります。
結果的に、白っぽくきらきらとした芝の色を感じます。
反対に逆目だと太陽の光の反射が少なく、芝の緑色が濃く感じられるのです。
ただし、この芝目の読み方は晴れていなければ使用できません。
曇りや雨の時には太陽の光の反射がないため、使用できない芝目の読み方です。
まとめ
以上「グリーンの芝目の読み方5つのポイント」をご紹介しました。
しかし、グリーンの芝目は思った以上に難しく、ラウンド経験が少ないゴルファーにとってはそう簡単に読めるものではありません。
そんなあなたには「アプリ」に頼るのもいいかもしれませんね!
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