「明らかに傾斜はスライスなのに、まったく切れなかった…」
「どう考えても、下り傾斜なのにボールが転がらない…」
このような経験をしたことはありませんか?
グリーン上でのパットのラインは、基本的には傾斜で読みますが、芝目が強いグリーンにおいては、芝目の方向にも注意する必要があります。
芝目とは、芝の生えている方向のことです。
芝がカップの方向に倒れていれば順目になり、転がりが良くなります。
芝がカップと逆の方向に倒れていれば、転がりが悪くなります。
どのような芝にも目はあります。
ただ、一般的には芝が細くて柔らかいベント芝のグリーンは芝目の影響はあまり受けませんが、それでもボールの転がりの勢いが弱まるカップ周りでは少なからず芝目の影響を受けると言えます。
高麗芝やバミューダ芝では、さらに芝目の影響を強く受けるので注意が必要です。
芝目が読めるようになれば、自信を持ってパターを打つことができるので、当然カップインする確率も高くなります。
実は、芝目を読むことはそれほど難しいことではなく、芝の生え方にはある程度の法則性があるので、知識さえ頭に入れておけば、簡単に芝目を読むことができます。
ということで、今回は、グリーンの芝目の読み方について紹介します。
パッと読むための目次
グリーンの芝目を読む方法
カップ周りを上から見ることで芝目がわかる?
カップ周りの芝の状態を上から見ることである程度芝目がわかります。
芝が倒れている方向へ順目と考えて良いですね。
カップの淵がキレイになっている方向から、ボロボロになっている方向へ順目と考えても良いでしょう。
芝の倒れている方向で色が違って見える
芝の倒れている方向によって色が違って見えます。
グリーン上では、白く光って見える部分が順目で黒く見える、若しくは暗く見える部分が逆目です。
これは、光の反射具合によって、順目と逆目では見え方が違うという点を利用した芝目の読み方ですね。
芝目は地形によって変わる
芝目は、地形によってある程度わかります。
グリーン上では、カップ周りで芝目を予測したり、芝の色によって芝目を予測することが重要ですが、大前提として「地形によって芝目には法則性がある」ので、以下の点を頭に入れて奥ことが重要ですね。
芝は水がある方向へ順目
ゴルフ場には、池や川、海などの水がある場所がありますよね。
芝目を読む時には、「水のある方向へ向かって順目」と覚えておくと良いでしょう。
例えば、山から海の方向へ打つホールだったら、グリーンは手前から奥に向かって順目になることが多いです。
逆に海をバックにして、山に向かって打つホールは手前から逆目になると考えます。
芝は人の流れる方向へ順目
グリーンには一応、出口がありますよね。
通常、人は花道からグリーンに上がって、カートのある方へ向かって出ていきます。
この日常の人の流れが、芝目を作ることがあります。
基本的には、人がある方向へ向かって順目と考えます。
傾斜なりに順目になっていることも多い
芝は水の流れに沿って生えます。
当たり前ですが、水は高いところから低いところへ流れるため、この水の流れに沿って、傾斜なりに順目になりやすいという傾向があります。
まとめ
以上「芝目の法則に従ったグリーンの読み方」をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
芝目の読み方としては、まず地形によって全体的な芝目をイメージしてそれを頭に入れつつ、グリーン上で芝目を読む上でのヒントを探していくというパターンが良いのではないでしょうか?
芝目を読むコツは、ひとつの情報だけでなく多くの情報を集めて、考えるということですね。
いくつか、芝目の読み方を書きましたが、場合によってはわかりずらいケースも存在します。
そのようなときは…、
- 地形
- 芝の色
- 傾斜
- カップ周り
などを確認し、総合的に判断することが重要です。
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