ゴルフのラウンド前のストレッチは重要ってことは知ってるけど、具体的にどんなストレッチをすればいいの?」
ゴルフのラウンド前のストレッチが大切なことは言うまでもありません。
ゴルフに限らず、運動の前に行うストレッチは、ケガを防いだり、良いパフォーマンスを発揮するために重要と思われていましたが、「実はそうとも言えない」ということがわかってきました。
「最新医学でわかった新健康常識 カラダに良いこと 悪いこと(永岡書店)」において、紹介されている正しい「ストレッチ」とはどういったストレッチなのでしょうか?
ゴルフに必要不可欠な肩甲骨と股関節のストレッチもご紹介していきますので、最後までご覧になってください。
いつまでも間違ったストレッチをしていたのでは、いいスコアは出ませんよ!!
パッと読むための目次
最新医学でわかったゴルフラウンド前の正しいストレッチ
ストレッチには…、
- 動的ストレッチ
- 静的ストレッチ
の2種類があります。
静的ストレッチ
静的ストレッチとは、筋肉を一つひとつ静かに伸ばしたまま、数十秒ほど制止することで柔軟性を高めるストレッチです。
従来は、この静的ストレッチを運動前に行うことで、ケガを防いだり、良いパフォーマンスを発揮するために重要と思われていました。
しかし、「最新医学でわかった新健康常識 カラダに良いこと 悪いこと(永岡書店)」では、「静的ストレッチを運動前に行っても、ケガの発生防止には影響しない」という研究報告が注目浴び、静的ストレッチを運動前に行うことに対して否定的な意見が広まっていると指摘しています。
実際、運動前に静的ストレッチを行うことによって、「バネのような弾性エネルギーが低下し、パフォーマンスが落ちる」ということが医学的に明らかになっているようです。
動的ストレッチ
一方、動的ストレッチとは、体を動かして筋肉を刺激しながら、関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチです。
動きながら手足を伸ばす、体をひねるなどのカラダの可動域を広げる動的ストレッチは、心拍数や体温を上げることができるので、運動前に適したストレッチとして、運動前に行うことが推奨されています。
ラウンド前は動的ストレッチ、ラウンド後は静的ストレッチを
以上のことから、ゴルフのラウンド前には、体を動かしながら動的ストレッチを行い、ラウンド後は、疲労回復に効果を発揮して、クールダウンの効果も期待できる静的ストレッチを行うのが正解ということになります。
とにもかくにも、ストレッチには「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」の2種類があるとこと、そして、適切な時に適切なストレッチを選択することが大切であるということを覚えておきましょう
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ラウンド前の肩甲骨&股関節の動的ストレッチ
続いて、最大限にパフォーマンスを発揮するゴルフラウンド前の動的ストレッチをご紹介します。
ゴルフには特に重要な「肩甲骨」と「股関節」の動的ストレッチです。
効果絶大なので、ぜひラウンド間に取り入れてみてください。
腰痛持ちゴルファーにオススメの股関節の動的ストレッチ
腰痛を予防するためには、腸腰筋や内転筋、ハムストリングスに働きかける動的ストレッチが効果的です。
特に、内転筋のストレッチは、シコを踏むような体勢を作り、交互に肩を反対側の内ももに近づけるストレッチが効果的です。
こちらの動画がとててもわかりやすいので、ぜひ参考にしてみてください!!
これらの「動的ストレッチ」でまずは体を温め、股関節回りの筋肉の柔軟性を高めます
肩甲骨の動的ストレッチ
本番のラウンド前、練習場で練習する前の動的ストレッチとして特にやっておきたいのが肩甲骨のストレッチ。
肩甲骨の柔軟性を向上させることにより、トップで深い捻転をすることができるようになるので飛距離アップに大きく役立ちます。
アップ&ダウン(10回)
- 手のひらを正面に向け、両肘を曲げて体側につける
- さらに左右の肘を体に押し付けるように力をかけて肩甲骨を下に回旋させながら、両肩を下げる
- 肘を伸ばして肩甲骨を上に回旋させながら、両腕を頭上に伸ばす
出典:Tarzan
※画像はあぐらをかいて坐っていますが、ゴルフ場では立ったままでもOKです。
肩甲骨の内転&外転(10回)
- 両肘を90度曲げて、肘を後ろに引いて肩甲骨を中央に寄せる(内転)
- 背中を丸めながら上体を前傾し、前腕を外向きに回す(外転)をしながら、左右の手の甲を合わせる
- カラダの前で合わせた前腕を、左右から軽く押し合う
出典:Tarzan
※画像はあぐらをかいて坐っていますが、ゴルフ場では立ったままでもOKです。
まとめ
ゴルフの練習、ラウンドの前には必ず「動的ストレッチ」をすることをオススメします。
ラウンド前、練習前の静的ストレッチには、けがの防止にあまり効果がないばかりか、パフォーマンス低下を招きます!!
ケガの予防、パフォーマンスの向上には、静的ストレッチではなく、動的ストレッチです。ぜひ実践してみて下さい!!
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