コースレートを理解しベストスコアへ！ゴルフコースの難易度を表すコースレートとは？

コースレートとは？

コースレートとは、ゴルフコースの難易度を表す数値です。

コースレーティングとも言われます。

コースレートの数値が大きければ大きいほどゴルフコースの難易度は高く、数値が小さいほど難易度は低く簡単なゴルフコースとなります。

コースレートは、ハンディキャップ±0（スクラッチ・ゴルファー）のゴルファーが、10回ラウンドした平均スコアで割り出します。

基本的にはゴルフコースのパー72が基本となりますので、コースレートは72より大きければ難しい、72より小さければ易しいということになります。

また、コースレイトは1つのゴルフ場に複数設定されている場合もあります。

バックティー、レギュラーティー、レディースティーといったティーマーカーごとにコースレートが定められている場合です。

日本では、計測は全国で統一された方法があり、日本ゴルフ協会のコースレーティング査定チームが実査の後決定をします。

海外では国により別の団体が計測することもあります。

コースレートの算出方法は？

コースレートは、ハンディキャップ±0（スクラッチ・ゴルファー）のゴルファーが、10回ラウンドした平均スコアで算出されます。

日本ゴルフ協会の男女別コースレートの算出方法です。

男子のコースレートの算出方法

（査定距離÷210ヤード）＋39.76±難易度＋補正係数

女子コースレートの算出方法

（査定距離÷190ヤード）＋41.67±難易度＋補正係数

こちらは日本ゴルフ協会によって定められていますが、いずれの項目も詳細な数値や決定数値は非公開とされています。

コースレートの数値を左右するのは？

日本のゴルフコースのほとんどは、パー72に設定されています。

しかし、コースレイトは必ずしも72ではありません。

なぜコースレイトが72にならないのか、これはゴルフコースの地形が大きく関わっています。

ゴルフコースは自然の山を利用して作られる場合がほとんどです。

そのため高低差が必ず発生します。

そういった高低差、さらに風の向きや強さなど、事前特有の条件がコースレートを左右させます。

また、コースレイアウトの設計でもコースレートは変わってきます。

コースの形、コースの全長、バンカーや池などのハザードの数など、設計者の人的影響でもコースレートは変わってきます。

日本国内のコースレートの高いゴルフコース

OpenClipart-Vectors / Pixabay

同じパー72であっても、コースレートの高いゴルフコースでは必然的にいいスコアは期待できません。

ちなみに、全国のゴルフコースでのコースレートの高いゴルフ場は以下の通りです。

ベストスコアはなかなか出ないと思いますが、チャレンジしてみるのもありですね！

鹿島の杜カントリー倶楽部（茨城県）

• コースレイト：77.6
• コース：18Ｈ／PAR72／7,730yard
• 所在地：茨城県鹿嶋市武井1877-1

杉を中心とした自然林に囲まれた林間コースです。インの15番からの難関ホールが有名です。

ゴールデンバレーゴルフ倶楽部（兵庫県）

• コースレイト：77.4
• コース：18Ｈ／PAR72／7,233yard
• 所在地：兵庫県西脇市鹿野町字比延山1353-9

日本一難しいコースと言われる難関コースです。

最終18ホールでは1打・2打と連続して池越えとなるロングホールは、まさしく難関ホールです。

富士桜カントリー倶楽部（山梨県）

• コースレイト：76.3
• コース：18Ｈ／PAR72／7,563yard
• 所在地：山梨県南都留郡富士河口湖町小立7187-4

富士山と河口湖という絶景が素敵なコースですが、高低差が多く難関コースとなっています。

小樽カントリー倶楽部（北海道）

• コースレイト：76.2
• コース：27Ｈ／PAR108／9,414yard
• 所在地：北海道小樽市銭函3-73

石狩湾に面したシーサイドコースで素敵な絶景です。しかし、海風が強風なため、難関コースと言われています。

福岡センチュリーゴルフ倶楽部（福岡県）

• コースレイト：76.1
• コース：18Ｈ／PAR72／7,359yard
• 所在地：福岡県朝倉市板屋1-1

各ホールに名称がついているくらい個性豊かなホールがあります。

九州で一度はプレーしてみたいゴルフコースです。