「アプローチの弾道の高さを変えることができたら…」
このような悩みを持っている人はいませんか?
私もそうでしたが、花道からのアプローチは苦手ではなくても、少し状況が変わるだけで「どうやって打てば良いの?」と頭を悩ませていました。
アプローチは、スコアメイクの鍵です。
そして、バンカー越え、砲台グリーン、花道、左足下がりや左足上がりなどの傾斜、ピンの位置などによって、最適なボールの弾道があります。
理想を言えば、状況によってアプローチの弾道の高さをコントロールできればベストです。
アプローチの弾道の高さをしっかりとコントロールできれば…、
- どんな状況からでもピンを狙うことができる
- 寄せワンをとる確率が上がる
という大きなメリットがあります。
今回は、アプローチの弾道の高さをコントロールする方法をご紹介します。
パッと読むための目次
基本はピッチエンドラン
ボールの高さをコントロールするためには、まずは基本が大切です。
その基本となるのが、ピッチエンドランです。
ピッチエンドランとは、ボールをある程度上げ、グリーンにボールを落としてから転がってピンに寄せるという打ち方です。
グリーン周りのアプローチのほとんどはピッチエンドランで対応できます。
キャリーとランの比率は…、
58度のサンドウェッジでは、キャリー:ラン=1:0.5
52度のアプローチウェッジでは、キャリー:ラン=1:1
48度のピッシングウェッジでは、キャリー:ラン=1:2
というようなイメージです。
ピッチエンドランの打ち方のコツ
ピッチエンドランの打ち方のポイントは、いくつかありますが、次の3点が基本となります。
スタンス幅を狭くする
スタンス幅を狭くすることで、ヘッドの軌道が安定します。
ほとんど両足を揃えるくらいで打ってもよいでしょう。
クラブを短く持つ
グリーン周りのアプローチは飛ばす必要性がないので、クラブを短く持つことでクラブの軌道が安定します。
オープンスタンスに構える
ややオープンスタンスで打つことで視界が広がります。
左足を5㎝後ろに引くくらいのオープンスタンスで打つのがオススメです。
グリーン周りのアプローチは転がせたら転がす
日本で最も有名なプロゴルファーと言っても過言ではない青木功氏の名言です。
プロゴルファーでも、グリーン周りのアプローチは、まずは転がせるかどうかを考えるそうです。
どのようなアプローチをするかを考える時に、最初に転がせるかどうかを考える癖をつけておくと良いですね。
ボールの高さをコントロールするためには
グリーン周りのアプローチは、転がしやピッチエンドランが基本ですが、場合によっては高い弾道のアプローチが必要である場合があります。
バンカー越えのアプローチや、ピンが近い場合などですね。
このような場面でボールを上げるためには、「クラブの開閉」と「ボールの位置」が重要です。
もちろん、「見上げる」ほど高く打ち出したい場合は、ロブショットなど打ち方を変える必要があります。
ですが、バンカー越えなどでいつものアプローチよりも少し高く打ちたい場合には…、
- アドレスでクラブフェイスを開く
- ボールを左足かかと線上におく
- スイング軌道は若干アウトサイドイン
あとはいつもと同じピッチエンドランのスイングをすれば、それだけで、ボールはいつもより高く上がります!
ボールの高さを出すアプローチの注意点
クラブフェイスは開くほどボールが上がりやすくなりますが、リーディングエッジに当りトップする可能性が高くなります。
また、「ボールの位置と左足の位置関係は常に一定にすること」がポイントです。
つまり、ボールをより高く上げたい場合は、ボールの位置をさらに左足寄りに寄せてはいけません。それ以上左に寄せるとミスショットが出やすくなります。
ボールを左に寄せるのではなく、右足のスタンスを広げることにより、相対的にグリップの位置がボールの位置よりも左にくる(正面から見て)ことで、ボールが高く上がるようになります。
すべてのアプローチに共通することは「ボールと左足の位置関係は常に一定」です。
ボールを高く上げたいからと言って、ボールだけを左に寄せないように注意してください。
また、ボールを高く上げることために、絶対にやってはいけないのNGな動きは、「ボールをすくおうとする動き」です。
手だけでボールをすくおうとすると、ダフリやトップのミスが出やすくなるので、絶対に上げようとする動きはNGだということを覚えておいてください。
ボールを高く上げるにしても、「アプローチの基本」は変わりません。
「アプローチの基本!アプローチ完全攻略マニュアル」でぜひアプローチの基本を習得しちゃってください。
まとめ
アプローチの高さをコントロールするためには、基本的な打ち方である「ピッチエンドラン」のアプローチを身につけましょう!
ピッチエンドランの打ち方を基準にして、ボールの位置やクラブの開閉を調整することで高いボールも低いボールも打てるようになるはずです!
アプローチが苦手な人は、今回紹介した方法をぜひ、試してみて下さい!