ロングホールのティーショットをナイスショット!!
「なるべくグリーン近くまで運びたい!」と思った矢先に、フェアウェイウッドで痛恨のチョロ。
せっかくのドライバーのナイスショットが台無しになってしまう・・・。
こんなことってよくあると思います。
フェアウェイウッドでナイスショットが出なくても、ある程度のショットを打つことができれば、パーと獲ることはそれほど難しいことではなくなるでしょう。
ということで、今回は「フェアウェイウッドでトップする原因」をご紹介します。
スポンサーリンク
パッと読むための目次
フェアウェイウッドの打ち方の勘違い
ほかのクラブではそんな大きなミスは出ないのに、フェアウェイウッドを持つとなぜかボールの頭を叩くようなチョロが出てしまう…
そんな、フェアウェイウッドを苦手とするアマチュアゴルファーは少なくありません。
「フェアウェイウッドは払い打つ」
多くのゴルフレッスン書やゴルフ雑誌には、このように書かれていますので、ゴルフ歴の長いゴルファーほど、フェアウェイウッドを払い打つことは、もはや「ゴルフの真理」と考えているようです。
確かに、プロゴルファーの中にも「フェアウェイウッドは払い打て」というレッスンをしている人もいますので、間違っているわけではないのですが、実は、この「払い打ち」を過信しすぎている人は要注意なのです。
フェアウェイウッドでトップする原因
多くのアマチュアゴルファーは…
「ウッドは払い打ち、アイアンはダウンブロー」でスイングしてしまいます。
フェアウッドを苦手とするゴルファーは、「払い打つ」というイメージにとらわれ過ぎている傾向があります。
その結果、スイング中の左右の動きが過剰になっていることが多いように感じます。
つまり、「払い打とう」とすることがフェアウェイウッドでトップする大きな原因であり、「払い打つ」いう意識は「百害あって一利なし」なのです。
「ウッドは払い打ち、アイアンはダウンブローで」というのは定説ですが、万人に共通の真理ではないということです。
ではどうすればフェアウェイウッドを上手く打つことができるのでしょうか!?
プロゴルファーのクラブヘッドの入射角がその「答え」です。
スポンサーリンク
フェアウェイウッドの打ち方
まずは、アメリカのみならず世界のトップ選手が集うLPGAツアーのトッププロゴルファーの番手別の入射角度を数値的にとらえた結果をご覧ください。
【US LPGAのトッププロゴルファーの番手別の入射角】
クラブ | 入射角 |
ドライバー | 3.0° |
3W (スプーン) | -0.9° |
5W (クリーク) | -1.8° |
7W | -3.0° |
4アイアン | -1.7° |
5アイアン | -1.9° |
6アイアン | -2.3° |
7アイアン | -2.3° |
8アイアン | -3.1° |
9アイアン | -3.1° |
ピッチングウェッジ | -2.8° |
入射角の数値が小さくなればなるほど、地面に対して急角度にクラブヘッドが入っているということ、つまり「ダウンブローが強い」と言うことになります。
ドライバーの入射角は「3.0°」であり、完全にアッパーブローです。ティーアップをしているから当然と言えば当然でしょう。
3W(スプーン)は「-0.9°」と0度に近く、「払い打ち」といえるレベルです。
ここで注目してほしいのは、5番ウッドと7番ウッドです。
5番ウッドは、4アイアン、5アイアンとほぼ同じ入射角です。
そして、7番ウッドに関しては、もはやショートアイアンと同等の入射角。
つまり、US LPGAのトッププロゴルファーたちは、7番ウッドは「払い打ち」ではなく、ショートアイアンと同じレベルで打ちこんでいるのです。
もはや「フェアウェイウッドはダウンブロー」です。
ですから、US LPGAのトッププロゴルファーの番手別の入射角が示すとおり、
「ウッドは払い打ち」は間違いでもあり、正解でもあるのです。
数値を見てもあまりピンとこないかもしれませんが、世界のトッププロゴルファーのデータです。
「5番ウッドや7番ウッドなどフェアウェイウッドはダウンブローで!」
それだけでも真似してみる価値はあると思います。
スポンサーリンク
まとめ
以上「フェアウェイウッドでトップする原因」と「フェアウェイウッドの打ち方のヒント」をご紹介いたしました。
LPGAのトッププロのように、番手ごとにクラブヘッド入射角を調節することは不可能であるとしても、単に「ウッドだから払い打ち」という程度の雑なスイングを変え、「5Wや7Wはダウンブロー」という意識を持つだけで、理想的な弾道に近づくことができるかもしれません。
コメントを残す