ゴルフの初心者の域を脱する頃。ゴルファーにはいろいろな悩みが生まれてきます。
中でも多くのゴルファーが悩むのがウェッジ選び(セッティング)です。
一概にウェッジのセッティングと言っても…、
ピッチングウェッジ、アプローチウェッジ、サンドウェッジ、ロブウェッジなどなど何本のウェッジをセッティングすればいいのか…。
さらには、ロフトやバウンス、グースネックにストレートネック、メーカーごとの様々な形体などいろいろです。
何を基準に選んでいくのか、その悩みも深くなりがちです。
そんな悩めるゴルファーのために、今回はスコアに直結する「ウェッジのセッティング」ついてご紹介したいと思います。
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パッと読むための目次
ウェッジの飛距離の目安
ウェッジ選びの最も大切な要素は、フルショットでの飛距離です。
一般的な男性アマチュアゴルファー(ドライバーヘッドスピード約42m/sの場合)のウェッジの飛距離の目安は以下になります。
- 46度:110ヤード
- 50度:100ヤード
- 54度:90ヤード
- 58度:80ヤード
まずは、このロフトと飛距離を頭に入れてウェッジ選びについて考えましょう。
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ウェッジのセッティング方法【動画】
今回ご紹介するのは、クラブフィッターたけちゃんによるウェッジセッティングの考え方に関する動画です。
たけちゃんが非常に分かりやすく解説してくれていますので是非とも動画を確認してくださいね。
ウェッジのセッティングは3本がおすすめ
今回の動画のポイントは以下のとおりです。
- 近年はアイアンがハードロフト化している
- フルショットとハーフショットの2種類の打ち分け
- スイングで距離を調整するのは難しい
- フルショットほど簡単なショットはない
- ふり幅を決め、無心で打つことで成功率は上がる
- 大きい番手より小さい番手にこだわるべき
動画では、クラブフィッターのたけちゃんが「ウェッジのセッティングは3本」をおススメする理由を次のように説明しています。
アイアンのストロングロフト化への対応
昔の7番アイアンの主流は34度でした。
しかし近年は、30度以下のストロングロフトのモデルが増えています。
これに伴いPWも昔は46度が主流でしたが、近年は44度、43度が登場しています。
また、以前の番手間のロフト角度差は3度~4度でしたが、近年の番手間のロフト角度差は4度~6度とその間隔が広くなっているのも特徴です。
PWがハードロフト化してしまうとPWの距離が出すぎて、ウェッジで打ち分けなければならない距離が増えてきます。
そんなPWの下に、ウェッジ2本でセッティングしてしまうと、
44度(PW) → 50度 → 58度など、ウェッジ間のロフト間隔が6度~8度の歪(いびつ)な間隔になってしまいます。
一方、44度のPWの下に、ウェッジ3本でセッティングすると…、
44度(PW) → 48度 → 52度 → 56度となり、ちょうど4度刻みのセッティングにできます。
複数の距離の打ち分けできる
ウェッジのセッティングを3本にするメリットは、複数の距離の打ち分けが可能となるということです。
まずは、あなたのフルショットの距離を認識することで、距離の攻略がしやすくなります。
番手なりのフルショットの距離に自信がもてるとウェッジを3本持っていれば、3種類の距離を明確に打ち分けることができるのです。
さらに覚えたいのがハーフショットです。
3本のウェッジでのハーフショットの距離を把握できれば、フルショットと合わせて6種類の距離が打ち分けられるのです。
3本のウェッジを入れた場合は、PWも含めると8種類の距離の打ち分けができることになるのです。
PWのフルショットを110ヤードとすると、110ヤード以下の半端な距離を8種類も打ち分けることができるのです。
これなら絶対に寄りそうな気がしませんか?すごいですよね。
ハーフショットのやり方は、「これだけで100切りできる!!ハーフスイングの練習方法」で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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おすすめのウェッジセッティング
PWの下に、ウェッジを3本セッティングする効果はよくわかっていただけたかと思います。
それではどういうスペックのウェッジをセッティングすればいいのでしょうか。
たけちゃんもオススメするのは、PWの下に以下のロフト角のウェッジを入れることです。
- 50度
- 54度
- 58度
PWが46度だった場合、4度刻みになるセッティングです。
たけちゃんは言います。
クラブフィッティングの目的はスコアアップです。
上級者はフェースの開閉で距離を打ち分けられますが、アマチュアはそうもいきません。
だからアマチュアはもっとクラブに頼るべきです。
>>ウェッジ選びの基本は「アプローチのウェッジはどう選ぶ?ウェッジの選び方5つのポイント」でご紹介していますので、あわせてご覧ください。
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まとめ
今回はウェッジの選び方とそのセッティング方法についてご紹介しました。
最近のクラブは技術の進歩により大変良いものになってきています。アマチュアゴルファーはこのクラブの性能にもっと頼るべきなのです。
また、最近の飛ぶクラブでは大きな番手よりも小さな番手にこだわることがクラブセッティングの考え方においては大切です。100ヤード以内のショットの精度はスコアに直結します。
あなたも自分にあったウェッジのセッティングをして、14本のクラブの流れを完成させてスコアアップを実現してくださいね。
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