アベレージゴルファーが憧れるものの一つがバックスピンです。
特にバンカーからバックスピンの効いた球でベタピンに寄せるのはゴルファーの憧れですよね。
バンカー脱出するだけもままならないのに、バックスピンなんてとてもとても…。
そう思ったあなた!何事もあきらめてはいけません。あきらめてしまえばゴルフは上達しないのです。
そこで今回はバンカーショットでカッコよくバックスピンをかけるための考え方を教えてくれる動画をご紹介します。これを見れば、きっとあなたもバックスピンをかけることができますよ。
教えてくれるのは横田真一プロです。選手会長も務めたトップツアープロで小技の名手として知られる横田真一プロがバックスピンの秘密を明快に解説してくれます。バックスピンに憧れるゴルファー必見の動画です。
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パッと読むための目次
横田真一プロのバックスピンの種明かし
横田真一プロが提唱するバックスピンに必要な3つの条件は、こちらになります。
- 道具(クラブとボール)
- ライ(ボールの状況)
- テクニック
なかでも「テクニックはさほど重要じゃない」と横田プロは言います。道具とライの条件がそろえばバックスピンはかけられると言うのです。
スピンがかけられるボールとは?
まずはボールです。ずばり、プロ用(上級者向け)のボールを使うということだと横田プロは言います。
アマチュア向けのボールはディスタンス系ボールといわれる飛距離重視で芯が柔らかいタイプが中心です。しかしこのタイプのボールはスピンがかかりにくいです。
バックスピンがかかるためには外のカバーが柔らかいことが必要になります。プロ用(上級者向け)のボールとは、スピン系と言われる外が柔らかいタイプです。
ただしプロ用(上級者向け)のボールの中にもスピン系とディスタンス系があってメーカーによって微妙に違うので、スピンの効きやすいボールを探しましょう。
スピンがかけられるクラブとは?
もう一つ大事なのはクラブです。横田プロ愛用のウェッジは錆びています。
錆びる原因はノーメッキだからなのです。ほとんどのプロはメッキをしていないクラブを使っています。
ノーメッキのクラブはフェース面が柔らかく、スピンがかかりやすいのです。
フェース面が固いとボールを弾きやすくなります。フェースに当たった瞬間にパーンと離れてしまい、スピンがかかりません。
スピンがかかるためには、フェースにボールが乗る感覚が必要になります。フェース面が柔らかいクラブを使いましょう。
しっかりメッキされたクラブはフェース面が固くスピンはかかりにくいです。
スピンがかかりやすいライとは?
次の条件はライです。目玉やボールが沈んでいるライからはスピンをかけるのは難しいです。砂の質でも違いがあります。砂が乾いているとかかりにくい。湿った状況の方が断然かかりやすくなります。
インパクトに注目するとフェースとボールの間になるべく砂が入らない方が、スピンがかかります。
また、ライの状況として飛球線ではない方、クラブヘッドを入れる側が凹んでいる方がスピンはかかります。
ちなみに飛球線方向も凹んでいて、球の前後が凹んでいると下をくぐって球が飛ばないので、スピンもかかりにくくなります。
飛球線方向、クラブが進む前に砂があると抵抗を受けてクラブフェースに長くボールが乗るのでスピンがかかるのです。
この感覚はバンカーの距離感を出すときにも役立つので覚えておきましょう。
スピンをかけるテクニック!?
最後の1~2割がテクニック。テクニックはそんなに必要ないと横田プロは言います。
あえて指摘するなら、フェースを開いた状態を保つ、ということだそうです。
シャットフェースではスピンがかかりにくいので左手の角度に気をつけましょう。アドレスでつくった左手の角度をキープ。手袋のしわを崩さない意識で打つと上手くいきます。
「これだけでいい!!」と横田プロは言いますが、感覚をつかむには練習を繰り返すことが不可欠です。
バンカー練習ができる場所を探して、どんどん打ち込んでスピンがかかる時の感覚を身に付けて下さい。
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まとめ
バックスピンをかけるためにはまずは道具、次にライということでした。
逆に言うとバックスピンに適した道具を使わないとバックスピンはかけられないですし、悪いライからはバックスピンをかけることが難しいということです。
まずは自分のボール、クラブの特性をよく理解してバックスピンがかかりやすいのかどうかを把握することが大切です。
次に打つ前にはよくライを確認することが大切になります。
バックスピンがかかりにくい状況であれば、無理してスピンをかけようとせずに転がる球で寄せることを考えましょう。
バックスピンのメカニズムをしっかり把握してショットできれば、ベタピンの確率も格段に上がるはずですよ!
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