「ゴルフで飛距離アップをしたいから体重移動を大きくしてみたら、余計飛ばなくなった…」
このような経験がある人はいませんか?
ボクもゴルフを始めたころは、「ドライバーが飛ばない…」という悩みを持っていました。
そこで、スイング中の左右の体重移動を大きくしてみたところ、さらに飛ばなくなる…という悲しい結果になってしまった経験があります。
実は、ゴルフのスイングにおいて左右に体重移動をすることはメリットよりもデメリットが大きいのです。
ということで、今回は「ゴルフスイングで飛距離をアップするための体重移動のコツ」を紹介します。
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パッと読むための目次
体重移動では飛距離が出ない!?
体重移動というと「上半身の重心をどちらかの足に乗せる」と思っているゴルファーは少なくありません。
このような意識をもって、単純に左右に体重移動をすることで、
- 体が伸び上がってしまう
- スイング軸が左右にブレてしまう
などの症状が起こり、その結果、ミート率が下がってしまいます。
ミート率が下がるということは、飛距離も出ないし、方向性も悪くなるということにもつながります。
ゴルフで飛距離アップをしたいなら、ボールをしっかりとクラブの芯で当てるということが大切です。
特にミート率が低いアマチュアゴルファーは、ヘッドスピードを上げることよりもミート率を上げることに意識を向けた方が、効率良く飛距離アップをすることができます。
ヘッドスピードは体力的な要素が強いので、ヘッドスピードを上げることは大変ですが、ミート率は少しコツを掴めば簡単に上がることが多いのです。
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ゴルフスイングに体重移動は必要か!?
ところで、ゴルフスイング中に「体重移動」は必要なのでしょうか?
体重移動しないゴルフスイングというものは存在するのでしょうか?
よく聞かれるこの「スイング中の体重移動の疑問」について、2019年の中日クラウンズで、最終日最終組でスタートするも惜しくも5位となった貞方章男プロは、こう言っています。
つまり、勝手に体重は移動するものであり、腰の回転だけで、体重移動は起きるということです。
ゴルフのスイングは、基本的には下半身は固定されていて、その中で上半身は左右に回転します。
つまり、左右への目に見えるような体重移動はしませんが、自然と「重心」が右足左足方向に移動するというのが理想的なゴルフのスイングです。
下半身と上半身が同時に右へ移動してしまうと、捻転差が作られないのでヘッドスピードも上がらないというデメリットもあります。
体重移動は意識してするものではなく、自然と起こるもの。
体重移動ではなく重心移動。
これを頭に入れてスイングをしてみましょう!
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重心移動だけで飛ぶことが実感できるドリル
ゴルフスイングでは、意図的に、上半身の重心を左右の足に乗せるような体重移動は必要ありません。
「体重移動」というよりも「重心移動」です。
「重心移動」は、シンプルに靴の中で右足内側、左足内側を踏み込むと考える方がよいでしょう。
それを体感できるおすすめのドリルがありますので、ぜひ、試してみて下さい。
- 両足を靴1足分開いてアドレスをとる
- そのまま体の回転だけでボールを打つ
たったこれだけのドリルです。
両足の幅を狭めることで、左右に大きな体重移動をしようとするとバランスを崩してしまいますので、自然と身体の回転だけでボールを打つことになります。
スウェーしてしまうほどの体重移動のクセがついている人は、両足の外側で何かを踏みつけることもおススメです。
両足外側にモノを置き、それを踏みつけることで、自然な体重(重心)移動が身についてきますし、必然的に股関節にグッと体重が乗り、腰の回転がスムーズに行えるようになります。
このドリルを試すことで、左右の大きな体重移動を抑えることができるようになるため、ミスヒットが激減し、飛距離アップも図ることができるはずです。
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まとめ
今回は、飛距離アップをしたいなら、左右の「体重移動」を「重心移動」にするというお話でした。
「体重移動は、意識してするものではなく、結果として重心が移動するだけ」
ということを意識してスイングをしましょう!
上半身の重心を左右の足に乗せるという体重移動をしないスイングを体感するためには、「両足を狭めた状態でボールを打つドリル」、そして、「両足外側にモノを踏み込んで打つドリル」がオススメです。
ぜひ、試してみて下さい!
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