ゴルフは飛距離じゃない!
でも…、自分よりも飛距離が出る人とラウンドした時は、やっぱり悔しいですよね?
飛距離アップをするための要素の中でも最も大きいのは「ヘッドスピード」です。
ヘッドスピードについては、体力的な要素があります。
「自分には体力がないから、ヘッドスピードは遅くても仕方がない」
このように思っている人はいませんか?
確かにヘッドスピードは体力的な要素が強いですが、アマチュアゴルファーレベルならほとんどのゴルファーにヘッドスピードが上がる可能性があると思っています。
ヘッドスピードが上がれば、
- ドライバー、アイアン、フェアウェイウッドすべての飛距離が伸びる
- 飛距離が出るので、セカンドショットを短いクラブで打てるようになり、パーオン率が上がる
ということが望めるので、大きなメリットですね。
今回は、ヘッドスピードを上げるために効果的な練習方法を紹介します。
パッと読むための目次
ヘッドスピードが上がらない原因
ヘッドスピードが上がらない大きな原因は「すくい打ち」です。
「すくい打ち」とは、その名の通り、ボールを上げようとして右足に体重が残ったまま、腕だけでボールをすくうように打つ打ち方です。
ヘッドスピードは右から左への体重移動を行うことで速くなります。
すくい打ちになっている人は、体力的な部分でなく、技術的な部分でヘッドスピードが遅くなっている人が少なくありません。
マスターズの創始者でもある伝説のゴルファーのボビー・ジョーンズはこう言っています。
「すべてのゴルフスイングは、下向きにボールを打つもので、すくい上げる打ち方はない」
ボビー・ジョーンズ
すくい打ちを改善して、しっかりと正しい体重移動を行うことができるようになれば、体力がなくてもヘッドスピードが上がる余地はあります。
ヘッドスピードを上げる練習方法
左足を踏み込んで打てばヘッドスピードが上がる
トップで右足に乗った体重が、ダウンスイング以降、左足に乗っかっていくのが理想的な体重移動です。
インパクトで左足に体重が乗ることで、ヘッドスピードが上がりボールに与える衝撃が強くなります。
つまり、飛距離がアップするということですね。
そのために重要なのは、
「トップから左足を踏み込むこと」
です。
トップで右足に乗った体重をダウンスイングから徐々に左に移行していき、インパクトで左足に体重が乗ることでヘッドスピードが上がります。
左足を踏み込む練習として、「左足踏み込み素振り」という練習方法があります。
左足を踏み込む練習は素振りが効果的
体重移動を苦手とするゴルファーは多いです。
体重移動は、ある程度感覚が必要であるからです。
ゴルフの練習は「体感する」ことが重要です。
トップから左足を踏み込むことを体感するためには、ある程度極端に体重移動を意識した素振りが効果的です。
また、ボールがあると、「ボールを打つ」ことに意識が向いてしまうため、本来の目的である体重移動をする感覚を養うという目的が達成できなくなるリスクが高いです。
ですから、「素振り」がとても効果的なのです。
左足踏み込み素振りのやり方
- バックスイングで左足をあげ、全体重を右足に移動します。
- 上体はトップに置いたまま、左足を踏み込んだ後にダウンスイングを開始します。
- フォローでは、左足に100%体重を乗せます。
このような極端に体重移動をした素振りをすることで、「トップで右足に乗った体重がダウンスイングで左に徐々に移行し、フォローでは左足一本に体重が乗る」という理想的な体重移動を体感することができます。
できれば、素振りとボールを打つことを交互にやると、更に効果的な練習方法になることでしょう。
ゴルフが最短で上達するには「素振り」は最も有効な練習法です。
「自宅でもできる素振り」はこちらで詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。
まとめ
ヘッドスピードは、手の力だけではありません。
ヘッドスピードにおいて重要なのは、正しい体重移動をすることです。
正しい体重移動ができるようになれば、確実にヘッドスピードが上がることでしょう!
そして、多くのアマチュアゴルファーが正しい体重移動ができていないという現実があります。
ですから、ヘッドスピードが出ないのは、体力のせいと諦めるのではなくて自分が正しい体重移動ができているのかどうかをチェックしてみましょう。
正しい体重移動ができるようになれば、ヘッドスピードが上がり、飛距離もアップしますし、方向性も安定するはずです。
毎回、ためにる情報をありがとうございます。