「ドライバーショット。思いっきり振っているのに飛ばない…女子プロゴルファーよりは力はあるはずなのになあ…」
このような悩みを持っている人はいませんか?
このような人はおそらく「腕に力が入りすぎているから飛ばない」という可能性が高いかも…です。
「軽く振ったらいつもより飛んだ!」
このような経験をしたことはありませんか?
私もそうでしたが、飛ばそうとして力んで振った時は飛ばなくて、狭いホールなどで方向性だけを考えて、軽く振ったら思っている以上にボールが飛んでいたという経験があります。
PGAツアー通算82勝したサム・スニードはこう言っています。
「遠くに飛ばそうとしなければ、ボールは遠くに飛ぶ」
~サム・スニード~
ドライバーショットで力みをとることで、
- ボールが捕まるようになる
- インパクトからフォローにかけてヘッドが走るようになる
というメリットが期待でき、いずれも飛距離アップに期待ができます。
今回は、「ドライバーショットで力みをとる方法」を紹介します。
パッと読むための目次
ボールを飛ばしたければ脱力が大事
腕や上半身に力が入るとヘッドが走らず、飛距離を落とします。
ボールを飛ばしたければ、「腕や上半身の脱力」が大事です。
ただ、「脱力しなさい」と言われても、いざボールを打とうとすると、やはりどうしても、腕や上半身に力が入ってしまいませんか?
そんなあなたに簡単に脱力できる方法をご紹介します。
スイング中の「力み」をとるドリル
力みをとる練習法は以前にもご紹介していますが、メルマガ読者様からご好評だったので、さらなる「力み」をとるドリルをご紹介いたします。
素振り
脱力を体感するドリルとしては、やはりボールを使わない「素振り」が効果的です。
腕を極限まで脱力して、ボールの上を、腕をブランブランにした状態で素振りします。
もしくは、ゴルフ練習場のゴムティーを打つように素振りをします。
ボールに当てようという意識がないので、脱力することを体感できるかと思います。
筋弛緩法
「筋弛緩法」とは、アメリカの生理心理学者ジェイコブソン博士が考案した力みをとる方法です。
腕や肩にグッと力を入れて、7~8秒経ったら逆にスッと力を緩めます。
これを何回か繰り返すことで、「力み」がとれてくることが実感できます。
グリップの力を抜く
グリップを握る強さは「小鳥を持つくらいの強さで」などと言いますが、グリップを強く握ると上半身全体の力みにつながります。
グリップをしっかり握ることは重要ですが、しっかり握るのは、あくまで「左手の小指薬指中指の3本」だけです。
特に、人間の体の構造上、親指と人さし指に力が入ると腕の前面や体の前面側が緊張して固くなります。
その「緊張感」は、ゴルフにとってはマイナスでしかありません。
練習では、人さし指や親指を外してグリップすると、強制的に「抜くべきところの力」が抜けるので、試してみてはいかがでしょうか?
肘の力を抜く
アドレスで肘に力が入っている典型的な例は、「アドレスでピーンと肘が伸びきっている人」です。
アドレスで肘がピンと伸びすぎていると、上半身全体の力みにつながります。
肘に力が入りすぎると、スイング軌道が乱れ、フェイスローテーションが上手くできずに飛距離ロスの原因にもなります。
アドレスでは、肘に力を入れず、少しゆとりを持たせた方が、力みをとることができます。
ティーショットをスプーンで打つ
練習場でドライバーを振り回している人は数多くいます。
その隣の打席に入ると、人間の心理として、一緒になってドライバーを振り回わしてしまうのです。
そんな時は、ドライバーではなく、スプーンで練習します。ティーアップしてもしなくてもどちらでも構いません。
当然、スプーンですから隣の打席の人と飛距離を張り合う必要はありません。
飛距離は負けて当然…、自分のリズムで打てばいいのです。
実は、この「余裕」が「力み」をとります!!
何度も言いますが、「飛ばそう!とするほど力が入ります。
「ドライバーの飛距離に負けて当然!」という思いで、飛ばそうと思わないスプーンで打つと、意外と飛ぶものです。
ゴルフ練習場でも、ゴルフ場でも、この「心理的に力みをとる方法」はとても有効ですので、ぜひ試してみてください。
間違っても「スプーンでドライバーより飛ばしてやろう!」なんて思わないように…。
「力を抜いているように見えて、400ヤード超えのローリー・マキロイのぶっとび動画」を含む、飛ばしのコツはこちら!!
まとめ
ドライバーで飛距離アップをしたければ、脱力したスイングをすることが重要です。
そのためには、
- 腕の力を極限まで抜いた脱力素振りで力の抜き方を体感する
- グリップ(親指と人さし指の2本)の力を抜く
- アドレスで肘の力を抜く
ことが重要です。
「飛ばそう」と思えば思うほど腕に力が入って力みの原因になります。
ゴルフスイングに力みは大敵。
力めば力むほど、振り遅れやすく、方向性も飛距離もロスすることとなります。
どれだけ、腕の力を抜いてスイングできるかが、飛距離アップをするためのポイントです。
今回の力を抜くポイントをぜひ、試してみてください!
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