先日、ラウンドさせていただいた群馬県にあるゴルフ場の5番のショートホール。
150ヤードのパー3です。
このホールでの「攻め方」で、スコアに大きな差が出ました。
100切りできない人と100切りできる人の大きな違いはここかも知れません。
このようなロケーションのホール…、あなたならどう攻めますか?
パッと読むための目次
あなたならどう攻める?
使用グリーンは左グリーン。ピンポジションはグリーンセンター。
レギュラーティーからグリーンセンターまで150ヤードで、軽い打ち下しホールです。
風は無風です。
あなたならどう攻めますか?
ホールロケーション
出典:高崎KGカントリークラブ
ホール説明
NO.5
Par 3 HDCP17 |
左G | 右G |
BT:165Y | BT:140Y | |
RT:150Y | RT:125Y |
- 150ヤードのやや打ちおろしで、左グリーン
- ピンポジションはグリーンセンター
- 手前からグリーン左側にクリーク(小川)が続いている(ティーグランドからは直接は見えない)
- 左グリーンの左サイドはOB
- 左グリーンの左サイドは傾斜となっている
- 左グリーンの手前にはアゴの高いバンカーがある
バックビュー(グリーン側からティーグランドを見たの風景)
- 左グリーンの奥にもバンカーがある
- グリーンは奥から手前に向かって傾斜あり(奥から手前に速い)
スポンサーリンク
このホールの攻め方の選択肢
このホールの攻め方として、7通りの選択肢を挙げておきます。あなたならどのように攻めますか?
- 150ヤード届くクラブでグリーン左サイドからフェード気味に狙う
- 150ヤード届くクラブで直接ピンを狙う
- 手前バンカーを避けるため大きめのクラブでグリーンセンターを狙う
- 150ヤード届くクラブでグリーン右サイドを狙う
- 手前バンカーを避けるため大きめのクラブでグリーン右サイドを狙う
- 150ヤード届くクラブで、グリーンは狙わずグリーンの右側を狙う
- 大きめのクラブで、グリーンは狙わずグリーンの右側を狙う
ゴルフコースの攻め方(コースマネジメント)は、その人の持ち球(曲り方)や弾道(高さ)、飛距離やハンディキャップによって様々ですので、万人共通の「正解」はありません。
しかし、それぞれのレベルに応じたリスクマネジメントとしてのセオリーというモノは存在します。
それを基本とした「選択肢」となっていますので、ご了承ください。
ダブルボギー以上叩いた人のコースマネジメント
このホールのように、左サイドが危険なホールで、グリーン左サイドを狙う人はいないと思います。
ちなみに、一緒にラウンドした人でダブルボギー以上のスコアを叩いた人は、次のような攻め方をしていました。
- 150ヤード届くクラブで直接ピンを狙う
- 150ヤード届くクラブでグリーン右サイドを狙う
直接ピンを狙った人は、ショートして手前のバンカーにつかまりました。
150ヤード届くクラブでグリーン右サイドを狙った人は、(右サイドを狙ったにもかかわらず)グリーン左サイドに打ち込み、左サイドの傾斜を転がり、左OBとなってしまいました。
パーを獲った人のコースマネジメント
左サイドのOBが近いこのようなコースで、「150ヤード届くクラブでグリーン左サイドからフェード気味に狙う」人は上級者でしょう。
アベレージゴルファーは徹底的なリスクマネジメントが必要です。
このホールで絶対にしてはいけないことは次の3つです。
- 左サイドのOB
- グリーン手前のバンカー
- グリーン奥のバンカー
ですから、アベレージゴルファーの場合、このホールの攻め方の基本として「右サイドを狙っていく」ことという判断が必要となります。
ショートホールでの注意事項
ショートホールで注意すべきことは、短いクラブを持つがゆえに「ヒッカケ」のミスが出やすくなることです。
特に、このホールのように「グリーン手前」のバンカーにつかまる恐れがあると、無意識のうちにインパクトで力が入ってしまうものです。
その結果、ショートアイアンでは、「ヒッカケが」出やすくなるという事です。
また、打ち下ろしのホールでは、通常のショットよりも目線が下に行くため、アドレスで右肩が前出やすくなります。
これも左へのヒッカケが出やすくなる原因となりますので、注意が必要です。
一緒に回った人の1人が、右サイドを狙ったにもかかわらず、左OBにつかまってしまった理由は、この「罠(わな)」によるものです。
スポンサーリンク
結論
アベレージゴルファーがこのホールで「パーかボギーで上がるための攻め方」としては…、
- 150ヤード届くクラブで、グリーンは狙わずグリーンの右側を狙う
- 大きめのクラブで、グリーンは狙わずグリーンの右側を狙う
仮に、ショートしたとしても、グリーンの右側を狙っていれば、手前のバンカーにつかまることはありません。
もちろん、狙い通りにそのままグリーンの右側に飛んでいったとしても、十分リカバリーできるライにボールは止まってくれます。
グリーンに届くクラブでグリーンの右側を狙った結果、ヒッカケてナイスオンとなるケースはよくあります。
グリーン右サイドを狙って、大きめのクラブを少し短めに持ち、ゆったりとリズムよくショットする判断もよいでしょう。
100切りできないゴルファーの頭の中に「あえてグリーンを狙わない」という選択肢はありません。
絶対的に危険を回避し、安全な場所を見つけ、仮に自分にとって出やすいミスショットが出たとしてもリカバリーできる場所はどこかを考えることで、スコアは大きく違ってくるものです。
ゴルフコースの攻め方(コースマネジメント)は、その人の持ち球(曲り方)や弾道(高さ)、飛距離やハンディキャップによって様々ですので、万人共通の「正解」はありません。
100切りできないゴルファーが大たたきするリスクを回避するためのリスクマネジメントを基本とした「攻め方」となっていますので、ご了承ください。
コメントを残す