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日本ゴルフ人口を支えているのは団塊世代
日本のゴルフ人口のピークは今から20年ほど前で、今よりゴルフ人口も倍近い1,200万人程度だったと言われています。
今現在は600万人程度まで減少したゴルフ人口ですが、このゴルフ人口の年齢を見ると、いわゆる団塊世代以上が多くなります。
団塊世代とは、1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)の第一次ベビーブームに生まれた世代を指します。
2018年現在では、69歳から71歳の世代になります。
この世代が「団塊の世代」と言われ、他の世代と区別される理由は、人口にあります。
団塊の世代に該当する3年間は、年間出生数が260万人を超えています。
第二次世界大戦の終戦後、日本の人口は爆発的に増加したのです。
この団塊世代は、ゴルフ人口にも大きく影響しています。
「ゴルフ協会の崩壊」なんて事が囁かれたこともあります。
2020年前後に70際前後を迎える団塊世代のゴルファー達が、ゴルフを引退するのではないかという不安からです。
ただ、この予測は必ずしも当たりませんでした。
団塊の世代のゴルファー達は、仕事を定年退職してもゴルフも一緒に引退することをしなかったためです。
さらにゴルフ協会に追い風になったのは、東京オリンピックです。
ゴルフがオリンピックの正式種目に復活した事、2020年に東京でオリンピックが開催される事が決定した事、これらがゴルフ協会には追い風になっているのです。
団塊世代のゴルファー達も、この追い風に乗って2020年頃まではゴルフを引退する事なく楽しんでくれると考えられています。
団塊世代のゴルファーは年金勝ち組
ゴルフはお金のかかるスポーツです。
ゴルフクラブやウェアを買うお金、ゴルフ練習場のボール代、ゴルフラウンド代と交通費など、上げればきりがありません。
このお金のかかるスポーツというところが、ゴルフの普及を阻んでいることは間違いありません。
仕事を定年退職した団塊世代が、なぜゴルフというお金のかかるスポーツを続けられるのか。
それこそ団塊の世代ならではの、理由があります。
団塊の世代は年金勝ち組と言われ、毎月20万円以上の年金がすでに支給されていると言われています。
会社の退職金も受け取り、家のローンも支払い済みであれば、お金の余力が意外とあるのです。
アマチュアゴルファーがゴルフを引退するときとは?
仕事は定年退職をしても、ゴルフを引退することはない団塊世代のゴルファー達ですが、いつまでもゴルフをし続けられる訳ではありません。
アマチュアゴルファー達は何をきっかけにゴルフを引退していくのでしょうか?
「軽度の怪我や病気から気がつけばゴルフから遠ざかっていた」これが一番多いかと思います。
膝や腰に痛みを感じてしばらくゴルフの誘いを断っていた、入院するような病にかかりしばらく療養していたなど、自らゴルフを引退する意思を持っていた訳ではなくても、気がついたら半年、一年前のゴルフラウンドからゴルフの機会がないというパターンです。
このパターンでは、最後のゴルラウンドを何処で誰とプレーするのか、全く選ぶことができません。
せっかくの人生最後のゴルフラウンドなのですから、もっと思い出に残る最後のゴルフにしてみるのはいかがでしょうか。
自らの最後を自ら決める!終活ゴルフのすすめ
「終活」という言葉をここ数年耳にします。
自らの人生の最後を自ら選択することです。
人生最後のゴルフも「終活」と同じように自らプロデュースしてみてはいかがでしょうか?
「生前葬ゴルフコンペ」という名の「引退コンペ」です。
別に絶対に最後のゴルフと決める必要はありませんが、最後かもしれないと思い、長年のゴルフ仲間と思い出に残るコンペを開催するのです。
「これが最後のゴルフかもしれない」「今年もゴルフができて幸せだ」なんて思いが巡るはずです。
また、年をとるとゴルフの機会が減ります。
自らの衰えもあり、気軽にゴルフに参加しづらくなりがちです。
そんな往年のゴルファー達と一緒のゴルフができる機会を、自ら設けることで自分のゴルフ人生を自らプロデュースしましょう。
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