「1mの距離をいつも外してしまう…」
このような悩みを持っている人はいませんか?
私の経験上、1mのパットは確実に入れなければ良いスコアは出ません。
1mという距離は確実に入れなければならない距離なのです。
一方で、1mという距離は「プロゴルファーでも10球中1球は外す」といわれるくらい、意外と外してしまう距離でもあります。
1mの距離を外すと、「次もまた外してしまうのではないか…」という不安に襲われ、そのような不安な状態で次回の1mを打つと、実際に外してしまうことも少なくありません。
賞金がかかるプロゴルファーの場合は、「イップス」という精神的な症状もあります。
1mの距離は、とても危険な距離なのです。
でも、できれば、1mくらいの距離は常に簡単に入れたいですよね?
今回は、1mのパッティングを確実に入れる方法を紹介します。
パッと読むための目次
パッティングには様々な打ち方がある
パッティングには様々な打ち方があります。
- グリップの握り方
- スタンスの幅や向き
- 重心の位置
- 肩と腕の形
など多くの点で人によって様々であり、他のクラブと比べても決めごとが少ないのが特徴です。
ツアープロでもパターの打ち方は様々で、特徴的な打ち方をするプロゴルファーもいます。
LPGAツアーで人気の女子プロゴルファーのミッシェル・ウィーなどはかなり特徴的なパッティングスタイルですよね。
そして、その中でも肩と両腕で作る形には、大きく分けて「三角形になるパターン」と、「五角形になるパターン」があります。
肩と腕で作る形が三角形であるスタイルの特徴
両腕を伸ばすので、視点が高くなりやすくロングパットの距離感を合わせやすいというメリットがあります。
また、五角形のスタイルよりも両脇を締めやすいというメリットもあります。
一昔前は、肩と両腕で作る形が五角形になるスタイルの方が、主流でしたが、往年のパターの名手ベン・クレンショウやアメリカツアーで人気のジョーダン・スピースなど肩と両腕で作る形が三角形であるスタイルを採用しているプロゴルファーも少なくはありません。
パターの形状としては、ピン型のパターが合います。
肩と両腕で作る形が五角形になるスタイルの特徴
肩と両腕で作る形が五角形になるスタイルは、肩を使った正確なストロークがしやすく、視点が低くなるのでショートパットに強いというメリットがあります。
手首が支点になる三角形スタイルに比べて、五角形スタイルは肩が支点になるためストロークが安定しやすいというメリットがあります。
パターの形状としてはマレット型やネオマレット型のパターが合います。
「ショートパットが入りまくる練習法」はこちらで詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。
まとめ
パッティングスタイルのうち、両腕と肩で作る形によって特徴があります。
総合的に見ると、両腕と肩で作る形が三角形のスタイルは、ロングパットなど距離感を合わせる点において優位性がある分、ショートパットなどでは手首が悪さをしてミスをしやすいというデメリットがあります。
一方で五角形のスタイルは、距離感が合わせにくいというデメリットがある反面、短い距離を真っすぐ打つショートパットにおいては優位性があります。
ですから、1mのショートパットが苦手な人は、五角形のパッティングスタイルにするというのもひとつの方法です。
名器と呼ばれるパターをいくつも設計したジョージ・ローは、
「パットは練習するほどうまくなるそれには、何時間たっていても疲れない姿勢を見つけることだ」
と言っています。
結局のところ、自分が打ちやすいアドレスを見つけることが、重要です。
そのために、パッティングのスタイルを試行錯誤して試してみることが、パターが上達するための秘訣です。
パットはスコアの4割と言われています。
パターを上達させることは、ゴルフのスコアアップには必要不可欠ですから、今回紹介した方法をぜひ、試してみてください!
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