ドローボールやフェードボールって、アマチュアゴルファーの憧れですよね?
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今回は、カンタンにできる藤田寛之流「ドローボールの打ち方」と「フェードボールの打ち方」について、とっておきの方法を紹介します!
超意外な方法なので、必見です!!
パッと読むための目次
ストレートボールなど打つな!
「ストレートボール」とは、その名のとおり、真っ直ぐに飛んでいく弾道です。
ゴルフ初心者は、このストレートボールのみがナイスショットだと思っている人がいます。
ゴルフの基本はストレートボールだと思い込み、ゴルフを始めた時から、ストレートボールを打てるように一生懸命、練習し続けます。
練習場でボールを黙々と打ち込んでいるアマチュアゴルファーの大半が、「ボールを真っ直ぐ打つ練習」をしていることでしょう。
あなたもそうではありませんか?
プロゴルファーでも、ストレートボールを打つということは、不可能なのです。
プロゴルファーが放つストレートに見えるボールでも、サイドスピンがゼロということはありえないのです。
でも、アマチュアゴルファーは、この難しいストレートボールが唯一のナイスショットだと信じ、一生懸命練習しているのです。
ショットの弾道は9種類
ゴルフの弾道は、9種類と言われています。
1 | ダグフック(チーピン) | 左へ打ち出して、 左へ曲がる |
2 | 引っかけ | 左へ打ち出して、 真っすぐ飛ぶ |
3 | フェード | 左へ打ち出して、 右へ曲がる |
4 | フック | 真っすぐ打ち出して、 左へ曲がる |
5 | ストレート | 真っすぐ打ち出して、 真っすぐ飛ぶ |
6 | スライス | 真っすぐ打ち出して、 右へ曲がる |
7 | ドロー | 右へ打ち出して、 左へ曲がる |
8 | プッシュアウト | 右へ打ち出して、 真っすぐ飛ぶ |
9 | プッシュスライス | 右へ打ち出して、 右へ曲がる |
あなたが目指すべきは、「左へ打ち出して 右へ曲がるフェードボール」か、「右へ打ち出して、左に曲がるドローボール」です。
ドローボールの打ち方
大きなウェートシフトを使って、高いティーアップからアッパーブローでカチ上げ、風に負けない強い球筋で、ギア効果で落下してかららもランで飛距離を稼ぐことができるドローボール。
アマチュアゴルファーの多くは右に曲げてばかりのスライサーが圧倒的に多いせいか、ボールの曲りが反対で飛距離も出るドローボールは、ゴルファー憧れの球筋のようです。
まずは、「ドローボールの原理」について説明しましょう。
ドローボールの原理
ドローボールは、右に打ち出すため、インサイドから振り下ろし、アウトサイドに振り抜くインサイドアウトのスイング軌道でなければなりません。
さらに、インパクトの瞬間に軽くフェースが閉じられた状態である必要があります。
スイング軌道がインサイドアウトであっても、フェースの向きがスイング軌道と同じ方向を向いていれば、弾道は、プッシュアウになってしまいます。
出典:パーゴルフ
ドローボールを打つための条件は、
- インサイドアウトのスイング軌道
- フェースの向きはターゲットとスイング軌道の中間
ということになります。
ドローボールの特徴
ドローボールはクラブフェースを閉じながら球をとらえるため、ボールの打ち出しの角度は低くなり、落下してからのランを稼ぐことができ、飛距離が伸びます。
また、低い弾道のドローボールは風に負けない特質もあります。
天候に左右されずに安定した飛距離を稼ぐことが可能となります。
このように飛距離を稼ぐことができるドローボールですが、インパクトでのフェースの向きやタイミングが狂えば、そのままプッシュアウトしたり、大きく左へヒッカケるダグフック(チーピン)などが発生する危険もあります。
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一般的なドローボールの打ち方
まずは、一般的なドローの打ち方です。
1 足幅はクローズスタンス
右打ちの場合、左足が右足よりも前に出ている構え方がクローズスタンスです。
2 ボールの位置は左足つま先
ドローボールは、アッパー軌道でボールをとらえるので、ボール位置は通常の位置よりも左寄り(左足のツマ先前)にし、ティアップも高めにセットします。
3 目標方向真っ直ぐにクラブフェースを構える
目標に向かい真っ直ぐにクラブフェースを向けてください。
4 右肩下がりのアドレス
ドローボールを打つアッパー軌道をイメージするために、通常のアドレスよりもわずかに右肩を下げて構えます。ただ、腰やヒザのラインは、地面と平行になるようにセットすることが重要です。
5 スタンスラインに沿ってテイクバック
