「ドライバーでプッシュアウトが多く、いつも右サイドへOBしてしまう…」
このような悩みを持っている人はいませんか?
プッシュアウトとは、ボールが出だしから右に出てそのまま右にまっすぐ飛んで行ってしまう現象のことです。
私もそうでしたが、右方向にOBゾーンがあるときなど右が狭い時に限って、右へのプッシュアウトが出てしまうのですよね…
いつまでも、プッシュアウトが直らないと、やはりスコアはまとまりません。
プッシュアウトを直すことで、
- OBが減るのでスコアがまとまる
- セカンドショットをフェアウェイから打てることが多くなり、パーオンが狙える
など多くのメリットがあります。
今回は、ドライバーのプッシュアウトを直す方法について説明します。
パッと読むための目次
プッシュアウトの原因
右にプッシュアウトする根本的な原因は、
「インパクト時にフェイスが右を向いている」
という点にあります。
かつては、ボールが飛ぶ方向は、フェイスの向きよりもスイング軌道とされていました。
しかし、画像技術の進化により、超スロー動画で見ると、「ボールが飛ぶ方向は、スイング軌道ではなくインパクト時のフェイスの向きである」ということがわかってきました。
「ボールの飛びだす方向」と「スイング軌道」がまったく無関係であるという衝撃の映像はこちらです。(24秒以降をご覧ください。)
【Ball Flight Laws from Golf Evolution】thegolfevolution
これは、考えれば至って単純な原理で、ボールを打つ瞬間にフェイスが右を向いていれば、ボールは右に飛ぶという…当たり前のことですよね。
ですから、右プッシュアウトを直すためには、スイング軌道などよりもインパクトでフェイス面を目標方向へ向けるという点について努力をした方が良いということになります。
フェイスを右に向かせないためには
インパクトでフェイス面が右を向いてしまう人の中で最も多い原因は、「アドレスの時点でフェイスが右を向いてしまっている」ということです。
ゴルフスイングの基本として、ボールをインパクトする瞬間は、アドレス時のフェイスの向きに戻ってくるというのはよく言われていることだと思います。
しっかりと、インパクトでアドレス時のフェイスの向きに戻ってきたとしても、元々のアドレス時のフェイスの向きが右を向いていれば、インパクトの瞬間のフェイスの向きは右を向いてしまうということになりますよね?
ですから、アドレス時のフェイスの向きが右を向いていないかチェックをしてみましょう。
ただし、肉眼でチェックしても微妙に右を向いている場合もあるので、練習場などでいつもよりもフェイスの向きを少し閉じて打ってみましょう。
それでうまく目標方向へボールを出すことができたのなら、あなたのアドレス時のフェイスの向きは右を向いていたということになります。
フェイスの向きをチェックしてみよう!
フェイスの向きというのは、意外と自分ではわかりにくいものです。
肉眼でフェイスの向きが右を向いているとわかれば、そもそもアドレス時のフェイスの向きをわざわざ右に向ける人はいませんよね?
ゴルフの難しいところは、自分で正しいと思っている向きが実は正しくなかったりするところです。
初心者のゴルファーと一緒にラウンドすると、アドレスの時点で目標方向よりも右を向いてアドレスをする人が少なくありません。
そこで、「右を向いているよ」と教えてあげると、「そんなはずはない」とほとんどの人は納得しません。
そんな時は、つま先にクラブを並べて、後ろから向いている方向を見せてやると、「本当だ…」と納得します。
このように、ゴルフスイングは自分ではわからないことが多いのです。
話は逸れましたが、練習場でフェイスの向きをチェックする方法としてハーフスイングがあります。
腰から腰までのハーフスイングはアドレス時のフェイスの向きとインパクトのフェイスの向きがほとんど変わりません。
ですから、ドライバーのハーフスイングでボールを打ってみましょう。
ボールが右へ飛んで行ったら、フェイスが右を向いているということです。
「まっすぐに構えているのに右に飛ぶ!」そんなあなたは、こちらの記事がとても参考になるでしょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ドライバーのプッシュアウトは、スコアを崩す原因となります。
ドライバーでプッシュアウトが出た時は、まずいと思って左サイドへ振るようにスイングを変えてはいけません。
スイングの軌道がアウトサイドインになり、スライスが出る危険性が高いからです。
プッシュアウトがでるときは、フェイス面を意識しましょう。
インパクトでフェイスが右を向かないようにするためには、アドレス時のフェイスの向きが重要です。
フェイスの向きがわからなかったら、いつもよりも少しだけアドレス時のフェイスの向きを左へ向けるようにしてみてください。
それだけで、プッシュアウトが改善する可能性は高いですよ。
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