「プロゴルファーのスイングリズムを真似してみても、さっぱり上手くならない…」
このような悩みを持っている人はいませんか?
ゴルフのスイングに悩んだら、上手な人のスイングを真似してみるというのは、ある意味「正解」です。
プロゴルファーたちは、飛距離や方向性に対して効率的なスイングをしているからです。
ただし、どのようなプロのスイングを参考にするのが効率的なのかを考えることが重要です。
男子プロと女子プロ、アマチュアゴルファーが参考にすべきスイングは、女子プロのスイングです。
今回は、アマチュアゴルファーが女子プロゴルファーのスイングを参考にした方が良い理由を紹介します。
パッと読むための目次
女子プロゴルファーのスイングがお手本になる理由
打ち急ぎはミスショットの原因になる
女子プロゴルファーのようにゆっくりとしたリズムでスイングをした方が良い理由として、どうしても早いリズムでスイングするとミスショットが多くなるという点があります。
マスターズの創始者で「プロより強いアマ」と呼ばれたボビー・ジョーンズはこういっています。
ミスショットの99.99%は早振りにある
~球聖 ボビー・ジョーンズ~
また、ジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマーと並びビッグ3と評されるゲーリー・プレイヤーも同じようなことを言っています。
速く振る人間に未来はない、ゆっくり振れば飯の種になる
~ゲーリー・プレイヤー~
アマチュアゴルファーは、本番では、どうしてもスイングのリズムが速くなってしまうという傾向がありますから、本番こそゆっくりとしたリズムでスイングをすることを意識した方が良いですね。
参考にするなら女子プロゴルファーである理由
ラウンド前日に、プロゴルファーの試合を見ていたら、次の日のゴルフのスコアがボロボロになった…
このような経験がある人はいませんか?
おそらくそのような人は、プロゴルファーのスイングを見て、自分のスイングのリズムが狂ってしまったからだと思います。
プロゴルファーを見て、「こんなスイングをしてみたい!」と思うことは自然なことですが、スイングのリズムまでプロゴルファーのスイングに近づけることは危険です。
スイングは目で見たものの影響を受けます。
そして、ゴルフのリズムは自分に合ったリズムというものがあるのです。
自分に合ったリズムを見つけるための1つの指標にヘッドスピードがあります。
アマチュアゴルファーのヘッドスピードは、平均で38~44m/sです。
ゆっくりなリズムでスイングをする人が多い女子プロゴルファーの平均ヘッドスピードは、41.3m/sです。
早いリズムでスイングをする人が多い男子プロゴルファーの平均ヘッドスピードは、49.2m/sです。
このヘッドスピードに関するデータから、
- ヘッドスピードが速い人は、早いリズムのスイングが合っている
- ヘッドスピードが遅い人は、ゆっくりとしたリズムのスイングが合っている
ということが言えます。
アマチュアゴルファーはゆっくりとしたリズムが合っていると言えるでしょう。
ゆっくりとしたリズムでスイングするメリットは?
ゆっくりとしたリズムでスイングすることで以下のようなメリットがあります。
- テイクバックでしっかりと肩を回すことができる
- インパクトでフェイスを戻しやすい
- しっかりとフィニッシュをとることができる
このようなメリットがあるから、ゆっくりとしたリズムで打つことでミート率、方向性、飛距離が上がります。
まとめ
早いリズムのスイングは、ミスが出やすいスイングです。
男子プロゴルファーの早いリズムのスイングを見ると、どうしてもそれに憧れてしまいますが、アマチュアゴルファーはゆっくりとしたリズムの方が合っていると思います。
ゆっくりとしたリズムのスイングにしても、どうしても本番になるとリズムが早くなってしまいますから、本番前には、しっかりと自分のリズムを守る練習をしましょう。
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