テークバックはクローズスタンスに構えた足のラインに従ってテークバックします。
6 フラットでコンパクトなトップ
クラブが水平に近い状態で、コンパクトなトップを作ります。
7 フォローも足のライン方向に
テークバック同様に、フォロースルーもスタンスラインに従い振り抜きます。
8 インパクトでフェースの向きに注意
インパクトでのフェースの向きは、スイング軌道に対してわずかに閉じます。
これが「一般的なドローボールの打ち方」として、多くのサイトなどで説明されているものです。
一般的なドローボールの打ち方を整理しましょう
- スタンス方向は目標より右
- 身体のラインは目標より右
- スイング軌道はスタンスどおり
- フェースの向きは目標
実は、この一般的に言われる「ドローボールの打ち方」は、「インテンショナルフック」の打ち方となります。
インテンショナルフックとは、目の前にある木などの障害物を避けるために、インテンショナル(意図的)に、右に打ち出し、左に曲げる弾道のことを言います。
スタンスは打ち出す方向に向け、フェースのみ目標方向に向けて打っていくので、スタンス方向にまっすぐ飛んだボールが途中で左に曲がっていくというもの・・・、つまり「フックボール」です。
「一般的なドローボールの打ち方」として紹介されている打ち方は、ドローボールではなく、意図的(インテンショナル)にフックを打つ打ち方なのです。
正しいドローボールとは、スタンス方向よりも右方向に打ち出され、左に曲がっていく弾道であり、インテンショナルフックとは、アドレスがあきらかに異なります。
正しいドローボールの打ち方
それでは、ドローボールを打つための条件をおさらいしましょう。
ドローボールを打つための条件は、
- インサイドアウトのスイング軌道
- フェースの向きはターゲットとスイング軌道の中間
ということでしたね。
インサイドアウト軌道では、クラブヘッドがフォロースルーで体から離れるように振り抜かれていきます。
なので、「ドローヒッター」の中には、ジャンボ尾崎プロのように、オープンスタンスでもドローボールを打つことはできますし、レッスンプロの中井学プロは、「ドローボールはオープンスタンスで打つ」とレッスンしているくらいです。
このクラブヘッドが体から離れていく「インサイドアウト軌道」の感覚を身につけるために、目標方向に対してオープンスタンスに構え、ボールは目標方向へ打ち出すドリルもあるくらいです。
このドリルは、体が向いている方向とボールを打ち出していく方向が違うので、インサイドアウト軌道のスイングが実感できるドローボールを打つためには、有効なドリルです。
ドローボールの注意点
このように、スタンスに対して、インサイドアウトのスイング軌道となるのが、ドローボールの打ち方ですが、インサイドアウトをイメージし過ぎると、下からアッパー軌道で打つイメージになってしまいます。
そのイメージが強すぎると、左腰が浮いてしまうようなインパクトになってしまいます。
これでは、アドレスの時とインパクトの時では、ボールと身体の位置関係がずれてしまいます。
その結果、プッシュアウトやプッシュスライスのボールしか出ません。それを嫌がってリストを返すと、今度は、ダグフック(チーピン)になってしまうのです。
藤田寛之流!ドローボールの打ち方
そこで、藤田寛之流、ドローボールの打ち方が参考になります。
藤田寛之プロは、ドローボールの打ち方をわかりやすくこのように説明しています。
一度フォロースルーの位置にヘッドを出し、そこからバックスイングをしてトップまで上げるのです。
例えば、ドローボールを打つ場合、インサイドアウトに振り抜くわけですから、フォロースルーでヘッドは「目標ラインの外」に出します。
その位置にヘッドを出すためには、トップがどの位置になれば出しやすいのかを試してみてください。
自ずと、バックスイングはインサイドに入り、トップは通常よりも低くなります。
まさに、ドローボールの打ち方の肝(きも)の部分を言い得た指導ですね。
このフォローからの逆算からトップを作り、そこからまたゴール地点に振っていく連続素振りをすることで、下からあおるような意識はなくなるはずです。
同じように、藤田寛之プロは、自分の持ち球でもある「フェードボール」について、こう説明しています。
藤田寛之流フェードボールの打ち方
そこからバックスイングを上げると、アウトサイドに上がり、チップの位置も高くなるはずです。
つまり、ドローボールもフェードボールも、まずは、「フォロースルーでどこにヘッドを出すか」を決めておくことで、バックスイングからトップの動きが自然にわかるということですね!
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ボールは右か左の弾道のどちらかです。
プロでもストレートボールを持ち球にしている人は皆無です。