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肩が痛いあなたへ!ゴルフ肩の痛み2つの原因と3つの改善法

あなたは、ゴルフのプレー後に、こんな症状が出たことはありませんか?

  • 肩甲骨の内側に痛みがある
  • 肩から腕に痛みやしびれがある
  • 首周辺にダルさや重い感じがする
  • 痛みで左肩が下がっている(右打ちの場合)
  • 肩甲骨周りの可動域が狭くなった

このような症状に当てはまるあなたは・・・・。

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パッと読むための目次

ゴルフ後に肩が痛い・・その原因は?

ゴルフをした後に、肩や肩甲骨内側に痛みを感じる人は、「ゴルフ肩」かもしれません。

「ゴルフ肩」は、ゴルフをしている人特有の肩のケガのことをいい、別名「スイングショルダー」とも言います。

 

肩の痛み方は様々で、ゴルフをしている時に、テークバック時に左肩に痛みを感じる、フィニッシュ時に右肩に痛みを感じるというパターンもあります。

 

スイングショルダーになる原因は?

ゴルフのスイングのテークバックでは、左の肩甲骨や肩周辺の筋肉が伸びます。

と同時に、カラダの前面の左肩周辺の筋肉は後ろ側の筋肉とは逆に収縮します。

 

このテークバックで、左の肩の筋肉が引っ張られて、大胸筋等の前の筋肉は収縮している時に、無理に肩を回そうとしたりすると後ろの筋肉は過度に引っ張られ、前の筋肉は過度に収縮することになります。

 

さらに、ダウンスイングの始動によって、伸びた筋肉は急激な収縮を始めます。

このようなスイング中の肩周りの筋肉が「伸張」と「収縮」といった負荷を連続的に受けることによって、筋肉にトラブルが生じ、スイングショルダー(ゴルフ肩)を発症してしまうのです。

 

  • カラダを必要以上に捻転させようとする
  • スイング時に頭を動かさないようにすることで、首のねじれが強くなる
  • トップの位置を高くしようとする

 

このような動きは、さらに、腕や肩の前後の筋肉を緊張させてしまいます。

 

前後の筋肉バランスが崩れた状態でスイングすることで、肩周辺の後ろ側の筋肉や関節に過度の負担がかかり、スイングショルダーは、さらに、悪化していきます。

 

スイングショルダーの痛みは、ひどくなると関節自体や軟骨等に損傷を起こすこともあるので、注意が必要です。

 

今は大丈夫でも、次のような人は、「スイングショルダー予備軍」です。

  • 股関節が硬いため、腰が回転しない人
  • 手打ちスイングの人
  • 普段から猫背で姿勢が悪い人
  • 肩甲骨や股関節の柔軟性がなく、可動域が低下している人
  • 過去に、ゴルフ肘になったことがある人

 

手打ちスイングの人や体が硬い人は、スイングのテークバックの動きを肩でカバーしようとします。

トップを高くとろうとする人や、カラダをより捻転しようとする人も、肩を使ってしまうのです。

 

なので、スイングショルダーは「無理のない正しいスイング」をしていれば、起こりません。

「ゴルフ肩になってしまった = 正しいスイングができていない」と考えて下さい。

 

四十肩・五十肩

スイングショルダー以外にも、「四十肩・五十肩」も肩の痛みの原因となります。

四十肩、五十肩の正式な呼び方は、肩関節周囲炎。

 

40歳以上で肩や、首周辺に痛みがあり、明白な原因が分からなければ、四十肩や五十肩と考えて良いかもしれません。

 

ゴルフが原因で四十肩・五十肩になってしまうということもあるようです。

特に、40歳以上の初心者がゴルフを始めてすぐ五十肩になってしまった・・・なんてパターンが多いようです。

これも、スイングに問題があることが多いようです。

 

基本的には、スイングショルダーと同じでバランスの悪い「無理なスイング」が、さらなる肩の痛みを引き起こします。

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ゴルフ肩の痛みの改善方法は?

ストレッチが逆効果になる場合も!

痛みの改善に「ストレッチ」は有効ですが、スイングショルダーに限ってはストレッチは逆効果になります。

 

ストレッチは、大事ですがストレッチする場所を間違えるとゴルフ肩を悪化させてしまうこともありますので、注意が必要です。

 

基本的にスイングショルダーで痛む場所は、すでに「筋肉が伸ばされている状態」で炎症が出ています。

過度に伸ばされている部分をストレッチで更に伸ばすことは、ほとんどが逆効果になります。

 

ストレッチをするべき部分は大胸筋です。

 

ゴルフ肩の場合大胸筋は収縮している場合が多いので、プレー後に大胸筋のストレッチをすると効果的です。

大胸筋のストレッチの方法は、左の手のひらを左腰(背中のベルトあたり)にあてがい、胸が気持ちよく開くように、肘を真後ろに引いてください。

 

 

正しいスイングを身につける

スイングショルダー(ゴルフ肩)にしろ、四十肩・五十肩にしろ、ゴルフスイングが肩の痛みの原因となっていることが多いことから考えると、一番の改善方法は肩に負担のかからないスイングを目指すということになります。

カラダに負担のかからない正しいスイング

(1)手首・グリップの力を抜く

手首やグリップの力みは、ゴルフ肘の原因にもなります。力みによって、スイングが小さくなるため、無理に身体をねじろうとしたり、肩を押し込む動きによってスイングショルダーを発症させます。

(2)トップの位置は高くしない

トップの位置を高くしようとすると、どうしても、左手で押し込む動きが入ります。その結果、肩周りの筋肉の負担が大きくなったり、無理に顔を残そうとして、首の筋肉に過度の負担がかかります。

ゴルフスイングでは、「肩より上に手を上げない」ことが重要です。

 

特に、「腕が上がらない」と嘆く四十肩や五十肩の人は、ゴルフのスイングを縦に振ろうとしている人です。

肩が痛くてスイング腕できない人は、クラブを縦に振ろうとして、肩より上に上げようとするからです。肩が痛いのですから、肩より上に腕が上がらないのは当然です。

ゴルフのスイングを勘違いして、両手を肩よりも高い位置まで上げようとするから、腕が上がらないのです。

ティーチングプロの中井学さんは、こう教えています。

ゴルフのスイングに両手を肩よりも高く上げる動きは存在しない
アドレスでの前傾姿勢をつくっているから縦に振っているように見えるが、腕は真横に振るのが正解
~ 中井 学 ~

 

トップを高く上げる意識がある人にとっては、とても違和感があるレッスンだと思います。

でも、四十肩・五十肩で、肩に痛みがある人には、肩より腕を上げない「水平素振り」がおススメです。

 


出典:GOLFDIGESTTV 

この「水平素振りを繰り返しながら、上体を前傾させたのが、ゴルフスイング」だと中井学プロは言っています。

四十肩・五十肩の人でも、大きな肩の痛みを感じずに、ゴルフスイングできることを実感できるでしょう。

 

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